モリッツ・グロスマンより「トレンブラージュ グリーン」発売~手彫りで彫金を施したトレンブラージュ・ダイヤルの数量限定新作

 From : Moritz Grossmann (モリッツ・グロスマン )



モリッツ・グロスマンが新たな世界限定モデル「トレンブラージュ グリーン」を発表

モリッツ・グロスマンは手彫りでダイヤルに彫金を施したトレンブラージュの新作「トレンブラージュ グリーン」を発表します。
自然や季節の始まりといった特別な意味を持つグリーンダイヤルは多くのモデルに用いられるようになりましたが、モリッツ・グロスマンはただの流行色として捉えることなく、控えめながらも印象的な深みのあるカラーを採用しています。



古典的な彫金技法を用いた美しいダイヤルに引けを取らない、自社製キャリバーのパーツに施される芸術的な仕上げの数々が、見た目だけでなくムーブメントにもこだわり続けるマニュファクチュールの理念を感じさせます。

ウォッチメイキングの技術と時計を彩る装飾技法には何世紀にもわたる伝統が根付いています。歴史的な時計職人であるモリッツ・グロスマンの遺産が現代のマニュファクチュールの基礎となり、伝統を守りながらモダンな雰囲気を纏うコレクションの製作を続けています。



新作トレンブラージュ グリーンはまさに伝統と現代の技術を併せ持つモデルです。伝統的な彫金技法のひとつであるトレンブラージュ仕上げを施したダイヤルに、グリーンのカラーコーティングをかけています。18Kローズゴールドモデルと18Kホワイトゴールドモデル、それぞれ世界限定8本ずつのリミテッドモデルです。



グリーンダイヤル
トレンブラージュ グリーンに用いられるジャーマンシルバー製のダイヤルには、いくつもの専用工具を使い分けて仕上げる伝統的なエングレービングが施されています。細かく隆起したダイヤルが光の反射を和らげマットな質感を生み出しています。手彫りされたトレンブラージュダイヤルにはカラーコーティングが施され、深みのあるグリーンがシンプルなデザインに調和します。



ダイヤルの立体感も特別な彫金ダイヤルの美しさを引き立てます。一枚の地板をインデックスやスケールのラインに沿って彫ることで立体的に仕上げ、同じように「M. Grossmann」のロゴも立体的に彫られています。このロゴはモリッツ・グロスマンが19世紀に製作したポケットウォッチに使用されているものと同じデザインを採用しています。インデックスと目盛り、ロゴの表面にはサテン仕上げが施されています。



クラシカルな自社製の針は丁寧に磨かれており、ローズゴールドモデルにはローズゴールド製の針を採用し、ホワイトゴールドモデルにはスチール針を合わせています。

自社製キャリバー100.1
トレンブラージュ グリーンに搭載されるキャリバー100.1には完璧な仕上げが施されており、ケースバック側からパーツ1つ1つの美しい装飾を見ることができます。



幅広のグラスヒュッテストライプとパーツのエッジ部分に見られる丁寧な面取りが光を受け輝き、シックな色調のムーブメントを彩ります。ムーブメントに刻印されるモリッツ・グロスマンのブランド名とグラスヒュッテの文字は筆記体で手彫りされています。

世界限定各8本のリミテッドモデル
トレンブラージュ グリーンは18Kローズゴールドモデル、18Kホワイトゴールドモデル共に各8本の世界限定モデルです。どちらのモデルにもブラウンアリゲーターストラップを合わせています。




【仕様】
トレンブラージュ グリーン
[特徴] グロスマン製テンプ/針合わせファンクション解除・時計リスタート用プッシャー/小型化したグラスヒュッテ式コハゼ装置(改良型戻し機能付き)/段差式テンプ受け、グロスマン製精密調整ネジによる緩急調整装置/表面処理をしない洋銀の3分の2プレートおよび支柱構造/3分の2プレート・テンプ受け・ガンギ車受けのハンドエングレービング/3段のサンバースト模様で装飾された角穴車/平型ネジ留め式の盛り上がったゴールドシャトン/個別に取り外し可能なクラッチ式巻き上げ機構/針合わせ用ストップセコンド機能

