群馬精密が オリジナルブランド MONOLITH(モノリス) をローンチ~ミニマリズムの彼方へ [ローンチイベント&実機レポート付]

 From : Others (その他)

これまで多くのブランド時計のOEM制作など、企画からアフターサービスまで一貫した物作りを手がけてきた群馬精密が、建築家とコラボレーションするという異色のアプローチで生み出すオリジナルブランドMONOLITH。ミニマリズムの旗手として国内外で活躍する建築家、窪田勝文が監修しました。




「無の境地をきわめたとき、人知を超えたものが生まれる」。

ブランド名をそのままモデル名とするMONOLITHは、チタニウムにマットコーティングが施されたケースと、漆黒塗装の暗黒ダイアルで構成された研ぎ澄まされた姿は、それだけで圧倒的な存在感を示します。



「〈MONOLITH〉で私が目指したミニマリズムとは、ただ無駄を省いてシンプルにすることではない。今まで私が訪れた名建築は、そのミニマルな空間に身を置くと心が安らぎ、チカラが湧いてくるような感覚があった。特に簡素とも言える日本の伝統建築には、人間の内面と自然を寄り添わせる美しさがある。それこそがミニマリズムのチカラだと思う。
こうした経験を通じて、私が建築家として培ってきたものは、時計のデザインにも活かすことができる。無の境地をきわめたとき、人知を超えたものが生まれるのだ。
〈MONOLITH〉もまた、ふと目にするたびに精神を活気づける存在でありたい。それが豊かな生活を送るきっかけになると、私は信じている。」と窪田氏は語ります。

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6月16日に株式会社 群馬精密 東京オフィスにて行われた「MONOLITH」ローンチイベントに参加させていただけたので撮影した写真と共にレポートします。





特徴的な先端がオレンジのセンターセコンドハンドと6時位置に配置された「MONOLITH」のレターだけを取り出した意匠が壁に。



オフィシャル写真から受ける印象とはだいぶ異なると感じ、「実機を見てほしい」度がかなり高いMONOLITHの実機。
特に、6時位置のMONOLITHと言うレターはかなり控えめで意識しないと見えないレベルです。



プレスリリースの写真で「もしかして?」と感じ、実機で「なるほど!」と確信したユニークな構造。
数字だけではわからない工夫、が使われています。



キービジュアル。



監修した建築家、窪田勝文氏も駆けつけました。
実は、Twitterを使い始めた頃、氏のアカウント(@abstract_arc)とは相互フォローになっており、今回奇妙な縁を感じました。
Watch Media Onlineもご覧いただけているとのこと、ありがとうございます。
デザイン哲学、建築からどのように時計のデザインを考えたのか、と言う話を予期せず伺わせていただけたので、別途ブログでまとめたいと思います。



氏のプロフィールと建築作品(沖縄のKI-HOUSE)のパネルもかけられています。



MONOLITHのイメージショット。
ロゴが見えているように、ベルトはジャン・ルソーが今回のために新たなる製法を開発したラバーベルトで、表裏がラバー、中心に革用の中子を貼り合わせた構造のようです。
そしてムーブメントは信頼と実績のミヨタ製!



イメージに近づけるために試作を繰り返したプロトタイプの数々…
個人的にはかなり考え方が近いというか、これだ!と言う感じがあったので、より詳細をお伝えしたいと思います。



【スペック】
MONOLITH


ケース素材 チタニウム(ブラックイオンプレーティングコーティング)
ケース径 45mm
ケース厚 13.97mm
キャリバー 自動巻MIYOTA製キャリバー82S0(11.21リーニュ/21600振動/21石)
機能 時、分、秒
パワーリザーブ 42時間
防水 10気圧防水
税込価格 550,000円

MONOLITH:
https://monolith.watch/

KUBOTA ARCHITECT ATELIER:
https://katsufumikubota.jp/




【お問い合わせ】
株式会社群馬精密
TEL 0278-58-3606
https://www.gunma-ins.co.jp/