ジュリアーノ・マッツォーリ 「マノメトロ・コンプレスト」の発表と″強盗事件”被害について

 From : GIULIANO MAZZUOLI (ジュリアーノ・マッツォーリ )

Manometro Compressed



ブランドのオーナーであり、デザイナーである Giuliano Mazzuoli (ジュリアーノ・マッツォーリ)が、プレッシャー・ゲージからインスピレーションを得て、 2004 年 に誕生した Manometro (マノメトロ イタリア語で圧力計の意)。

ケース径 45.2mm 、ケース厚 14.8mm というスタイルを崩すことなくセメントや大理石などユニークなケース・マテリアル、ダイアルカラー・バリエーションを発表し、現在もなお、ブランドの主力モデルになっています。
そんな頑固なGiuliano がついに、この暗黙のルールを破りました。

そのニューモデルは、Manometro Compressed (マノメトロ・コンプレスト)。
ケースの厚みがリューズ径とほぼ同じ9.5mm 、文字通り、薄型 Manometro です 。



ケースが薄くなったことを除き、 Manometro Compressed の主なスペックは従来のモデルと変わらず、ポリッシュ仕上げ、ステンレススティール製の大型シリンダー型ケースで、リューズは 2 時位置、トスカーナで手作業にて製作されたレザー・ストラップがケースにダイレクトに取り付けられています。



【TECHNICAL INFORMATION】
ケース: ポリッシュ仕上げのステンレススティール
ケースサイズ: 45.2 (径 x 9.5 (厚 mm
ムーブメント: 25 石自動巻き キャリバー ETA 2824/2
振動数: 28,800 A/h 4 Hz
パワーリザーブ: 約 40 時間
機能: 時・分・秒表示
ダイアル: アイボリー、ブルー、ホワイト
ガラス: ドーム型サファイア・クリスタル 無反射加工
ストラップ: トスカーナ産のナチュラル・レザー ステンレススティール製のピンバックル
防水性: 5 気圧防水
品番 :
MNCP01(アイボリー・ダイアル) 
MNCP03(ブルー・ダイアル)
MNCP05(ホワイト ・ダイアル) 



新製品のリリースと共に、残念なニュースも併せてお伝えしなくてはなりませんが、この事件で盗まれた作品が販売され、ユーザーが間接的に被害を受ける可能性もあり、公開いたします。


【Giuliano Mazzuoli 強盗事件】

96年間、 5月 12日は私の母の誕生日でした。
2019年 5月 12日、私が作り上げたオブジェとブランドに衝撃が走りました。

それは先週の日曜日の午前10時ころ のことです。私 は 個人的な理由で会社の本社に行ったところ、奇妙なことにドアが開いていたのに気がつきました。部屋の中は何事もなかったかのように見えましたが、床にはプラスチックを接着テープでつなぎ合わせた長さ 3~4メートルの棒がありました。私は誰が何の目的でこのようなものを作ったのか知る由もありません。 その棒は、部屋の入口近くにある金庫のそばにありました。もちろん金庫は閉まっていましたが、警報システムはオフになっていました。



私は不審に思いました。 私はその存在がほとんど知られていない部屋の方向に進みました。そうすると、その部屋のドアは開いていて、灯りもついていました。部屋からは何かが燃やされたような独特な強い匂いがしました。私は部屋の中に入っていき、そこには、まるで戦時中かという風景がありました。そこには、私の時計の影さえなく、残骸と恐怖のみがありました。

私は家族と法執行機関に緊急通報しました。



72歳の私は泣きたくなりました。 私は、 兄貴のような存在であり、ウォッチメイキングのこともよく知っている友人に電話して話しかけました。すると彼は、 このようなひどい事件に遭遇するのは、 あなたの時計は興味をそそられるものであり、 それに見合う価値があるということを証明しているということだから、と元気づけてくれました。
私自身は、Manometroが泥棒の気を惹くとは思いませんでしたが…。

約4メートルの奇妙な棒は、警報システムを無力化して破壊するためのものでした。その姿がいまだに私の心の中にあります。部屋の中に残っている匂いは、グラインダーで金庫を切削する際に発生したディスクの切り子で燃えた床からのものでした。私はまだ鼻の中にその匂いが残っています。そして部屋の中にも。



この事件に関しての画像が公開されました。美しい画像しかリリースしない私の会社から、このような恐怖の画像が公開されたことを残念に思います。

”Giuliano Mazzuoli”ブランドに興味がある方は 、 指定販売店ではないところからの広告やオファーは無視していただくようお願いいたします。


Giuliano Mazzuoli



関連 Web Site

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