IWC シャフハウゼン、「シルバースピットファイア」の世界一周飛行を支援~9月下旬には日本にも寄港!

 By : KITAMURA(a-ls)

IWC シャフハウゼンが
「シルバースピットファイア」の世界一周飛行と冒険心を支援
9月下旬には日本にも寄港!


●SIHH2019会場にて




今年1月のSIHH会場。
IWCシャフハウゼンのブースに第二次大戦中に使用された戦闘機スピットファイアが展示され、観衆の度肝を抜いたのは記憶に新しい。そこで発表された壮大な冒険企画は、なんとその76歳のスピットファイアが世界一周飛行を行うというものだった! そして2019年夏、念入りにレストアされ独自のシルバークローム仕上げを施されたスピットファイアはロンドンを離陸、世界一周飛行のフライトに旅立った。9月下旬には日本にも寄港予定だ!!





スピットファイアといえば、第2次大戦でドイツ空軍の攻撃から英国の制空権を守り抜いた救国の戦闘機として有名であるが、昨年ヒットした映画「ダンケルク」で、ドイツ軍の戦闘機メッサーシュミットとの空中戦のシーンをご覧になった方も多いのではないだろうか。その存在においても、またそのスピリッツにおいても、スピットファイアは飛行機の歴史において特別な位置を占めている。1930年代に開発されると、その革新的な設計とエンジニアリングにより、アイコニックな存在となったスピットファイアだが、今その機体を修復し世界一周飛行を行なうという冒険が進行中で、そしてその怖いもの知らずなフライトを、IWC シャフハウゼンが支援しているのだ!


●SIHHでその冒険が発表された“瞬間”



時計のことならいざ知らず、さすがに飛行機は・・・。で、餅は餅屋ということで、まずは以下の記事をご参照いただいたほうが話しが早いだろう。

おたくま経済新聞 https://www.excite.co.jp/news/article/Otakuma_726147/
朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/and_M/20190809/4532683/





とりあえず、以下、IWCからの資料を使って、ここまでの経緯をかみ砕いてまとめでみよう。

“この冒険の始まりは、パイロットのスティーブ・ボールトビー・ブルックスがオークションで2人乗りの航空機を購入した9年前に遡ります。元々は、この飛行機を修理して南アフリカに飛行するつもりでしたが、友人のパイロット、マット・ジョーンズが別の計画を提案しました。
ブルックスは笑みを浮かべて回想します。
「マットが『いやいや。世界中を回るんだ』と言ったんだ」と!

このプロジェクトは『シルバースピットファイア~The Longest Flight (最長飛行)』と名付けられ、その全行程をIWCのウォッチが同行します。 IWCは、43,000 kmを超える距離を飛び、およそ26か国を訪問するブルックスとジョーンズの飛行のメイン・スポンサーを務めています。IWCのCEO、クリストフ・グランジェ・ヘアは、2018年9月にコラボレーションが発表された際、
「スピットファイアは、他のどの飛行機にも増して、人類の空を飛ぶ夢を象徴しています」と語りました。
「IWCは一瞬にして、この飛行機で世界中を飛行するという壮大なアイディアに魅了されました。挑戦の道中をサポートできることをうれしく思っています」

修復されたスピットファイアは、クロム仕上げを施した姿から「シルバースピットファイア」と名付けられました。
ジョーンズが初めて試乗したとき、その体験はほとんどスピリチュアルといえるようなものでした。 
「このような飛行機での初めての飛行は、とても感情的になるものです。私が最初に考えたのは、この瞬間に起こっていることが信じられない、ということでした。私はすべてを受け止めることができませんでした。飛行機から降りた後、約1分間は冷静でいられましたが、その後10分くらい泣いていました」と、ジョーンズは話しています。

今夏、念入りにレストアされ、独自のシルバークローム仕上げを施されたスピットファイアが、グッドウッドを起点に世界一周飛行に旅立ちました。1943 年に製造されたこの機体は、数か月かけて 4 万 3,000km 以上を飛行し、その途中におよそ30 か国を訪れます。この世界一周遠征は、イギリスを象徴するこの飛行機の典型的なデザインと比類のないエンジニアリングを称えるために発案されました。発案者は、イギリス南部のグッドウッド・エステートに拠点を置くボールトビー・フライト・アカデミーの創始者、スティーブ・ボールトビー・ブルックスとマット・ジョーンズです。”



“IWC は、この世界初の公式スピットファイア飛行学校と長期にわたるパートナーシップを築いています。 IWCは、「パイロット・ウォッチ」の製造で80年以上の歴史を誇り、これまでにもいくつかの限定モデルでスピットファイアを称えてきました。今回の特別プロジェクトへの取り組みは、航空分野に対するIWCの情熱をあらためて強調しています。スピットファイアの先進的なエンジニアリングと時代を超えたデザインは、精巧に作られたIWCの時計が体現している特徴でもあります。

クリストフ・グランジェ・ヘア(IWCシャフハウゼンCEO)は、
「スピットファイアは、空を飛ぶという人類の夢を他のどの航空機よりも象徴しています。時代を先取りして生まれ、その象徴的なデザインによって今もなお人々に強い印象を与え続ける、エンジニアリングの傑作です。私たちは、この飛行機で世界一周するという野心的なアイデアにすぐに魅了されました。この冒険をお手伝いできることに胸が躍る思いです。」と語りました。

