女性ドライバーのみで構成されたリシャール·ミル レーシングチームが、ル・マン24時間レース・LMP2で9位、全体で13位の好成績

 From : RICHARD MILLE (リシャール・ミル )




リシャール·ミル レーシングチームとセバスチャン·ブエミにとってセンセーショナルなル・マン24時間レース


先日行われたル・マン24時間レースはリシャール·ミルのモータースポーツパートナーにとって、センセーショナルなイベントでした。デビューを飾るリシャール·ミル レーシングチームには注目が集まりました。ソフィア・フローシュ、ベイスク・フィッセールそして、タチアナ・カルデロンの3人の女性ルーキーはミスのない走りを見せ、LMP2カテゴリーで9位、全体では13位となりました。そして、セバスチャン・ブエミはLMP1カテゴリーにおいてトヨタTS050ハイブリッドで3年連続の優勝トロフィーを手にしました。



タチアナ・カルデロン、ソフィア・フローシュ、ベイスク・フィッセールの3人は、リシャール·ミル レーシングチーム初めてのル・マン24時間レースを経験しました。
この3人の女性ドライバーは予選前の木曜日に2回の3時間フリー走行セッションがないという困難な課題に直面しました。しかし、ドライバー達は時間を最大限活用し、セッティングの微調整やミシュランの様々なタイヤコンパウンドで検証をしつつ、10回の必須のラップを完了させました。



45分間の予選はソフィア・フローシュに委ねられました。このドイツ人ドライバーは巧みなハンドリングをみせ、3分31秒020をマークしました。彼女のパフォーマンスは、パリ脳研究所のロゴをあしらったオレカ-ギブソン50号車にLMP2カテゴリーで20番目のポジションをもたらしました。続いて、クルーは金曜日の最終フリー走行セッションと土曜日の朝のウォームアップの前に義務付けられている夜の5ラップの準備を完了させました。107ラップ、1400キロの走行を終え、機械部品の最終点検を終わらせたタチアナ・カルデロンは午後2時30分にスタートスロットにつきました。



フランスのクラシックな24時間レースを待ちかねていたリシャール·ミル レーシングチームは観客の期待を裏切らない様、固く決意していました。タチアナ・カルデロンはアグレッシブさと、正確さと、ハンドリングを見事に組み合わせ、素晴らしいスタートを切り、上位10位の争いに加わりました。



ソフィア・フローシュに交代後、9位に順位をあげ、ベイスク・フィッセールがその順位を固めました。サーキットが暗闇につつまれると、トラック上での事故が増えました。戻ってきたタチアナ・カルデロンは、他のドライバーのミスを利用し7位に順位を上げました。ル・マン24時間レースの恐ろしいナイトタイム部分はリシャール·ミル レーシングチームにとっては好ましいものではありませんでした。レース中盤に数回あったセーフティカーの影響で50号車はカテゴリー別の上位10から脱落しました。しかし、一貫したペースを維持した為、日曜日の夜明け頃には3回のスティントを走り抜け、流れを逆転することが出来ました。その努力が実を結び、順調に順位をあげ、9位でフィニッシュラインを通過しました。



サルト地方の伝説的なレースの初完走に成功したことを受けて、リシャール・ミル レーシングチームは9ヶ月後に、さらなる偉業に挑戦するため、戻ってくることをすでに楽しみにしています。 しかし、その前に、ベイスク・フィッセール、ソフィア・フローシュそして、タチアナ・カルデロンはモンツァ(10月9-11日)で2020年のヨーロピアン・ル・マン・シリーズ・シーズンの最後から二番目の戦いを迎えるでしょう。

タチアナ・カルデロン
やりました!初めてのル・マン24時間レースを完走しました!みんな素晴らしい仕事をし、私はこのトップ10という結果をとても喜んでいます。このサーキットでは、昼夜のコンディションに関わらず、すべてのラップが本当に挑戦でした。全てのラップで学びがあり、今週私達3人はドライバーとして成長したと思います。来年、もっとよい結果となるよう戻ってきたいと願っています。サポートしてくれた人々に感謝しています!


ソフィア・フローシュ
ル・マン24時間レースが終わり、私達はトップ10に入りました!予想されていた雨もなく、素晴らしいレースになりました。このサーキットは本当に何か特別なもので、私はリシャール·ミルとこの経験可能にさせてくれた全ての人に心からお礼を言いたい。ベイスク、タチアナ、そしてチーム全体と一緒にレースを出来て本当に楽しかったです。素晴らしかったし、また絶対に戻ってきます!



ベイスク・フィッセール
私達はとても誇りに思っていいと思います。トラック上で私達はルーキーで、今年のタイトなスケジュールの中で準備するのは簡単な事ではありませんでした。誰ものバケットリストに入っているこのレースを私達が完走したことが信じられないくらいです。さらに良いことにトップ10でレースを終えました。私達はすでにここに戻ってきて、もっといい結果を目指すことを楽しみにしています。


フィリップ・シノー (シグナテックのチームマネージャー)
この24時間レースがどれだけ歴史的なものか、また、ベイスク、ソフィア、タチアナが私達やリシャール・ミルのスタッフに対してどれだけの責任を感じていたかを測り知るのは難しいでしょう。 彼女らはミスを犯すことなく、素晴らしい仕事をしてくれました。 私たちは彼女らに大きな敬意を表し、この完璧なパフォーマンスに尊敬の念を抱きます。 また、ファンや他の競技者からの強い関心を呼び起こし、2020年のレースに新しい風をもたらしました。 彼女らは世界中から注目され、その期待を裏切らなかった。 リシャール・ミルはこのトリオを誇りに思うでしょうし、私達は彼女らとこの冒険を共にできたことを誇りに思います。彼女らの最初のシーズンには今年はまだ2つのレースが残っています。来年、さらに高まる野心を胸に戻ってきたいと思っています。

セバスチャン・ブエミ (トヨタTS050ハイブリッド 8号車)
信じられない。3回も優勝したことを実感できるなんて、格別な気分です。私たちは、レース中、あらゆる感情を走りました。序盤はタイヤのパンクやブレーキのトラブルをはじめ多くの問題に直面しました。 パーツ交換の際にはセーフティカーで2ラップを失いました。その時点で、勝利は手の届かないところにあると思わずにわいられませんでした。 しかし、数時間後には、私たちに運が回ってきて、最終的に私たちはレースに勝利しました。この24時間レースは終わるまで何が起こるか分からないということがまた証明されました。







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