IWC がモノプッシャー クロノグラフ機能を備えた初のビッグ・パイロット・ウォッチ “プティ・プランス”を発表

 From : IWC (アイダブリューシー)



IWC がクロノグラフ機能を備えた初のビッグ・パイロット・ウォッチを発表


IWCシャフハウゼンは、クロノグラフ機能を備えた初のビッグ・パイロット・ウォッチ、ビッグ・ パイロット・ウォッチ・モノプッシャー “プティ・プランス”を発表しました。この機械式ストップウォッチは、独特な円錐型リューズに 美しく組み込まれた、1つのプッシュボタンで操作します。500個限定の “プティ・プランス”は、個性的なディープブルーのサンバー スト仕上げの文字盤とステンレススティールケースが特徴です。


クロノグラフは IWCの中核をなす技術です。機械式ストップ ウォッチも、IWCのパイロット・ウォッチ・コレクションの主力をなしています。そして今、スイスの高級時計メーカーのIWCは、このブランドを象徴するパイロット・ウォッチとクロノグラフ機能とを初めて組み合わせることになりました。

IWCシャフハウゼンのクリエイティブ・ディレクター、クリスチャ ン・クヌープは、このように語ります。
「IWCは、つねに製造上 の課題に取り組み、技術的に洗練されたソリューションを見出 してきました。以前から、クロノグラフ機能を組み込んだビッ グ・パイロット・ウォッチをつくりたいと考えてきましたが、大型ケースと円錐形リューズを備え、なおかつケース側面に2つのクロノグラフプッシュボタンが付いたデザインを容易に想像するのは、難しいです。そこで、モノプッシャー・クロノグラフを組み込むという、驚くべきアイデアで、さらに同時に論理的でもある解決策を思いついたのです。」



モノプッシャー・クロノグラフは、リューズに組み込まれた1つのプッシュボタンによって操作するので、非常に使い勝手に優 れ、実用的です。ボタンを1回押すと、新しい計時がスタートします。2回目にボタンを押すと、計時がストップします。計測された時間(最長1時間)は、12時位置の積算計に表示されます。3回目にプッシュボタンを押すと、クロノグラフがリセットされます。

アントワーヌ・ド・サン = テグジュペリの世界的に有名な小説 『星の王子様』にちなんだ IWCのスペシャルの伝統を受け継 ぎ、ビッグ・パイロット・ウォッチ・モノプッシャー “プティ・プラ ンス” には、特徴的なディープブルーのサンバースト仕上げの 文字盤が備わります。ケースはステンレススティール製で、ロ ジウムメッキの針が採用されています。さらに、針、インデック ス、アプライドの数字には夜光塗料が塗布され、夜間でも文字盤が読みとりやすくなっています。



IWCのキャリバー 59365は、IWCの3つの自社製クロノグ ラフムーブメントの1つです。ここには、キャリバーファミリー 69000と89000のムーブメントと並んで、IWCがクロノグラ フの設計と製造において獲得してきた技術を集約した専門知識が遺憾なく発揮されています。同時に、このブランド唯一の手巻き式クロノグラフムーブメントでもあり、リューズを70回まわすだけで、最大となる8日間のパワーリザーブが蓄えられます。主ゼンマイの残りエネルギーを表示するパワーリザーブ インジケーターは、サファイアガラスの裏蓋から見ることができます。

ビッグ・パイロット・ウォッチ・モノプッシャー “プティ・プラン ス” は、フォールディングバックル付きのブラウンのカーフスキ ン・ストラップとコーディネートされ、IWCブティック、正規取扱店、およびオンラインのIWC.comで販売されます。このタイムピースはMy IWCサービスプログラムの対象となりますので、標準の2年間の国際限定保証に加え、さらに6年延長サー ビスがご利用いただけます。



控えめで洗練された IWC シャフハウゼンの モノプッシャー・クロノグラフ

堅牢で信頼性が高いだけでなく、非常に使い勝手に優れ、技術的に洗練された複雑機構。モノプッシャー・クロノグラフは、時計づくりに対するIWCシャフハウゼンの伝統的なものづくりのアプローチの顕著な一例となっています。

広く普及している複雑機構であるクロノグラフは、日常生活でも数えきれないほどの使い道があります。伝統的なデザイン の機械式ストップウォッチは、ケース側面の2つのプッシュボタ ンで操作します。これに対し、モノプッシャーは、リューズに組み込まれた1つのプッシュボタンを使って、スタート、ストップ、 リセットを行います。このソリューションは、技術的に創意工夫に富んでいるだけでなく、控えめでさりげないデザインを可能にします。