遠征の支援と同時に IWCはボールトビー・フライト・アカデミーとの長期にわたるパートナーシップを発表しました。パイロットであるボールトビー・ブルックスとジョーンズによって設立された同校は、世界で初めて公式に認定されたスピットファイア飛行学校です。ジョーンズは、
「IWCシャフハウゼンは、航空分野への情熱とスピットファイアに対する敬意を私たちと共有しています。 私たちは、世界一周飛行というビジョンの実現にあたり、完璧なパートナーを見つけました。」と述べています。



製造番号MJ271のスピットファイアは、もともと1943年にキャッスル・ブロムウィッチで製造されました。遠征に向け、この機体は構成部品にまで分解され、入念にレストアされました。一つひとつの部品が、まばゆい輝きを放つまで手作業で愛情込めて磨かれ、魅惑的なシルバーの外観を機体に与えています。これが、「シルバースピットファイア」を更に洗練されたものにするでしょう。



世界一周飛行は、2019年8月にイングランドで幕を開けました。旅の第一部では、「シルバースピットファイア」はカナダを経由してアメリカまで飛行します。このルートならば、遠征チームは北極圏の比較的穏やかな気象条件の恩恵を受けることができるのです。 



また、航空をテーマにしたイラストで有名なフランス人アーティストのロマン・ユゴー氏が、芸術的な旅の記録を残すためにスピットファイアに同行します。ユゴー氏は操縦免許を保有しており、自身の所有する1942年製パイパーL4を操縦する姿がよく見られます。彼は、歴史的名機の最も傑出したイラストレーターの一人として広く知られています。”



『シルバースピットファイア~The Longest Flight (最長飛行)』の軌跡~週刊レポートより

【The Longest Flight(最長飛行)ー第1週】
アイスランドでは悪天候により遅れが生じたものの、シルバースピットファイアチームはグリーンランドの広大な大地に到達し、その後、無事カナダ北部へと移動しました。
ロックバンド「Kaleo」のボーカル、JJ・ユリウス・ソンが母国でパイロットたちを歓迎しました。InstagramでIWCシャフハウゼンをフォローして、詳細をご覧ください。


【The Longest Flight(最長飛行):第2週】
伝説的な冒険もついに第3週に入ろうとしています。ここで、「シルバースピットファイア - The Longest Flight(最長飛行)」のこれまでの歩みをお話しいたします。大自然が広がるグリーランドとカナダを経て、大都市ニューヨークへとたどり着いたパイロットのスティーブ・ボールトビー・ブルックスとマット・ジョーンズ。二人は感動的な景色と人々の熱い歓迎を受け、前人未踏のチャレンジをさらに進めようとしています。 
「整備と点検を終えて万全な状態になったG-IRTYに乗って、ニューヨークへと向かいました。1,000フィートの高度でハドソン川沿いに南下していくと、マンハッタンのビル群と自由の女神が遠くに見えてきました。それは本当に、素晴らしい景色でした。現実とは思えないほど美しく、本当に達成できたことが自分でも信じられないくらいでした。あの時の感動は忘れられません」


The Longest Flight(最長飛行):第3週 
パイロットのスティーブ・ボールトビー・ブルックスとマット・ジョーンズが、伝説的な世界一周飛行に旅立ってからちょうど3週間が経ちました。象徴的なスピットファイアでニューヨークから飛び立った2人のスケジュールは慌ただしく、米国を横断する途中にテキサス、ラスベガスに立ち寄り、サンタモニカで最後の数日を過ごしました。
「タフな1週間でした!マンハッタンのビル群に別れを告げ、自由の女神に手を振ってさようならを言った後、私達はさらに数千メートル上昇しました。幸運なことに、天気は私達の味方でした。数日間におよぶ順調な飛行を経てビーバー郡までたどり着き、そこから先へ進んでいます。」


そして9月下旬~日本寄港!!
英国製航空機スピットファイアで初の世界一周飛行、新たな航空史刻むべく、2019年8月、 2名の英国人パイロットは英国を象徴する航空機で、約43,000キロメートル以上、26か国を巡ります。日本で実機を一般公開されるのは名古屋だけです。シルバースピットファイアのパイロット、スティーブ・ボールトビー・ブルックスとマット・ジョーンズその冒険の歴史を語ります。


有視飛行のため、飛行のスケジュールは、天候等により大幅に変更する可能性があります。
最新の飛行状況についてはフライトチームのWebページ(https://www.silverspitfire.com/)(※英語)でご覧いただけますので、ご確認ください。
ぜひ、ライブでフライトの最新情報をご確認ください!!




いかがだろう。
かなりワクワクする冒険ではないか!
わが国でも誰かぜひ零戦で挑戦を~!!


●IWCシャフハウゼンのパイロットウォッチ スピットファイア・コレクションと大戦当時の装備





時計に関して、さらに詳しくは、以下の記事もご参照ください。
https://watch-media-online.com/blogs/1940/


IWC シャフハウゼン
スイスの時計メーカー、IWCシャフハウゼンは1868年の創業以来、永遠の価値をもつ時計を製造し続けています。技術革新と創意工に情熱を傾け、世界的な名声を確立するに至りました。そして、世界をリードする高級時計ブランドとして、究極の精度と独創的なデザインを融合させ、高級時計製造のマニュファクチュールならではの傑作を世に送り出しています。IWCは環境と社会に対する責任を果たす企業として、持続可能な製造の実践、子供たちや若者を対象とする活動に取り組む世界各国の組織の支援、そして環境保護を専門とする団体との提携を行なっています。




【IWCオフィシャル】
https://www.iwc.com/ja/home.html