チャペックがトゥールビヨンに新たな工夫を施した新作「アンタークティック・トゥールビヨン」3モデルを発表

 From : Czapek (チャペック)




渦の中へ~チャペックがトゥールビヨンに新たな工夫を搭載

チャペックはフライング・トゥールビヨンを備えた新しい自社製ムーブメント、キャリバー9を搭載したアンタークティック・トゥールビヨンを発表しました。この時計は、文字盤にドラマティックな新しいギョーシェ・パターン「シンギュラリテ(‘Singularité’)」と印象的なアーキテクチャーを特徴としています。このモデルの発表は、チャペックの復活から10年目の記念の年の始まりを告げるものであり、1845年、フランソワ・チャペックによって設立された同名の時計製造メゾンの180周年と重なります、チャペックのスピリットは今日も会社を導き続けています。


チャペックがアンタークティックを典型的なモダンでスポーティ、シックな時計として構想した時、それは常に創造性のためのキャンバスとして意図され、絶えず再考され更新されてきました。

「当社のコレクターは、『アンタークティックの次は何』といつも尋ねてきます。」とチャペックの、ザビエル・デ・ロックモーレルは説明します。「ラトラパントの後、私たちは予想外の方向に進むことにしました。世紀前のレギュレーターであるトゥールビヨンを新しく洗練された形で表現するというものです。私たちの出発点は、いつものように、伝統と前衛主義の間の衝突に挑戦することであり、その結果がこの新しい自社製トゥールビヨン・キャリバーです。」



チャペックは、新しいトゥールビヨンの形状を活かし、基礎となる構造の美しさを際立たせる細いブリッジを備えた大胆なムーブメント構造を導入し、古典的なメティエダール技術を駆使した新しい現代的な「ヴォルテックス(渦巻き)スタイル」のギョーシェデザインを文字盤に組み合わせました。Watches & Wonders 2024で発表されたプロムナード・コレクションは、単なる計時のための機器ではなく創造的な表現のキャンバスとして、シックで真にモダンな時計を製作したいという願望から生まれました。




新しい自社製ムーブメント「キャリバー9」:
チャペックの揺るぎない美の追求を反映して、メカニズムの純粋さが新しい自社製ムーブメント、キャリバー9の主な設計の原動力となりました。基本原則は、3つの主要要素(トゥールビヨン、輪列、香箱)が文字盤側に現れ、垂直軸に完全に整列し、可能な限り風通しがよく軽やかに見えるようにすることでした。オープンワークのフライング・トゥールビヨンは、メインプレートと文字盤の間に浮遊しているように見え、輪列に直接接続されており、非常に長くて湾曲したブリッジの下で文字盤の中央に浮かんでいます。



「美学の追求が、メカニカルな美を創り出す原動力となっています」とザビエル・デ・ロックモーレルは語ります。「これは反復的なプロセスであり、ラインを変えるとメカニズムと美学の両方が変わります。その結果、コンストラクター兼エンジニアとデザイナー兼アーティストの間で激しいピンポンが繰り広げられることになります。私はその中間でワイルドカードをプレイします。」

その結果は、曲線や凸面が細いブリッジと調和し、奥行きのある視覚効果を生み出すことでさらに際立ちます。すべてのエッジは手作業でポリッシュされ、トゥールビヨン・ケージの上部のアームはサテン仕上げで、光と影が美しく交錯する魅惑的な演出を生み出します。



新しいキャリバーは、技術的な卓越性の証でもあります。トゥールビヨンの新しい幾何学的設計により、精密に加工された突上のチタニウム製ケージが求められ、さらに反時計回りに回転する丸穴車には、新たな独自の歯型設計が必要とされました。



キャリバー9は、チャペックで初めて自社で設計、構想、製造されただけでなく、ほとんどが自社で機械加工されたキャリバーです。しかしザビエル・デ・ロックモーレルが指摘するように完全な垂直統合を望んでいることを意味するものではありません。
チャペックは常にエタブリサージュの原則を擁護することを強調し、彼は次のように説明しています。「私たちは自由を求めています。そのため、社内で部品を生産する能力があります。しかし、すべてを自社で作りたいわけではありません。私たちにとって、自由とは、特定の分野で最高の専門家パートナーを選択し、協力する能力も意味します。それが、私たちが機敏性と独立性を維持できるようにするものです。」彼はまた、メゾンの常連パートナーの間にあるかけがえのない「家族」意識を指摘しています。
「これらの価値観は、私たちの10周年記念と将来の根底にある哲学に深く根差しています」と彼は言います。




