A.ランゲ&ゾーネ “ランゲ1・25thアニバーサリー”モデル9作目 「リトルランゲ1・ムーン」とコンクール・オブ・エレガンス2019

 From : A.LANGE & SÖHNE (A.ランゲ&ゾーネ )


連載のブログ中で予言したとおり、9月の“月刊ランゲ1・限定”に選定されたのは「リトルランゲ1・ムーン」だった。
https://watch-media-online.com/blogs/2491/

そして、毎月24日発表が今回は5日(時差があるので日本は6日)に早まった。
これも何度か解説しているように、A.ランゲ&ゾーネが関係するイベントの開催日等と新作発表を同期させるための調整で、今回は後援しているイベント、ロンドン郊外のハンプトンコート宮殿で開催される、『コンクール・オブ・エレガンス』というクラシックカー・イベントの会期初日の発表となったためだ。

では以下、 「リトルランゲ1・ムーン」と『コンクール・オブ・エレガンス』について書かれたプレスリリースの全文を掲載。



“25thアニバーサリー”モデル9作目

リトル・ランゲ1・ムーンフェイズ

ひと回り小さなダイヤルに壮大な月のロマンを


ランゲ1誕生25周年アニバーサリーコレクションのリトル・ランゲ1・ムーンフェイズは、スタンダードモデルのリトル・ランゲ1・ムーンフェイズにはないハンドエングレービング入りのホワイトゴールド製ムーンディスクで際立ちます。ケース直径36.8ミリと小柄なこのエディションは、製作数わずか25本の限定版です。



時計界の話題をさらった1994年10月24日のランゲ1の発表に思いを馳せて製作する合計10本からなるアニバーサリーコレクションの9作目は、リトル・ランゲ1・ムーンフェイズ “25th アニバーサリー”です。

ホワイトゴールド製ケース、シルバーカラーに仕上げたシルバー製ダイヤル、そしてダイヤルに美しく映えるブルーのプリント文字とブルースチール針は、2色使いで統一されたアニバーサリーエディションに共通の特徴です。
このカラーコンセプトはムーブメントのディテールにも取り入れられています。洋銀製テンプ受けに、記念すべき年にちなんで25日を示すアウトサイズデイトのレリーフ彫りを施し、エングレービングの彫り線をブルーで仕上げています。そして、ダークブルーのアリゲーターベルにはホワイトゴールド製バックルを組み合わせました。



ランゲ1 ファミリーのどの手巻き式時計もそうであるように、2017 年に初披露されたリトル・ランゲ 1 ・ムーンフェイズもオフセンターデザインのダイヤルにアウトサイズデイトとパワーリザーブ表示 AUF/AB を搭載しています。 ムーンフェイズ表示は、 122.6 年が経過して初めて 1 日分の修正が必要になるという高精度を誇ります。

そして、グランド・ランゲ 1 ・ムーンフェイズ 25th アニバーサリー”と同じように、このモデルでもムーンディスクに手彫りで星空を描きました。
66つの星と無数の小さな点のきらめきの中にゴールドのつの星と無数の小さな点のきらめきの中にゴールドの月が浮か月が浮かぶ空には、奥行きすら感じられます。ぶ空には、奥行きすら感じられます。
さまざまな研磨法と研削法を駆使し、手作業で丹念に仕上げた自社製キャリバーL121.2は、毎時21,600振動で時を刻み、ツインバレルに3日分の動力を蓄えます。






リトル・ランゲ1・ムーンフェイズ “25th アニバーサリー”
Ref. 182.066
【ムーブメント】ランゲ自社製キャリバーL121.2、手巻き、ランゲ最高品質基準準拠、手作業による組立ておよび装飾、五姿勢調整済み、素材の特性を生かした洋銀製の地板および受け、彫り線をブルーでコーティングしたハンドエングレービング入りテンプ受け



ムーブメント部品数:411
石数:44石
ビス留め式ゴールドシャトン:8
脱進機:アンクル脱進機
パワーリザーブ:完全巻上げ状態で72時間
調速機:耐震機構付きチラネジテンプ、最高品質の自社製ヒゲゼンマイ、毎時21,600振動、スワンネック形バネと側面にある調整用ビスにより微調整可能な速度調整装置