Ref. MG-003864
ケース: 18Kローズゴールド
ダイヤル: トレンブラージュ仕上げ、グリーン
針: 18Kローズゴールド製、ポリッシュ仕上げ
価格:予価¥11,165,000 (税込)
限定数:世界限定8本


Ref. MG-003865
ケース: 18Kホワイトゴールド
ダイヤル: トレンブラージュ仕上げ、グリーン
針: スチール製、ポリッシュ仕上げ
価格:予価¥11,165,000 (税込)
限定数:世界限定8本



[共通仕様]
ムーブメント: 自社製キャリバー 100.1(手巻き/5 姿勢調整)
・部品数: 198 個
・石数: 20石(うち3個はネジ留め式ゴールドシャトンに使用)
・脱進機 :アンクル脱進機
・調速機: 質量ネジ4本および調節ネジ2本を装着した耐震軸受式グロスマン製テンプ、ニヴァロックス1ヒゲゼンマイ(ブレゲタイプ80番、グスタフ・ゲルステンベルガー案に基づく)
・テンプ 直径:14.2mm 振動数: 18,000振動/時
・パワーリザーブ: 完全巻き上げ状態から約 42 時間
・機能: 時、分、ストップセコンド機能搭載スモールセコンド、グロスマン製プッシャー付き巻き上げ機構
・操作: リュウズ1個 18K ゴールド(巻き上げおよび時刻設定用)
・プッシャー1個 18K ゴールド(ムーブメントのスタート用)
・ムーブメントサイズ 直径:36.4 mm、厚さ5.0 mm
ケース:スリーピース、18Kローズゴールドまたは18Kホワイトゴールド
・ケースサイズ 直径:41.0 mm、厚さ11.35 mm
・風防 片面反射防止加工をしたサファイアクリスタル
ダイヤル:トレンブラージュ仕上げ、グリーン
・針 手仕上げ、ポリッシュ仕上げ、18Kローズゴールドまたはスチール
ストラップ:18Kゴールド製ピンバックル付きの手縫いアリゲーターストラップ



【お問い合わせ】
モリッツ・グロスマン・ジャパン株式会社
東京都文京区小石川4-15-9
Tel: 03-5615‐8185
Fax: 03-5615‐8186


[モリッツ・グロスマン]
モリッツ・グロスマンは1826年にドレスデンに生まれ、偉大なドイツ人時計職人たちにおいて先駆者とみなされます。若く才能に恵まれた時計職人であったグロスマンは、友人のアドルフ・ランゲの説得により1854年に自身の工房をグラスヒュッテに設立しました。評価の高い時計企業を運営する一方で、グロスマンは政治的・社会的な活動に努め、1878年にはドイツ時計学校を設立します。1885年にモリッツ・グロスマンは突然亡くなり、彼の死とともに時計マニュファクチュールも解体されました。
このモリッツ・グロスマンの伝統的な時計作りが2008年に復活しました。時計師クリスティーネ・フッターが、かつてグラスヒュッテの時計ブランドであった「モリッツ・グロスマン」に出会い、その商標を取得し、構想を練り、素晴らしく繊細な腕時計とともに残された120年前のグロスマンの遺産を受け継いだのです。そして、個人の時計愛好家からの支援によって2008年11月11日にグロスマン・ウーレン社がグラスヒュッテに設立されました。今日のグロスマンの時計師は、歴史的な部分を単に模倣するのではなく、新たな伝統を作り上げています。モリッツ・グロスマンは、革新と卓越した技能を基に、伝統的であると同時に最新の仕上げ技術と高品質の素材を使い、時計作りにおける「新しい時代の原点」を創り出します。