モーロン・ミュジー 創業者クリストフ・ミュジー来日イベントをレポート
By : CC Fan3月13日に行われたモーロン・ミュジー(Mauron Musy)イベント、東京会場となったノーブルスタイリングに、創業者クリストフ・ミュジーが来日、ブランドの説明と新コレクションUNIXを日本で発表しました。
イベントの様子をレポートします。

ブランドについてプレゼンテーションする創業者のクリストフ・ミュジーとセールス・マネージャーのクセニア・マンロウ。
宇宙産業や原子力で使われている樹脂を使わないシーリング技術をウォッチメイキングに応用し、高度な金属加工技術と組み合わせることでゴムのOリングを使わず金属のみで防水を実現するnO-Ringテクノロジーを実現しました。
この技術と「スイスメイドを超えた」スイスクラフテッド、そしてファミリービジネスによって年産600本という独立性を特徴としている、と概要が説明されます。

コア技術であるnO-Ringテクノロジーについての解説、平面度を確保し傷のない金属面とサファイアクリスタル風防の間に薄い金属製のガスケットを挟み約25Kgの圧力をかけることでがガスケットが僅かに弾性変形し隙間を埋め、密閉を実現にします。
その後、コの字型の部品で押さえ込むことで圧力がかかった状態を維持します。
「外装のコンプリケーション」と称するような高度なシステムです。

コスト換算で60%がスイスから調達すれば名乗ることができる「SWISS MADE」では不十分と考え、全ての部品をスイスで調達する「スイス・クラフテッド」を提唱。
ほとんどの部品は「工房から60kmの範囲」から調達しており、ラジューペレベースのムーブメントも同じ基準です。

独立時計師のフレデリック・ジュヴェノーとコラボしたHPM1。
12のインデックスで24時間を表示するジャンピングアワーモジュールを自社ムーブメントと組み合わせています。
どこか聞いたな…と思っていたら2023年のTIME TO WATCHで拝見していました。

12個のインデックスが1時間に1回反転することで時刻を表示するシステムで、0時の時は全てのインデックスが黒で1時間ごとに色があらわれ、12時(正午)ですべてのインデックスが色付きに、午後は逆に色が黒に変わっていくことで午前と午後の区別がつきます。
電子回路で言うリングカウンタの一種、ジョンソンカウンタのような動きです。

日本で実機プレミアとなるMU06 UNIX(ユニックス)コレクション。
41mm径に小型化したケースと10気圧防水で男女問わず使いやすいサイズ感の新作です。

プレゼンテーション後はクリストフ・ミュジー自らnO-Ringの組み立てを実演。
寸法精度が高いパーツたちが適度な抵抗でスムースに組みあがります。

四分割された押さえ込むためのコの字状のパーツとそれを繋ぐブリッジパーツが機能を体現した独特のデザインを作り出しています。
ラグも統合されてスマートな外見に。

横から見ると、サイドのパーツが挟み込んでいることが分かります。

新コレクションのユニックスでは各部がより小型化し、より幅広い層に受け入れられそうなサイズ感に。

連結するブリッジパーツがそのままラグの役目も兼ねていることが伺えます。
この構造によって41mmと言う数字から受ける印象よりラグ距離が短いため、より小さく感じます。

クリストフ・ミュジーの元々のバックグラウンドが金属加工からスタートしたブランドと言う事で、文字盤も金属部品の組み合わせで作るポリシーだそうで、「接着剤と印刷は使わない」とのこと。
文字盤は主にレーザー加工で作っており、素材は何でも可能だそう。
ケースも同様にチタンから貴金属までさらに表面加工も可能、とのこと。

nO-Ringの要、金属の薄板で作られたガスケットとサファイアクリスタル風防。
嵌め込んだだけで容易に外れなくなるような精度でカッチリと作られています。

HPM1の実機も…
シンプルな仕組みでわかりやすいと感じます

さまざまなバリエーションのユニックス。

ムーブメントはマイクロローター自動巻き。
ケースデザインに合わせてブリッジなどのデザインを揃え、統一された世界観を構築しています。

最近のトレンドに合わせてツールフリーで交換できるベルトのオプションも豊富に用意。
イメージに合わせてコーディネートが楽しめます。

ありがとうございました!
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