このIWC自社製ムーブメント、キャリバー 59360は、キャリ バーファミリー 89000および69000のムーブメントと並んで、完全にシャフハウゼンで開発・製造された3つめのクロノグラ フです。キャリバーファミリー 59000のムーブメントをベースとした手巻き式で、パワーリザーブは192時間に達します。その先駆けとなったのは、2014年に発表されたポートフィノ・ ハンドワインド・モノプッシャー(Ref. 5151)でした。
2020年 には、モノプッシャーを備えた初のポルトギーゼであるポルトギーゼ・ハンドワインド・モノプッシャー「ローレウス・スポー ツ・フォー・グッド」が発表されました。そして今、この独創的な機構によるクロノグラフ機能が、初めてビッグ・パイロット・ ウォッチに備わることになりました。これがビッグ・パイロット・ ウォッチ・モノプッシャー “プティ・プランス”(Ref. 515202) です。



モノプッシャー・クロノグラフの操作方法は、驚くほどシンプルです。プッシュボタンを1回押すと、クロノグラフ機構とベース・ ムーブメントの四番車がオシレーティング・ピニオンを介して噛み合い、新しい計時がスタートします。2回目にプッシュボタ ンを押すと、ベース・ムーブメントからクロノグラフが切り離されます。計測された時間(最長60分間)は、12時位置の積算計に表示されます。3回目にプッシュボタンを押すと、クロノグラフの秒針と分針がゼロ位置に戻ります。

IWCの他のクロノグラフと同様、個別の切り替え状態を制御するのは、コラムホイールです。この複雑なパーツは、チェス の駒のルークのような形をしており、2つの階層で機能します。 キャリバー 59360のコラムホイールは特に大きく、その動き は透明な裏蓋から眺めることができます。
プッシュボタンを操作するたびに、下の階層の歯車のシステムによってコラムホ イールが1ポジション前進します。上の階層には6個の縦型のコラムが円形に並んで備わっています。各コラムとその間の凹部から、側面の3つのレバーが指示を読み取ります。レバーがコラム上に置かれているか、または凹部に落ちているかに応じて、異なる動作がスタートします。
プッシュボタンが2つ付いたクロノグラフだと、針をリセットするのに少し時間がかかりますが、プッシュボタンが1つだと、「クロノグラフのスタート」、「クロノグラフのストップ」、「針のリセット」を何度でも繰り返し操作することができます。



ベース・ムーブメントの背後に取り付けられたモノプッシャー・ モジュールは、スマートに配置された66個のパーツで構成さ れた、精密工学の傑作です。クロノグラフを設計するにあたって課題のひとつとなるのは、スタート、ストップ、リセットするときに、個々のパーツに大きな力が加わることです。そこで、重量と慣性を最適化した、独特な形状の中間車が用いられています。これにより、クロノグラフの操作がテンプの振り角に及ぼす影響が可能な限り小さくなっています。
中間車をはじめ とするキャリバー 59360の重要なパーツは、いわゆるLIGA プロセスによって製造されています。LIGAは、フォトリソグラフィー、電気メッキ、微小成形をベースとしたプロセスで、これを駆使すると、従来の機械加工技術では達成できなかった高い寸法精度で、非常に複雑な形状のパーツを製造することが可能になります。


【仕様】
ビッグ・パイロット・ウォッチ・モノプッシャー “プティ・プランス”
REF. IW515202
[特 徴]
機械式ムーブメント – 分・秒の停止機能を備えたモノプッシャー・クロノグラフ – パワーリザーブ表示 – 日付表示 – 秒停止機構 – 気圧降下による変形に耐えられるガラス – サファイアガラス製シースルーケースバック。
500個限定

[外装]
素材:ステンレススティールケース、
サイズ:直径 46.2 mm /厚さ 14.6 mm
ダイヤル:ディープブルーの文字盤、ロジウムメッキの針と アプライド・インデックス
ストラップおよびフォール ディングバックル:ブラウンのカーフスキン
ガラス :両面反射防止加工を施したドーム型サファイアガラス
防水性 :6気圧

[ムーブメント]
IWC自社製キャリバー 59365
振動数 :28,800回/時(4 Hz)
石数 :36
パワーリザーブ :192時間(8日間)
巻き上げ :手巻き

[税込価格]
¥1,914,000




【お問い合わせ】
IWCカスタマーセンター 0120-05-1868