【公式情報追加】チャペック、 ケ・デ・ベルク アベンチュリン文字盤のミッドナイト イン ジュネーブに38.5mmケースのSを発表~より困難なアベンチュリンダイヤル加工を開発!

 By : CC Fan
※2020年2/19追記:日本代理店のノーブルスタイリングより日本語の公式情報が発表されたので追記し再投稿ました


ケ・デ・ベルクミッドナイト・イン・ジュネーブS
(Quai des BerguesMidnight in Geneva S)

凝縮された美しさ


Czapek(チャペック)は、レアで魅力的なアヴェンチュリン・ダイアルを備えたモデルのスモール・バージョンであるQuai des BerguesMidnight in Geneva S(ケ・デ・ベルクミッドナイト・イン・ジュネーブS)を発表します。それは、時計愛好家を魅了するジェンダーレスなタイムピースです。




2019年1月、スイス、ジュネーブに最初のブティックをオープンしたCzapekは、Quai des Berguesコレクションの一つであり、限定モデルでもあるMidnight in Genevaを発表しました。このモデルは42.5mmのXOスティールケースと、モデル名のインスピレーションとなった魅惑的なダークブルーのアヴェンチュリン・ダイアルが特徴です。

実際、イタリア語の「avventurina(アヴェントゥリーナ)」に由来するアヴェンチュリンは、最も人気のあるムラーノ・グラスの技法のひとつであり、煌めく星空のように、半透明のガラスの中の輝く内包物が作り上げる外観が特徴です。アヴェンチュリンのことが最初に登場する14世紀の文書では、「星で美しく装飾された石の一種」と記され、その珍しさと魅惑的な外観は人々を魅了しました。このテクニックの名称は、ガラス職人が、金属の削りクズをガラス混合物に誤って落としてしまったという。幸運な偶然のおかげで発見されたという事実に由来しています。イタリア人はそれを「偶然」を意味する「all’aventura(アッラヴェントゥーラ)」が起こったのだ、と言います。

「ガラスでできているアヴェンチュリンは、恐らく時計のダイアルを作るにはもっとも不適切で壊れやすいマテリアルです」とCzapekのCEO、Xavier de Roquemaurel(ザビエル・デ・ロックモーレル)は言います。
「メインダイアルに溶接するサブダイアルの製作に伴う複雑さのレベルは言うまでもありません。しかしウォッチメーカーたちは、その複雑性とそれを解決するための頭の体操が大好きです。そのために、最初は42.5mmケースで、それをさらに小さくより挑戦的な、オリジナルのQuai des Berguesのダイアルデザインをそのまま生かし、溶接されたサブダイアルをもつアヴェンチュリン製のダイアルを作るというチャレンジを受け入れることにしました。」

Midnight in Genevaの成功により、Czapekはファンとコレクターから、よりケース径が小さいバージョンを製作してほしいという数多くのリクエストを受け取りました。しかしながら、4時30分と7時30分位置にあるサブダイアルの外縁とベゼルの間にはわずかなスペースしかないため、製作は不可能と思われました。一年間の数多くのトライアルの後、見事に完成したダイアルを備えたジェンダーレスな最新作は、18本の限定版でリリースされます。

レアでとても素敵なダイアルに加えて、Midnight in Geneva Sには、シルバーパウダーで仕上げられたチタニウム製「フルール・ド・リス」スタイルの針が特徴で、その色彩はレールトラックの時分目盛と調和しています。Quai des Berguesコレクションのすべてのモデルと同様に、この時計には、Czapek社製、2つの香箱により約168時間(7日間)のパワーリザーブを備えたキャリバーSHX1が搭載されています。Chronode(クロノード)社とのコラボレーションで開発されたこのムーブメントは、オープン・ラチェット、ブルー・スクリュー、手作業による面取り、サンドブラスト仕上げのブリッジにより美しく装飾されています。

Quai des BerguesMidnight in Geneva Sは、Czapekの指定販売店、ジュネーブのフラッグシップ・ブティック(ジュネーブ、コラトゥリー通り18番地)で販売されます。

Quai des Bergues Midnight in Geneva S

XOスティール・ケース、アヴェンチュリン・ダイアル、チタニウム製「フルール・ド・リス」スタイルの針18本の限定生産


FUNCTIONS
-時・分表示
-スモールセコンド(7時30分位置)
-パワーリザーブと週表示(4時30分位置)

MOVEMENT
-Czapek キャリバーSXH1 : Chronode社とCzapek 社により開発された手巻きムーブメント
-ツインバレル約7日間(168時間)のパワーリザーブ
-振動数: 21,600 VpH(3Hz)
-径: 32mm(14 .リーニュ)
-厚: 4.75 mm

FINISH
-ダブル・オープン・ラチェット
-サンドブラスト仕上げのブリッジ
-ブルー・スクリュー
-手作業による面取りと最終仕上げ

DIAL
-ダークブルー・アヴェンチュリン“ボンベ”シェイプ
-溶接されたサブダイアル
-Czapekのエレガンスを示す長めのローマン・インデックス

HANDS
-チタニウム製「フルール・ド・リス」スタイル

LIMITED EDITION
-18本の限定生産

CASE & BRACELET
-XOスティールレヴォルーション・ケース
-ケース径: 38.5 mm
-両面に無反射加工がなされたドーム型サファイア・クリスタル
-両面に無反射加工がなされたサファイア・クリスタル製のケースバック
-防水性: 5気圧防水(5 atm)
-アリゲーター・ストラップステンレススティール製のバックル

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直営ブティックのオープンに合わせて発表された
チャペック(Czapek)のケ・デ・ベルク ミッドナイト イン ジュネーブ(Quai des Bergues Midnight in Geneva)は、ダークブルーのアベンチュリンダイヤルをジュネーブの夜空に見立てた作品でした。

42.5mmの成功に引き続き、38.5mmダイヤルの”S"バージョンが発表されました。
一見すると、サイズを小さくしただけのようですが、サイズの違いによる困難な加工が立ちふさがりました。

まずは42.5mmをもう一度…



アペンチュリンダイヤルは難易度の高い3パーツを貼りあわせた構造で、メインダイヤルに穴をあけてサブダイヤルを取り付けています。

42.5mmではサブダイヤルからベゼルまでの距離が充分取れるため、メインダイヤルの加工は困難ではありますが、インデックス部分が残る”穴”加工で済みました。



38.5mmでは、サブダイヤルがインデックスまで食い込んでしまうため、穴よりも難易度が高いC型の加工が必要になりこれを解決するための開発に時間がかかり、1年の試行錯誤を経て今回実現したということのようです。

38.5mmのギュッと収まったダイヤルは”リコッシェ”ギロッシェや、このアベンチュリンダイヤルのような密度があるダイヤル表現に合っていると思います。



まさにジュネーブの夜空のようなアベンチュリンと、堅牢なXO Steelケースによって日常的に使えるコンビネーション。
18本の限定です。

関連 Web Site

CZAPEK Geneve
https://czapek.com/

Noble Styling
http://noblestyling.com/