クリスティアン・ヴァン・デル・クラーウと ジュネーブウォッチデイズでの再会~名古屋市科学館モデルを拝見

 By : CC Fan

ジュネーブウォッチデイズで、クリスティアン・ヴァン・デル・クラーウ共同オーナーのピム・コースラグ氏と再会、マニュファクチュールキャリバーや名古屋市科学館モデル、これからの展開について話を伺いました。



ピムは息子を連れており、現在は学生でインターン的に仕事を手伝っているとのこと。
正式なブースは出展していないものの、ジュネーブに滞在し、ビジネスパートナーとアポイントベースでミーティングを精力的に行っていました。
ボーリバージュホテルの屋外テラスで「自然光の下が一番きれいだから」という事で時計を拝見します。



リアルムーン。
CVDKは高級汎用ムーブメントに自社設計の天文モジュールを載せる、という古き良き独立時計師スタイルのコンプリケーションで、今まではテクノタイム社のムーブメントをベースにしたものを使っていました。



今回、マニュファクチュールキャリバーとしてブランドの世界観をより取り入れた意匠を散らしたものを開発。
「マニュファクチュール」の意味は自社で開発と設計を主導し、製造に必要な情報を社内に持っている、という意味として使っています。



こちらはマニュファクチュールキャリバーではないものの、個人的に好きなアリアドネ。
自然光の下で見るとダイヤルの美しさが分かります。



アーミン・シュトロームのブレスレット?と。



CVDKのマニュファクチュールキャリバーは全てが新規設計ではなく、あるムーブメントの設計をベースにしている、と言う「ウワサ」は流れていましたが、その真相についても伺いました。
それ自体は一般的な手法ですが、なぜその設計をベースにしたのか?が個人的には謎でした、今回伺った理由の一つは…



同じくオランダのブランド、グローネフェルドを率いるグローネフェルド兄弟からの推薦があったから、とのこと。
確かに彼らも同じムーブメントを使いこなしています。
「オランダコネクション」と理解しました。

今年はブランド50周年という事でマニュファクチュールキャリバーの発表をはじめとして様々な取り組みが行われており、「最大」のプラネタリウムを持つ名古屋市科学館と「最大と最小」のコラボレーションもその一つです。



どちらかというと有彩色や濃色のダイヤルと組み合わされることが多かった印象のプラネタリウムをシルバーのハンドエングレーブダイヤルと組み合わせることでよりシンプルにまとめました。



科学館の外装の球体に印された緯度経度のイメージをそのままシンプルに文字盤に表現しています。



プラネタリウムとカレンダー機構とダイヤルが同系統の色になることによってよりシンプルな印象、と感じます。



個人的には「毎日使って欲しい」時計です。



名古屋市科学館モデルは既に日本橋三越に入荷済み、是非ご覧ください。
ただ、イベントなどで移動していることもあるそうなので、念のため確認をお勧めします。

ブランド50周年、という事で年末に向けてニュースが控えているようでこれからも注目です!


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