クリスティーズと H. MOSER & CIE.（H. モーザー）が力を合わせてスイス時計をプロモーション

世界をリードする競売会社のクリスティーズと H. Moser & Cie. は、力を合わせてスイス時計産業をサポートしていきます。2 つの会社がパートナーシップを結び、毎年 1 回、H. Moser & Cie. のスイス時計コレクションの 1 つの作品がオークションにかけられることになりました。売却による収益は、MELB ホールディング取締役会長ジョージ=ヘンリー・メイランが会長を務める Fondation pour la Culture Horlogère Suisse（スイス時計文化基金）に寄付されます。来たる 2017 年 5 月に開催されるクリスティーズのオークションでは、H. Moser & Cie. が SIHH 2016 および 2017 で発表した一点物のSwiss Alp Watch の最初の試作品と、Swiss Mad Watch が出品されます。
 
この H. Moser & Cie. とクリスティーズのコラボレーションは、継続性に重点を置いた、2 世紀の歴史を持つ 2 つの企業の関係の始まりを刻むものとなります。どちらの企業も、起業家精神を共有し、美しさや専門知識への情熱を抱きつつ、それらを顧客に提供しています。このマニュファクチュールは、毎年特別な時計を作り、SIHH で発表した上でクリスティーズに委託し、最高入札者に販売することに決めました。売却による収益は、Fondation pour la Culture Horlogère Suisse（スイス時計文化基金）に寄付されます。
 
この基金には 2 つの目標があります。一つは時計製造業における見習い職人を支援すること、もう一つは関連する職人技のノウハウを守っていくことです。基金の会長ジョージ=ヘンリー・メイランは、次のように説明しています。「私たちにとってスイスの時計製造の伝統を保護することは、きわめて重要です。それは、私たちの産業全体が生き残る鍵となります。私たちは一丸となって、私たちの驚くべきノウハウが受け継がれていくようにし、比類ない機械式時計の製造という、私たちの卓越した分野で発展を続けていけるよう、取り組んでいく必要があります」。
 
H. Moser & Cie. が「スイス メイド」というラベルの厳格化、見直しおよび再評価を求める意味を込め、スイスを全面に打ち出して心からの意見表明として作った Swiss Mad Watch。そして、現代のスマートウォッチのデザインに触発されながらも完全機械式で 100% スイスの心臓部をもつロジウムメッキを施した真鍮製の Swiss Alp Watch のオリジナル試作品。どちらも 2017 年 5 月にクリスティーズで売却されます。ジュネーブのクリスティーズの時計＆腕時計部門責任者のトマス・ペラッツィは、次のように説明します。「Swiss Mad Watch と『Make Swiss Made Great Again（スイス メイドを再び偉大なものにする）』キャンペーン、および Swiss Alp Watch と『Upgrade to a Mechanical Watch（機械式時計へのアップグレード）』キャンペーンに込められた情熱は、すぐに私たちの心を動かしました。伝統と正統性といった価値や、偉大な傑作の保存は、私たちにとって最も重要なものです。私たちは喜んで H. Moser & Cie. と協力して、このメッセージをより大勢の人々に伝え、私たちなりの方法でふくらませていきたいと思っています」。 
 
希少時計のカタログにも掲載されている Swiss Mad Watch と Swiss Alp Watch は、販売に先立つ巡回展示中、世界中の主要都市で展示される予定です。売却によって得られた収益は、基金の配分を管理する Fondation pour la Culture Horlogère Suisse（スイス時計文化基金）に寄付されます。  
 
 
クリスティーズによる希少時計の巡回展示：ドバイ、バンコク、香港、台北、ニューヨーク、ジュネーブ。



Swiss Mad Watch、リファレンス 8327-1400、スイスのチーズから作られたケース、レッド フュメ ダイヤル、スイス産の牛革レザー ストラップ、一点もの