パルミジャーニ・フルリエ 2020年新作「トンダ 1950 ムーンボー」~月の虹がかかるアベンチュリンの夜空とフライングトゥールビヨン
From : PARMIGIANI FLEURIER (パルミジャーニ・フルリエ )トンダ 1950 ムーンボー
月の虹がかかるアベンチュリンの夜空
宝石の虹が包む、アベンチュリンの空。星が散りばめられた夜空には、フライングトゥールビヨンが静かに鼓動します。『トンダ 1950 ムーンボー』には、月の灯りによってほのかに現れる月虹が、ベゼルに映し出されています。
「見ることを学んだ者が、芸術を手にする」と言うのは、幼いミシェル・パルミジャーニが父親から教えられたこと。この言葉は、パルミジャーニ・フルリエのものづくりの哲学を要約しています。『トンダ 1950 ムーンボー』には、ベゼルに月の虹(ムーンボー)と、ダイヤルにスパイラルギャラクシー(渦巻銀河)を表現しています。
月虹は、まさに観察する力をもってこそ見える、特異で神秘的な現象です。
7 時に配置されたフライングトゥールビヨンが、宇宙に浮かぶスパイラルギャラクシーを連想させ、星に囲まれて正確な鼓動を打ちます。超薄型モデル「トンダ 1950」と、トゥールビヨンの7時位置は、1950年12月2日午前7時8分に生まれた創業者ミシェル・パルミジャーニへの敬意の表れです。
時計師にとっての挑戦である薄型トゥールビヨンムーブメントの開発にあたって、パルミジャーニ・フルリエは、プラチナマイクロローターをムーブメントのプレートに組み込むことで、厚さ3.4mm という超薄型を実現させました。ムーブメントは、見えないパーツまでが美しい装飾で、手作業で仕上げられています。
マニュファクチュールが誇る機械工学における知恵と技術を載せたこのモデルは、外観には宝石職人の技術も際立って見てとれます。夜に起こる気象現象で、めったに見られないムーンボーを、色とりどりの宝石を並べたベゼルに表現。厳選された最高級の石を、それぞれが完璧な色合いとなるように並べ、色の微妙な変化を伴う虹のグラデーションを再現しました。
それは、数十時間に及ぶ労力と、正確な職人技を要するジュエリーアート。青、ピンク、オレンジ、黄色のサファイア、ルビー、ツァボライト、アメシスト、計40 石2.59 カラットのバゲットカットの宝石がベゼルを飾ります。
【仕様】
トンダ1950 ムーンボー
ローズゴールドブルーアベンチュリンギャラクシー
PFH279-1062500-HA3221
[ムーブメント]
キャリバー:PF517
巻き上げ:自動巻き
サイズ:14 ¼ ’ ’ ’(32mm)/厚さ3.4 mm
振動数:3 Hz ‒21,600振動/時
パワーリザーブ:48時間
部品数:207
石数:29
[機能]
時、分。60秒トゥールビヨン
[ケース]
サイズ:直径40.2 mm/厚さ9.4 mm
素材:18Kローズゴールド
防水性:30m
ケースバック:サファイアクリスタル
ガラス:反射防止加工されたサファイアクリスタル
カラーストーン:40石2.59カラット
ブルー、ピンク、オレンジ、イエローサファイア/ルビー/ツァボライト/アメシスト
[ダイヤル]
カラー:ブルー
仕上げ:ポリッシュ仕上げ
針:デルタ型スケルトン
[ストラップ]
ブランド:エルメス
素材:アリゲーター
カラー:アビスブルー
[バックル]
タイプ:アルディヨンバックル
素材:18Kローズゴールド
価格:15,480,000円(税抜)
【パルミジャーニ・フルリエにおけるアベンチュリンの補足】
ミシェル・パルミジャーニが1976 年に修復の工房を開いてから20年後、自身の名前を冠した時計メゾンが誕生し、いつしかその中心には修復のアトリエが据えられました。パルミジャーニ・フルリエの業績は、過去の作品が教えてくれることが根底にあり、当時の技術的な課題に対して新しいソリューションを提供することで成り立っています。
その一例に、19 世紀初頭に製作された噴水とフルートが描かれた鳥かごのオートマタクロックの修復の仕事があります。時計を土台にした鳥かごは、天井から吊れるようになっており、底面のダイヤルは下から見上げる構造になっています。
記録によると、かつては装飾にアベンチュリンガラスが使用されていましたが、いつの間にかガラスはなくなり青いメタリックペイントに換えられていました。
この修復を手がけて以降、パルミジャーニ・フルリエは、破損の可能性があるアベンチュリンという素材を、時計のダイヤルにのみ使用することにしました。風防にはサファイアクリスタルが使用され、時計を守るプロテクターとなっています。
【問い合わせ】
パルミジャーニ・フルリエ
03-5413-5745
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