第8期ウオッチコーディネーター&第3期上級CWC試験開催

 By : KAIROS


極寒のSIHH2019も終わり、大坂なおみさんの全豪オープン優勝、日本代表サッカーがアジアCup優勝に王手をかけるなど日本中が熱狂している中、時計業界でもまた1年に一回の大きなイベントが開催されていた。そうWatch Media Onlineでも毎年取材しているウオッチコーディネーター資格検定(以下CWC)試験が、1月23日(水)に東京と大阪で開催されたのである。

一年が経つのは早いもので、去年の取材がつい最近のよう!(おじさんの言うセリフ…笑)
しかし一年を通し色々な方に出会ってきたが、このCWCを持っている方が非常に増えて来ているのを実感する。それは時計販売に携わる人だけではなく、時計を愛するコレクターや学生など多岐にわたってである。

現在、この試験に合格した人数は1期~7期までで約2400名、さらに難しい上級に至ったは1期~2期で150名だという。

そして今年の受験者数は、歴代3番目に多い591人が受験し、さらに上級CWCでは134人であるという。昨年は過去2番目の受験者数であったことからも、この資格に対する注目度はジワリジワリと上がってきているのは間違いない。

ここで気になる合格率だが、上級CWCに関して言えば約55%だという。通常のCWCについてはそれ以上という事だが、上級CWCは A編とB編に分かれており、あまりの難易度の高さからどちらかだけを受験する方もいるようだ。そのため合格率にも影響が出るのかもしれないが、そんな方は是非、上級CWC対策講座を受講し、より内容を深めて受験する事をお勧めする(笑)

さて東京会場は、昨年と同じ一ツ橋会館。


今年は一般社団法人 日本時計輸入協会様より写真をご提供いただきました。
受験者に配慮しての事だろうが、さすがである。



日本では年が明けると受験シーズンである。そのためいたるところで本を片手に勉強している人を見かける。
先日、電車に乗っている時に、このテキストを開いて勉強している人を見かけた。声をかけようかと思ったが不審者と思われるかと思い(笑)声をかけなかったが、これから確実に受験者数は増えていくであろう。

近年、時計同様に売り上げを伸ばしているものがある。それはジュエリーだ。時計とジュエリーは装身具として共通なものであり、非常に近い関係にある。またジュエラーが作る時計に人気があるのはご存知だと思うが、これからはジュエリーの知識と時計の知識を融合させた知識が必要になってきているのであろう。またジュエリー業界だけではなく、他業界の方も受験していると聞いた。

そして至る所で、2019年業界の景気の話を耳にする。どの話を聞いても正しいと思える。しかし確実に言えることは根本となるしっかりとした知識と情報が必要なのである。その一つとしての、このテストがもたらす知識が挙げられ、また日本時計輸入協会での懇親の場で得られる情報がそれではないだろうか。

今後、この資格がもたらすものは知識だけではなく、未来に自分は何をすべきかをも示唆するのであろう。

受験生の皆様、お疲れ様でした。そして日本時計輸入協会様のご協力に感謝いたします。


【試験に関するお問い合わせ先】
 
JWIA-CWC事務局
電話 03-3548-9042 
(平日9:30~17:00)