H. MOSER & CIE.（H. モーザー）：
月の持つ物憂い美しさ

ミステリアスな魅力：人々ははるか昔から月に魅力を感じてきました。H. モーザーが、エンデバー・パーペチュアルムーン・コンセプト モデルでその月の姿を讃えます。極めてコンテンポラリーなこの2つのモデルを通してこれまでで最も詩情豊かなコンプリケーションが再解釈されました。6 時位置に設けられた大きめの窓からは、目を引く美しい輝きの月が覗きます。永遠の月をこの手に、エンデバー・パーペチュアルムーン・コンセプトは最も高精度のムーンフェイズのひとつで、その誤差は1027 年でわずか 1 日です。



H. モーザーは、シンプルなデザインにムーンフェイズを取り入れ、月の姿の純粋な美しさを詩的に表現しました。ロゴもインデックスすらも配されていないダイアル上では、6 時位置の大きな窓から月が輝きます。回りにあるのは、惑星を取り巻く宇宙空間さながらの空間のみ。ステンレススチール モデルでは、その効果を Vantablack® 製のダイアルがさらに引き立てます。究極のブラック コーティングに用いられているのは、あらゆる物質の中で最も黒いとされる Vantablack® で、天体物理学の分野では望遠鏡、軍事分野では熱迷彩に使われています。垂直に並んだカーボンナノチューブ（筒状炭素分子）で構成されており、光を99.965%吸収する物質です。そのため、これまでで最も黒いブラック ダイアルと言えます。Vantablack® の黒は、まるでその中心で月が輝く深遠な恒星、すなわちブラックホールのようです。ステンレススチール モデルにはエレガントで静謐な洗練されたムーンフェイズが配され、コンテンポラリーで大胆なデザインとブラック レザーストラップが組み合わされています。



官能的な魅力の 5N レッドゴールド モデルは、H. モーザー独特のミッドナイトブルー フュメ ダイアルで、たそがれ時を思わせる深い光沢がケースのレッドゴールドとぴったりマッチしています。ブラウンのアリゲーター レザーストラップがそれをさらに引き立てます。



エンデバー・パーペチュアルムーン・コンセプトは自社製手巻きキャリバー HMC 801 によって駆動され、モーザー独自のモジュール型脱進機を備えています。このキャリバーは約 7 日間のパワーリザーブを確保し、パワーリザーブ表示はムーブメント側にあります。ムーンフェイズ システムの表示は、1 分以内に設定、読み取り、予測が可能な非常に精度の高いものとなっています。調整はケース側面のプッシュボタンで簡単に行うことができます。月の軌道周期は平均で 29.53059 日。もっと正確に言えば、29 日と 12 時間 44 分2.9 秒です。エンデバー・パーペチュアル・ムーン コンセプトは、複雑な輪列でこの周期を再現することで誤差を 1 日当たりわずか 0.23 秒、1027.30 年後で 1 日というわずかなものに縮めることで、現在市販されている中では最高レベルの高精度モデルとなっています。

エンデバー・パーペチュアル・ムーン コンセプトは、技術的な複雑度を体現する、エレガントでシンプル、そして優れた時計製造の伝統にふさわしいウォッチです。ステンレススチール モデルとレッドゴールドモデルが用意されており、2 つのリファレンスそれぞれについて 50 個限定製造となっています。

疑う余地のない H. モーザー スタイルの高級時計です。

技術仕様 – エンデバー・パーペチュアル・ムーン コンセプト

リファレンス 1801-1200、ステンレススチール モデル、Vantablack® ダイアル、ブラック レザーストラップ、50 個限定製造
リファレンス 1801-0400、5N レッドゴールド モデル、ミッドナイトブルー フュメ ダイアル、ブラウン アリゲーター レザーストラップ、50 個限定製造

ケース
ステンレススチールまたは 18Kレッドゴールド
直径：42.0 mm、厚さ：12.9 mm

サファイアクリスタル
「M」で装飾されたねじ込み式リュウズ

ダイアル
Vantablack®、またはサンバースト仕上げを施したミッドナイトブルー フュメ
リーフ型針の時針および分針
センターセコンドおよび AM/PM 針
ムーンフェイズ ウィンドウ

ムーブメント
自社製手巻キャリバー HMC 801
直径：34.0 mm または 15 リーニュ、厚さ：6.5 mm
振動数：18,000 振動／時
28 石およびネジ留めゴールド マウント
パワーリザーブ：7 日間以上（デュアル・バレル）
歯車とカナはすべてに面取りされたリングとモーザー独自の歯型を採用
独自のモジュール型脱進機
オリジナルのシュトラウマン・ヘアスプリング®
伝統的なゴールド製調整ネジ付きテンプ
ゴールドのガンギ車とアンクル

機能
時、分
センターセコンドおよび秒停止機構
AM/PM 表示 – 12 時から 6 時を指すときは AM（午前）を、7 時から 11 時を指すときは PM（午
後）をあらわす大きなムーンフェイズ表示
ムーブメント側のパワーリザーブ表示
ケース側面のムーンフェイズ調整プッシュボタン

ストラップ
手縫いのブラックまたはブラウンのアリゲーター レザー
ステンレススチールまたは 18K レッドゴールドのピンバックル、Moser ロゴのエングレービング

本件に関するお問い合わせは・・・
イースト・ジャパン株式会社 担当／田中
電話番号：03-6274-6120 FAX：03-6274-6121
メール：K.TANAKA@TOHOWATCH.COM

H. MOSER & CIE.（H. モーザー）
H. モーザーは Heinrich Moser により 1828 年に創設されました。ノイハウゼン アム ラインファルを拠点とするこのブランドは現在、約 60 名の従業員を擁し、12 つの自社製キャリバーを開発し、年間に 1,500 個以上の時計を製造しています。H.モーザーは自社製品に使用する調速機構やヒゲゼンマイなどといった部品を自社内で製造する希少なマニュファクチュールです。それらの部品はパートナー企業にも供給されています。H. モーザーはモーザー家の人間を名誉会長とし、Heinrich and Henri Moser 基金の代表に迎えるという栄誉に浴しています。Heinrich Moser の子孫たちに設立されたMoser 基金は、一族の歴史を維持するために機能しており、Heinrich Moser 家が住まうシャルロッテンフェル城に併設のMoser 博物館に収蔵すべき昔のモデルの収集といった役目も担っています。時計製造に関するノウハウとこの分野での専門技術に裏打ちされた MELB Holding はH. モーザー、Hautlence という企業を擁するに至っています。MELB Holding は伝説的なジュウ渓谷を拠点とする家族経営の独立系グループです。