H. モーザー 「エンデバー・パーペチュアルカレンダー・ファンキーブルー」発表~いともたやすく操作できるシンプルなパーペチュアルカレンダー

 From : H. Moser & Cie. (H. モーザー)



複雑さはシンプルを生む:これは 2005 年に登場した H. Moser & Cie. のパーペチュアルカレンダーの哲学であり、時間を問わず一日中いつでも調整できるため、多くの人々から市販されている中で最も読み取りやすく、設定もしやすいと高く評価されています。2015 年に Endeavour Perpetual Calendar Funky Blue(エンデバー・パーペチュアルカレンダー・ファンキーブルー)が発表されると、ブランドの復興に寄与するだけでなく、伝統と現代性の大胆な融合という新たな美学を打ち立てました。そして 2022 年に、クリアラッカー仕上げのブランド ロゴを配した 42 mm モデルとして刷新されることになりました。H. Moser & Cie. は、パーペチュアルカレンダーの仕組みにあまり馴染みのない方々にもご愛用いただけるよう、エンデバー・パーペチュアルカレンダーならではの精巧な技術はそのままに、通常のミニマルなダイアルがまるで「カンニングペーパー」に変貌する特別な記念限定エディションを作り上げました。



H. Moser & Cie. を象徴するエンデバー・パーペチュアルカレンダー モデルは、複雑ながらも極めて操作しやすいムーブメントが組み込まれていることで広く知られています。表示の分かりづらいサブダイアルや日付ディスクを排し、インデックスを利用して小さなセンター針で時間だけでなく、月も表示しています。
3時位置の超大型日付ウィンドウには深夜 0時に瞬時に日付が切り替わる「フラッシュ・カレンダー」機能があり、9時位置には 7日間の残量を示すパワーリザーブ表示もあります。
時刻と日付はダブルプルクラウンで簡単に設定することができ、一日中いつでも調整できます。現在市販されている他のパーペチュアルカレンダーはいずれも極めて細かく記載された説明書の手順に厳密に従う必要があり、取り扱いには注意を要します。そのため、箱から取り出した時点でげんなりし、時間のかかるこうした作業に苦戦して、リスクを恐れるあまり日付調整を行わないユーザーが多いのも事実です。そこで H. Moser & Cie. は、ひと際目の肥えたコレクター向けのコンプリケーションを簡単に操作できる時計に設計し直し、パーペチュアルカレンダーを生まれ変わらせました。



ブランドの復興を掲げたエンデバー・パーペチュアルカレンダー・ファンキーブルー モデルが 2015 年に発表され、今回新たに登場するのが、クリアラッカー仕上げのロゴをあしらった 42 mm バージョンのモデルです。真のラグジュアリーはあらゆる技巧に勝り、ブランドを象徴するフュメダイアルがそのことを雄弁に物語っていることを、このロゴは伝えています。



極めて特別なシリーズにおいて、本当の意味で「誰でも操作できるパーペチュアルカレンダー」となったこのモデルは、H. Moser & Cie. がこれまで磨き上げてきた、ムダを削ぎ落したダイアルとパーペチュアルカレンダーの直感的な機能で完璧に表現されるミニマリストの哲学からやや外れたものとなっています。
ユーモラスで一風変わった創造的な試みを取り入れたエンデバー・パーペチュアルカレンダーのダイアルには、試験で使う虎の巻さながら、ムーブメントの機能を簡潔にまとめたメモとスケッチが描かれています。



このように、H. Moser & Cie. スタイルのユニークな高級時計に仕上がっています。



【技術仕様】
エンデバー・パーペチュアルカレンダー・ファンキーブルー
リファレンス 1800-0204
18K ホワイトゴールド製モデル、クリアラッカー仕上げのロゴを配したファンキーブルー フュメダイアル、ベージュ クーズー レザーストラップ、税抜予価680万円



エンデバー・パーペチュアルカレンダー・チュートリアル
リファレンス 1800-0205
18Kホワイトゴールド製モデル、ファンキーブルー フュメダイアル、ベージュ クーズー レザーストラップ、20本限定製造モデル、 税抜予価750万円


[ケース]
18K ホワイトゴールド
直径:42.0 mm
厚さ:11.9 mm
ドーム型サファイアガラス
サファイアクリスタルを用いたシースルーのドーム型ケースバック
「M」で装飾されたダブルプルクラウン

[ダイアル]
サンバースト仕上げを施したファンキーブルー フュメ
クリアラッカー仕上げまたはデカール加工の H. Moser & Cie. ロゴ
リーフ型針
月は小さなセンターの矢型針で表示
秒針
ビッグデイト表示

[ムーブメント]
自社製手巻きキャリバー HMC 800
直径:34.0 mm または 15 リーニュ
厚さ:6.3 mm
振動数:18,000 振動/時
32 石
パワーリザーブ:約 7 日間
秒停止機構
デュアル・バレル
独自のモジュール型脱進機
オリジナルのシュトラウマン® ヘアスプリング
ゴールドを用いたアンクルとガンギ車
手作業による仕上げと装飾が施されたムーブメントおよび部品

[機能]
時針および分針
パーペチュアルカレンダー
ビッグデイト表示
センター針による月表示
6 時位置のセコンド ダイアル
9 時位置のパワーリザーブ表示
ムーブメント側の閏年表示

[ストラップ]
手縫いのベージュ クーズー レザーストラップ
Moser ロゴが刻印された 18K ホワイトゴールド フォールディング バックル


[H. MOSER & CIE.(H. モーザー)]
H. モーザーは Heinrich Moser により 1828 年に創設されました。ノイハウゼン アム ラインファルを拠点とするこのブランドは現在、約 60 名を超える従業員を擁し、15 つの自社製キャリバーを開発し、年間に 1,500 個以上の時計を製造しています。H.モーザーは、その姉妹会社であるPrecision Engineering AG(PEAG)を通じて、調速機構やヒゲゼンマイなどの部品を製造しており、これらは自社の生産に使用されるほか、パートナー企業にも供給されています。 Precision Engineering AGは、2012年にモーザーウォッチホールディングスに設立された独立企業であり、エスケープメント用の部品製造を専門としています。H. モーザーはモーザー家の人間を名誉会長とし、Heinrich and Henri Moser 基金の代表に迎えるという栄誉に浴しています。Heinrich Moser の子孫たちに設立された Moser 基金は、一族の歴史を維持するために機能しており、Heinrich Moser 家が住まうシャルロッテンフェル城に併設の Moser 博物館に収蔵すべき昔のモデルの収集といった役目も担っています。時計製造に関するノウハウとこの分野での専門技術に裏打ちされた MELB Holding はH. モーザー、Hautlence という企業を擁するに至っています。MELB Holding は伝説的なジュウ渓谷を拠点とする家族経営の独立系グループです。