ショパール新作「ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ:トリビュート トゥ サー・スターリング・モス」~伝説のドライバーに捧げるショパールのリミテッドエディション

 From : Chopard (ショパール )




「ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ:トリビュート トゥ サー・スターリング・モス」~伝説のドライバーに捧げるショパールのリミテッドエディション


ショパールの「ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ トリビュート トゥ サー・スターリング・モス」は、モータースポーツ史における最も偉大な功績のひとつを称える特別なタイムピースです。メゾン独自のルーセントスティール™製の直径40.50mmのケースに高精度クロノグラフムーブメントを搭載したこのモデルは、1955年のミッレ ミリアでスターリング・モス卿が伝説的な勝利を収めてから70周年を迎えることを記念し、70本の限定エディションとして発表されます。同年5月1日、モス卿とコ・ドライバーのデニス・ジェンキンソンは、1,000マイルを走破する過酷なカーレース1000 Migliaで、10時間7分48秒という記録を打ち立て、チェッカーフラッグを受けました。平均速度は驚異の時速97.96マイル/時(157.65 km/h)に達し、この記録は今もなお破られていません。

©Patrick Csajko

伝説のタイムに捧げる至高のタイムピース
ショパールは、スターリング・モス卿とデニス・ジェンキンソンが、1955年のミッレ ミリアで成し遂げた伝説的勝利から70周年を迎えることを記念し、「ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ」の特別エディションを発表します。
わずか70本限定の「ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ トリビュート トゥ サー・スターリング・モス」は、直径40.50mmのケース素材にショパール独自の合金であるルーセントスティール™を採用しています。リサイクル率80%を誇るこの合金は、高い耐久性と美しい輝きを兼ね備えています。

2023年にリデザインされた「クラシック クロノグラフ」を踏襲し、ケースにはビンテージレーシングカーの構造を彷彿させる溶接ラグが施され、ディテールに至るまでのこだわりが魅力です。ショパール共同社長カール‐フリードリッヒ・ショイフレは次のようなコメントを添えています。

『ミッレ ミリアに長年参戦してきた者として、この伝説的なレースにふさわしい卓越したタイムピースで敬意を表することは、ごく自然の成り行きでした』。

特徴的な‘glass box(グラスボックス)’サファイアクリスタルからシルバートーンのオパーリン仕上げの文字盤をクリアに眺めることができます。この文字盤は、スターリング・モス卿が優勝時に駆った“シルバーアロー”時代のアイコン、「メルセデス・ベンツ 300 SLR」のマットシルバー仕上げを彷彿とさせます。グレードX1のスーパールミノバ® を塗布したバトン型針とアワーマーカーは、過酷なナイトラリーにおいても優れた視認性を確保します。さらにパンチング加工を施したブラウンのカーフスキンストラップは、オンロードでもオフロードでも快適な装着感を提供します。


英国の伝統とスイスの精度
このタイムピースには、COSCの認定を受けた高精度の機械式自動巻きクロノグラフムーブメントが搭載され、54時間のパワーリザーブを備えています。ベゼルにはタキメータースケールを配し、スポーツウォッチとしての実力を際立たせています。シースルーの美しいケースバックには、センターにシリーズ70本限定エディション、その周囲には“ミッレ ミリア”のモチーフが配され、レースの日付、そしてモス&ジェンキンソンコンビの記録タイムが記されています。
サファイアクリスタルには、チェッカーフラッグとユニオンジャックを組み合わせたモチーフがエングレーブされ、このタイムピースの名を冠したドライバーの英国的レガシーへのさりげないオマージュが込められています。


周到な準備から生まれる完璧な走行
1955年のミッレ ミリアで、スターリング・モス卿&デニス・ジェンキンソンのコンビが驚異的なパフォーマンスを発揮できたのは、綿密な準備の賜物でした。彼らの愛車は、非常に狭いオープントップのロードスターで、300馬力を誇る燃料噴射式の直列8気筒エンジンを搭載し、ボディには超軽量のエレクトロン(Elektron)製マグネシウム合金が使用され、車両重量はわずか901キロに抑えられていました。