【機能】時、分およびストップセコンド機能搭載スモールセコンドによる時刻表示/パワーリザーブ表示/ランゲ・アウトサイズデイト/ムーンフェイズ表示

操作系:ゼンマイ巻上げおよび時刻調整用リューズ/アウトサイズデイト用ワンタッチ調整ボタン/ムーンフェイズ表示調整用埋込み式ボタン
ケース寸法:直径:36.8 mm、高さ:9.5 mm
ムーブメント寸法:直径:30.6 mm、高さ:5.7 mm
風防ガラスおよび シースルーバック:サファイアクリスタル(モース硬度9)
ケース:ホワイトゴールド
ダイヤル:シルバー無垢、シルバー
針:ブルースチール
ベルト:手縫いアリゲーターベルト、ダークブルー(縫い目グレー)
バックル:ホワイトゴールド製ピンバックル
限定数:世界限定25本、限定番号01/25~25/25の刻印入り
◆予価:4,820,000円(税抜)
◆発売時期:2019年9月以降






A.ランゲ&ゾーネが協賛する
コンクール・オブ・エレガンス2019


ハンプトンコート宮殿の庭園で、ザクセンで高級時計を作り続けるマニュファクチュールと世界最高の美しさを誇るクラシックカーが相まみえ、将来のコレクターをも魅了します。



2019年9月5日から8日まで、最高級クラシックカーを愛する人々がロンドン近郊のハンプトンコート宮殿の広大な庭園で開催されるコンクール・オブ・エレガンスに集います。世界でも希少価値が高く最も美しい自動車として厳選された約60台のクラシックカーは、20世紀初めに興ったモータースポーツのパイオニアから現代のスーパースポーツカーへの変遷を物語ります。


●英国式庭園でザクセンの高級時計技法を披露するA.ランゲ&ゾーネ(コンクール・オブ・エレガンス2018にて)

このクラシックカーの祭典でメインスポンサーを務めるA.ランゲ&ゾーネは、最上級の工芸技術、いつの時代にも通用するデザイン、そして現代にふさわしいラグジュアリーを融合させた独自の展示を展開します。
「ハウス・オブ・ランゲ」では、A.ランゲ&ゾーネの最新コレクションの人気モデルをご覧いただくだけでなく、自社製キャリバーが組み立てられる様子を間近で見学するとともに、ご来場者ご自身も時計製作のスキルを試していただくことができます。
A.ランゲ&ゾーネはオープニング当日にキュー宮殿で晩餐会を催し、その場でランゲ1誕生25周年を記念する“25thアニバーサリー”コレクション全10モデルのうちの第9作目を発表します。


●クラシックなものへの情熱:ケイティ・フォレスト氏の腕元に見える1815アニュアルカレンダー。同氏は、昨年のコンクール・オブ・エレガンスに「ネリー」と名付けた1912年製ロールスロイス・シルバーゴーストで参加し、RACスピリット・オブ・モータリング賞を獲得。


A.ランゲ&ゾーネは、2018年よりコンクール・オブ・エレガンスを協賛しています。他にも、イタリアのコモ湖畔で開催されるコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステと、ドイツ・デュッセルドルフ近郊のディック城で開催されるクラシック・デイズを後援しています。
また、今年初めて、A.ランゲ&ゾーネは「ボンハムス・ロンドン・トゥ・ブライトン・ベテラン・カー・ラン」とロイヤル・オートモバイル・クラブが設けたヒストリック・アワードにも協力しています。ランゲCEOのヴィルヘルム・シュミットにとって、コンクール・オブ・エレガンスには特別な意味があります。
「このコンクールの参加者と来場者を見ていると、文化価値の高いものを維持していくために尽力している若い人々が年々増えているのが分かります。ケイティ・フォレストさんは、家族が所有する100年以上も前に製造されたロールスロイスを運転するだけでなく、メンテナンスも自分でされるそうです。そしてエヴァン・ツェマさんは、ブルース・マッカー氏の偉大なコレクションを管理しておられます。このお二人は、次世代の理想を追い求めるコレクターと熱烈なファンを代表する若者です。彼らは、クルマでも時計でも、メカニズムのマスターピースはそれを創造した人の情熱と物語によって時を超越した芸術作品になるということを知っています。だからこそ、彼らはメカニズムの傑作を永遠に保存するためにあらゆる努力をするのです。」


●二つのメカニズムの傑作の間に流れる100年の歳月:2012年発表のダトグラフ・アップ/ダウンのランゲ自社製キャリバーL951.6の背後に見えるのは1912年製ロールスロイス・シルバーゴースト


以上、プレスリリースより掲載。


A.ランゲ&ゾーネが1月からつづけてきた“ランゲ1・25thアニヴァ―サリー”連続新作発表も、残すはあと1モデル(ほとんどランゲ1 トゥールビヨンに間違いナシ)となったが、1月のSIHH会場でティノ・ボーべにこっそり聞いた「10作のうち、一番のお薦めはどれか?」という質問に、彼は「Last One!」と即答してくれた。
さてその意味するところは?
そして、そこにはどんな意匠が込められているのか、ちょっと楽しみだ!!






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