ジャケ・ドロー ふたつの「 グラン・セコンド スケルトン トゥールビヨン 」～カタログ・モデルと《オンリー・ウォッチ》出品モデルをレポート

ブランドを代表するシグネチャー、「8」の数字をテーマとしたグラン・セコンドにトゥールビヨンとスケルトンを組み合わせたグラン・セコンド スケルトン トゥールビヨン（GRANDE SECONDE SKELET-ONE TOURBILLON）を発表したジャケ・ドロー(Jaquet Droz)。

そして、同じムーブメントを使い、オンリー・ウォッチオークションのために異なる表現を実現したグラン・セコンド スケルトン トゥールビヨン 《オンリー・ウォッチ》（GRANDE SECONDE SKELET-ONE TOURBILLON « ONLY WATCH »)。

先日、ともに実機を拝見する機会を頂けたのでレポートします。



創業280周年記念の2018年に初登場し、毎年魅力的なバリエーションを増やすグラン・セコンド・スケルトン（GRANDE SECONDE SKELET-ONE）、懐中時計のような古典的なイメージだったグラン・セコンドのデザインと直線的な「抜き」を行ったスケルトンムーブメントを組み合わせ、よりコンテンポラリー(現代的)な新しい表現を実現しています。

今回、このスケルトンの意匠が初めてトゥールビヨンと組み合わされました。



通常のグラン・セコンドとは逆に、6時位置に時分針、12時位置にトゥールビヨンと秒表示が配置されたデザイン。
グラン・セコンド スケルトンのモデルと同じく直線的な構造で最適な強度を実現する地板のスケルトナイズが行われています。



フライングトゥールビヨンケージもスケルトンの意匠に合わせた直線的な専用のデザインが使われています。

文字盤は表からサファイアクリスタルとスモーククオーツの2層の構造、トゥールビヨン側のみ開口しているアプライドインデックスを備えたサファイアクリスタルと、8の字型に開口したスモーククオーツが重なることで秒と時分のインデックスが重なるグラン・セコンドのデザインを立体的に表現しています。

通常のグラン・セコンド スケルトンでは2枚重なっているのは時分側のみで秒は表側のサファイアクリスタルのみですが、より複雑な構造となっています。



裏からだと…スモーククオーツの「8」の字が伝わりますでしょうか…



角度を変えて…



最近のジャケ・ドローが推進する41mmの薄手のケースによって手首への収まりは良好。
大胆に抜かれたローターは静止状態ではほとんど見えませんが、巻き上げによって＋αの動きを披露します。

そして、同じムーブメントを使い、プリカジュールエナメルダイヤルを採用したのが…



オンリー・ウォッチバージョン！
スモーククオーツに代わり、ホワイトゴールドで仕切られた各部にエナメルを流し込んで焼成させた後、研磨することでステンドグラスのような表現を実現したプリカジュールエナメルのダイヤルで今回のオンリーウォッチのテーマカラーであるオレンジ、レッド、イエローを表現しました。
プリカジュールエナメルの直線とムーブメントの直線、そしてトゥールビヨンケージの直線が調和しています。



大胆に抜かれたローターと、地板によって裏面からもプリカジュールエナメルを堪能することができます。

クリスティーズによる詳細ページ



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ジャケ・ドロー ブティック銀座
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www.jaquet-droz.com