ノーチラス40周年記念限定・2モデル

 By : KITAMURA(a-ls)

今年のバーゼル・ワールドで、「秋に発表」と予告され、おそらく2016年で最も注目されていた”周年限定時計”であろうNautilus(ノーチラス)の40周年モデルが、昨日そのベールを脱いだ。

5711/1P と 5976/1Gである。






いまから40年も前の1976年3月3日、バーゼル・ワールドで発表されたノーチラス(ref.3700)は、時代や流行に敏感に反応する時計業界の中にあって、その基本的なDNAをほとんど変えることなく、ロングセールスを続けているモデルである。

限定時計の1つ目は、そのもっとも基本的なスタイルであるref.5711のプラチナケースモデルだ。


 Nautilus Ref. 5711/1P
40th Anniversary model / Platinum 950
ケース径(10-4時方向):40 mm ・120m防水
ムーブメント: Caliber 324 S C (自動巻, 日付け, センターセコンド) 
 Patek Philippe Seal 準拠
 
5711/1Aと異なる部分は、 文字盤のベースに18Kのイエローゴールドを使用していること。
また、 通常はブラック・ブルー文字盤と表されるダイヤルの色味が、"Sunburst beneath blue PVD coating”とされていることで、SSモデル以上に深みのあるブルーが再現されている。
さらに、ノーチラスの特徴である水平のエンボス模様の、その下側に今回のモデルの記念として "40 1976–2016" というワードが彫りこまれており、インデックスにバゲット・カット・ダイヤが使用されている。
そして、パテックのプラチナケースの”お約束”である、ベゼル6時位置のダイヤモンド・セッティングもしっかりと守られている。


今回の限定モデルに関して、最も好評なのが、オリジナルを彷彿とさせるそのコルク製ボックスだ!

記念的な意味合いからか、ダイヤルなど装飾性が高まっているイメージもあるが、700ピースという限定数なので、好きだの嫌いだの言っているうちに販売終了となることは必然だろう。


※ノーチラス40年の歴史を復讐されたい方はこちら





もうひとつの限定時計5796/1Gは、フライバッククロノグラフ機能を搭載し、18Kホワイトゴールド・ケースでの発表。




その特筆点は、そのサイズ感であろう。
ケース径(10-4時方向)は44 mm 。9時-3時で方向で計測すると、それは49.25 mmにもなる。
さらに厚みは12.16 mm。
ノーチラス史上、最大径の1本、限定数は1300。

つまり2モデル合わせて2000本。
価格も価格だけに、なかなか悩ましい存在ではある…。










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