FIONA KRÜGER TIMEPIECES

 By : NOBLE STYLING GALLERY




FIONA KRÜGERの時計と聞いて、「あー、あのスカルの形をした時計」というイメージは浮かんでくると思いますが、これはただのデザイン時計ではありません。この時計が完成するまでの裏話、そして、現在彼女を支えているスゴ腕集団についてご紹介します。

Fiona Krügerは、スコットランド生まれの女の子で、スイスのECAL(ローザンヌ美術大学)で勉強していた頃、機械式時計に出会います。そして、「私も時計を作りたい !!」ということで、相談に行った相手、それが、Peter Speake-Marinでした。そしてKari Voutilainen先生とかいろんな人たちと出会って、彼女のファースト・モデル「スカル」が誕生しました。
そうそう、このモデルには5日間のパワーリザーブを誇る。Technotimeの手巻きムーブメントTT718が搭載されていました。当時、PeterもTechnotimeのムーブメントを使用していましたので、これも彼の影響かもしれません。



Fiona Krügerは、クラフトマンシップということについて情熱を持ち、時計を製作するのに適した人物を見つけることは、デザインと同様に重要であると考えています。Fionaのプロダクション・パートナーはスイスに拠点を置いており、クリエイティブで革新的なウォッチデザインに対する欲望に駆られた、それぞれの分野におけるリーダー的存在です。



では、彼女のパートナーたちです。


AB Product - 時計の開発・製造

Aurelien Bouchet(オーレリアン・ブシェ)が主宰するAB Product社はスイスのLa Chaux-de-Fondsに拠点を構えています。彼は最初期からFiona Krugerの時計開発に個人的に関わっており、各モデルのデザインはスイスメイドの最高基準を満たしています。

彼のチームは、長年にわたりますます多くの役割を担っており、Fiona Krügerウォッチの製造、仕上げはもちろん、厳しいテストと最終的なアセンブリングを担当しています。彼のファクトリーは、最先端の工作機械と最も才能のあるスタッフの技量がミックスされ完璧なものが生み出されています。

AB Productはダイナミックで革新的な会社であり、スイスの時計業界における最高の素晴らしいチームで構成され、常に新しい挑戦を準備しています。

ちなみに、このAB Product社は、Czapekとも深い関係があります。

AB Product


Comblémine - ダイアル


ダイアルはFiona Krügerの時計に個性を与えるものです。そのことを念頭において、Fionaはギョーシェとカラーを新しい方法で、ユニークなデザインを創作し、古典的な装飾技術を再解釈したいと考えていました。彼女の複雑で繊細なダイアルを製作するというビジョンを実現するために必要な仕上げのレベルを達成するためには、Comblémineより優れた会社はありませんでした。フルーリエ近郊に拠点をおくComblémine社はJosé Arbona(ホセ・アルボーナ)とKari Voutilainen(カリ・ヴティライネン)により運営されています。

Joséは長年にわたる経験と、自分の仕事に対する情熱を持ち続けています。伝統的な時計製作の境界を越えようとするとき、この2つが素晴らしい融合を発揮します。FionaはKariを通じてJoséと出会いました。Kariとダイアルのデザインについて相談すると、彼は彼女の革新的なパターンをもったダイアルを実現する可能性のあるパートナーとしてJoséを紹介しました。JoséはFionaと密接に協力し、アイデアを熱心にテストし、お互いの知識を惜しみなく分かち合い、各作品は彼自身が製作した時計であるかのごとく細部にいたるまで徹底的にチェックをしています。

Comblémineは、ラグジュアリーなウォッチメイキングにおける頂点にあり、新しい課題に飢えていて、それについてどうすべきかという情熱に満ちています。Comblémineは小さいチームですが、多くの分野で熟練したトレーニングを受けています。その品質は、作品そのものが物語っています。

Comblémine







次回は、ハンド・ペインティング、ムーブメントなどをご紹介します。

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