レース本番までの数か月間、ふたりはコースを綿密に研究しました。『Motor Sport』誌のジャーナリストでもあったデニス・ジェンキンソンは、スターリング・モス卿と共にメルセデス・ベンツの市販車に乗り込み、全ルートを何度も走破しました。彼は18フィート(約5.5メートル)のスクロール(巻紙)に、道中のあらゆるコーナー、危険箇所、路面の微妙な変化に至るまで細かく記録しました。このスクロールは、ダッシュボードに取り付けられたジェンキンソン自らが設計した装置で、巻き戻し・送り出しが可能になっていました。


©Patrick Csajko

耳をつんざくような風切り音とエンジン音のため、走行中の会話は不可能でした。そこで、デニス・ジェンキンソンは高速走行中に指示を伝えるための独自のハンドサイン・システムを開発しました。「ミッレ ミリアは、スタートの旗が振られるその瞬間まで、私が本当に恐怖を感じた唯一のレースでした」と、スターリング・モス卿は後に認めています。

万全の対策を講じていたとはいえ、レースには予想外の波乱がつきものです。彼らは、わら束に接触し、ラディコーファニ峠で溝にはまり、さらにピットストップでは、メカニックが給油を終える前に28秒でピットストップを終えて発進してしまうというトラブルに見舞われました。それでも彼らは勝利を収め、未だ破られることのない記録を樹立し、歴史に名を残しました。『Motor Sport』誌に掲載されたデニス・ジェンキンソンによる彼らの旅の記録は、モータージャーナリズム史上最も高評価を得ている記事のひとつとされています。


ミッレ ミリアとともに歩んだ38年、揺るぎない友情
スターリング・モス卿とショパールを結んだ揺るぎない絆は、モータースポーツと伝説のミッレ ミリアへの共通の情熱に根差していました。彼とショイフレ家との友情は、互いへの敬意とクラシックカーへの愛によって育まれ、モス卿は長年にわたりショパールの「ミッレ ミリア」ウォッチを愛用することでも知られる存在となりました。かつて彼はこう語っています。
『私にとって、ショパールは最高の時計のひとつであり、他の時計を身に着けることはほとんどありません』。


©Bruno Lyet

1988年以来、ショパールはミッレ ミリアのワールドスポンサー兼オフィシャルタイムキーパーを務めており、この伝説的レースの開催を記念する新作ウォッチを毎年発表しています。ショパール共同社長カール‐フリードリッヒ・ショイフレは、1989年以来、毎年1000 Migliaに参戦しており、今年で37年連続の出場を果たしています。



【技術仕様】
ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ トリビュート トゥ サー・スターリング・モス
Ref. 168619-3012
価格:1,551,000円
70本のリミテッドエディション
ショパールブティック限定販売

ケース:ルーセントスティール™
・外径 40.50 mm
・厚さ 12.88 mm
・防水性 50m
・ステアリングホイールを刻んだルーセントスティール™製
・ねじ込み式リューズ 7.5 mm
・ローレット加工を施したプッシャー
・ポリッシュ仕上げのベゼルとラグ
・外周に「Mille Miglia」モチーフを配したシースルーケースバック、新記録を達成した日付&タイムを刻印
・反射防止加工の“Glass-box”サファイアクリスタル
ムーブメント:機械式自動巻きクロノグラフ ムーブメント
・ムーブメントサイズ:外径 28.60 mm/厚さ 3.75 mm
・石数 37
・振動数 毎時28,800回(4Hz)
・パワーリザーブ:54時間
・COSC(スイス公式クロノメーター検定局)認定
文字盤と針:シルバーオパーリン仕上げの真鍮製文字盤
・ミニッツトラックにブルーの転写
・インナーベゼルにタキメータースケール、ブルーの転写
・レッドカラーの「Mille Miglia」ロゴ
・スーパールミノバ® グレードX1を塗布したアラビア数字のインデックス
・スーパールミノバ® グレードX1を塗布したロジウム仕上げのバトン型時針、分針
・ロジウム仕上げのバトン型クロノグラフカウンター針
・中央にロジウム仕上げスウィープセコンド針、先端にレッドのアクセント
機能と表示:中央に時、分表示
・6時位置にスモールセコンド
・4‐5時位置に日付表示
・ストップセコンド機能
ストラップとバックル:パンチング加工を施したブラウンカーフスキンレザー
・トーン・オン・トーンのステッチ
・ルーセントスティール™製ピンバックル


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