2021年に向けて、ステップアップするリシャール・ミル レーシングチーム

 From : RICHARD MILLE (リシャール・ミル )


昨年10月に、「女性ドライバーのみで構成されたリシャール·ミル レーシングチームが、ル・マン24時間レース・LMP2で9位、全体で13位の好成績をあげる」というオフィシャル・ニュースを掲載したが、2021年のシーズンでも、FIA 世界耐久選手権(WEC)への参戦が決定。ドライバーは昨年から引き続き、女性3名、タチアナ・カルデロン、ソフィア・フローシュ、ベイスク・フィッセール。ブランドからの公式リリースを引用する。





2021年に向けて、ステップアップするリシャール・ミル レーシングチーム


新シーズンはリシャール・ミル レーシングチームにとって新たな挑戦です。
ヨーロピアン・ル・マン・シリーズでトップ10入りを果たした後、リシャール・ミルがスポンサーとなった女性のトリオはFIA世界耐久選手権に挑みます。



2020年のル・マン24時間レースでの素晴らしいレースだけでなく、世界で最も競争の激しい選手権の一つでの力強いパフォーマンスにより、リシャール・ミル レーシングチームは再び2021年のレースに向けて準備を進めています。



FIAの協力を得て、最高レベルにおいて、最も才能のある女性の育成を目指すリシャール・ミル レーシングチームは、今年もベイスク・フィッセール、ソフィア・フローシュ、タチアナ・カルデロンを起用します。



3人のドライバーは、シングルシーターの世界でスキルを磨いてきた、今日最も期待されているドライバー達です。タチアナ・カルデロンとソフィア・フローシュは、初日からこのチームに参加しており、レースのあったあらゆる場所でファイティング・スピリットを発揮しています。

●ソフィア・フローシュ


27歳のコロンビア人のタチアナは、アルファロメオのF1テストドライバーであり、競争の激しい全日本スーパーフォーミュラ選手権にも参加しています。

●タチアナ・カルデロン


20歳のドイツ人のフローシュは彼女が参加した全てのカテゴリーで際立ち、確固たる評判を獲得しました。3人目は女性のみのGTレースの優勝とWシリーズでの準優勝を果たしたオランダ出身の25歳、ベイスク・フィッセールです。

●ベイスク・フィッセール


2020年、ル・マン24時間レース、モンツァ4時間レース、ポルティマン4時間レースに参加し、彼女たちは由緒正しい耐久レースの脇役にならないことを証明しました。リシャール・ミル レーシングチームは、プライベートチームのみが参加できるLMP2クラスで、ヨーロッパの舞台を離れ世界のステージへ一歩を踏み出します。





「リシャール・ミル レーシングチームに残ることができ、とても感謝しています。」とタチアナ・カルデロンは話します。「FIA世界耐久選手権で世界最高レベルのドライバーたちを相手にレースをすることは、間違いなく私たちのキャリアにおいて画期的な出来事となるでしょう。」

「2021年もリシャール・ミル レーシングチームに残ることをとても楽しみにしています。昨年は新型コロナの影響でかなりクレイジーな一年で、シーズン中に遅れて参戦した事実もありましたが、チームのみんなと一緒に仕事をすることができて本当に楽しかったです。この経験を生かして今年のFIA世界耐久選手権に臨むことができればと思っています。」ベイスク・フィッセール



ベイスク・フィッセール、ソフィア・フローシュ、タチアナ・カルデロンの3人は、昨シーズンを十分に知ったギブソンエンジンを搭載したオレカ07という最先端のメカニカルパートナーを再び共有することになります。しかし、冬の間に導入されたルール変更にともない、3人とも最初のプロトタイプと比べるといくつかの違いがあることが予想されます。



「今年は新たな挑戦の年になりそうです。」とタチアナ・カルデロンは話します。「マシンは少しパワーが落ち、グッドイヤータイヤで走ることになるでしょう。できるだけ早くテストでマシンを研究しなければなりませんが、昨年の経験は何があっても役に立つでしょう。」「変更点は主にエンジンパワーとタイヤに関するもので、慣れる必要があります。」とベイスク・フィッセールは説明します。「チームは私たちがこれらのタイヤを理解し、最大限に生かして、良いシーズンを経験できるようにできるだけ迅速にサポートしてくれると確信しています」。



2020年と同様に、#1 オレカ-ギブソンのテクニカルサポートは2つのLMP2世界タイトルに輝き、ル・マン24時間レースの過去5回でホームに3つの勝利をもたらしたフィリップ・シノーのシグナテックチームに託されています。



「リシャール・ミル レーシングチームと冒険を続けられることを本当に嬉しく思います。スポーツの枠を超えて、多くの感動と情熱を生み出す非常にモチベーションの高いプロジェクトです。」とシグナテック・オートモービルズのディレクターであるフィリップ・シノーは続けます。「FIA世界耐久選手権への参戦するために一歩を踏み出しましたが、3人のドライバーのスキルとラーニングカーブを考えれば、自信があります。LMP2のルール変更に伴い、新しいパッケージや昨年とは異なるオペレーティングバランスなどで、新たな課題も出てくるでしょうが、我々には大きな野望があります。チーム内には素晴らしいダイナミズムが生まれていて、それが私たちのモチベーションを高め、可能な限り最高の結果を出したいという気持ちにさせてくれています。」



「経験豊富なエンジニアやメカニックが揃うシグナテックのようなチームが我々のサポートしてくれるのは素晴らしいことです。」ソフィア・フローシュは付け加えます。「そのおかげで耐久レースのルーキーであった、私たちの最初のシーズンはとても楽になりました。特にル・マン24時間レースでは、素晴らしいチームワークで、とても楽むことが出来ました。これから2年目のプロジェクトが始まりますが、またリシャール・ミル レーシングチームの一員として前に進むことができることを嬉しく思います。ル・マン24時間レースをハイライトに、素晴らしいイベントが目白押しです。今年は多くの観客が見に来てくれることを心から期待していますし、シーズンのスタートを楽しみにしています。」



リシャール・ミル レーシングチームは、アメリカのセブリングFLを皮切りにヨーロッパに戻り、伝説的なサーキットでのスパ・フランコルシャン6時間、ル・マン24時間、モンツァ6時間の3つのイベントに参加します。その後、秋口の富士6時間レースの為にアジアに向かい、その後シーズンフィナーレのバーレーン8時間レースに出場します。



「今年のFIA世界耐久選手権では我々の経験を生かしていきたいです。」とベイスク・フィッセールは話します。「私たちは新たなサーキットに参加します。それは常に新しいことを発見することが好きな私にとって素晴らしいことです。そしてモンツァにも戻ってきますし、特にル・マン24時間レースは本当にクールなレースになるでしょう」。

タチアナ・カルデロンは「私たちはすでにマシンといくつかのサーキットを知ることができました」と判断しています。「しかし、世界の状況を考えると、ヨーロッパ以外の地域への出向くことも多くなり、それ自体が課題となってくるでしょう。今後も改善を続け、チームとの強い絆を築き、結果を出すことができればいいなと思っています。今から楽しみにしています。」



2021 FIA世界耐久選手権 カレンダー
3月13-14日:プロローグ –セブリング(アメリカ)
3月19日:セブリング1,000マイル(アメリカ)
5月1日:スパ・フランコルシャン6時間(ベルギー)
6月12-13日:ル・マン24時間(フランス)
7月18日:モンツァ6時間(イタリア)
9月26日:富士6時間(日本)
11月20日:バーレーン8時間(バーレーン)



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