メカニックと美学 : 不変の絆
メカニックの美しさを増幅するため、チャペックは当初から協力関係にあるメタレム社に依頼し、新しいトロンブイユ(だまし絵)ギョーシェ デザインを開発しました。その結果ドラマティックな渦の効果が生まれ、無限の奥行きの印象が与えます。



チャペックは、この新しいパターンをSingularité(シンギュラリテ)と名付けました。これは、標準的な物理法則が崩れ、空間と時間が無限で区別のない宇宙の場所を意味する天文学用語の「特異点」から取ったもので、ブラックホールがその最たる例です。

このパターンは一見シンプルに見えますが、実現するのは非常に困難です。ギョーシェ職人が常にひとつの点から始まる様々な角度で線をカットする古典的なギョーシェ・パターンとは異なり、シンギュラリテでは、旋盤が通過するたび開始点が移動します。



メカニカルな構造の純粋さとギョーシェの無限大効果を高めるため、アワーマーカーは文字盤上には取り付けられておらず、フランジの一部になっています。急峻な曲線を描くブリッジは、ギョーシェ文字盤を介してメインプレートに一体化されています。

チャペックは創業当時から、コレクターにパーソナライゼーションの自由を提供し、自分だけの時計を身に着けられるようにしてきました。そのため、アンタークティック・トゥールビヨンは、3種類の文字盤カラーをお選びいただけます。グレイシャーブルー、フォトン・スフィア(5Nゴールド色)、そして神秘的なグレーのシークレット・アロイは50本の限定生産です。すべてのバージョンはステンレススティールのケースとブレスレットで提供されます。


ケースの再設計 : 透明性と曲線への賛歌
メースは、メカニズムと文字盤の曲線美を反映するように再設計されました。アンタークティック・ラトラパントの湾曲したボックスガラスのコンセプトを出発点として、前面と背面のサファイア・クリスタルが微妙に盛り上がっています。裏側ではこれにより、ベゼルが存在しないかのような印象が生まれ、実際、通常ケースバックのベゼルに表示される刻印は、メタライゼーションによりクリスタルの内側に施されており、外側から見ると正しく読めるようにミラースタイルで仕上げられています。

トロンブルイユ効果を増幅し、空中に浮かんでいるような印象を与えるために、ゴールドのローターの表面も凸面状に仕上げられています。さらにチャペックが大切にしている独立系マスター・エングレーバーであるミシェル・ローテンが、シンギュラリテ・ギョーシェに似たブラックホール風のパターンを手作業でエングレーブしました。


アンタークティック・トゥールビヨンは、コレクションの他のモデルと同様、マイクロ・アジャストメント機構、クィックチェンジ・システムを備えたステンレススティール製ブレスレットとして提供され、もう一本のラバーまたはレザー・ストラップが付属します。

アンタークティック・トゥールビヨンは、世界中のチャペック指定販売店、およびジュネーブのブティックで先行予約できます



【仕様】
アンタークティック・トゥールビヨン シークレット・アロイ
税込予価:-¥14,300,000.
限定:50本
[特徴]40.5mm ステンレススティール製ケース。手作業による‘Singularité’(シンギュラリテ)ギョーシェが施されたダイヤル。フライング・トゥールビヨンを備えた自社製ムーブメントキャリバー9。50本の限定生産。


FUNCTIONS:時・分表示フライング・トゥールビヨン
MOVEMENT:「キャリバー9」(トゥールビヨンを搭載した自社製自動巻)
・径 : 32.4mm
・ローターからダイヤルまでの高さ : 3.79mm
・ローターからセンターブリッジまでの高さ : 7mm
・コンポーネント総数 : 191
・石数 : 20
・スイス レバー・エスケープメント : 4つのゴールド製慣性ウエイト(マスロット)を備えたフリースプラング・テンプ
・振動数 : 21,600 VpH(3Hz)
・手作業によるエングレーブが施された5Nゴールド製ローター
・パワーリザーブ : 約72時間
・FINISH:サンドブラスト仕上げ ブラックのブリッジ 手作業による面取り
・手作業による6つのインワード・アングル
CASE:ステンレススティール製
・サイズ : 40.5mm(径)11.5mm(厚)
・トップとボトムは、内側に無反射加工がなされたグラスボックス型サファイア・クリスタル
・防水性 : 50m
DIAL:401「シークレット・アロイ」製オリジナルのグレー色
・表面に手作業による登録済み「シンギュラリテ」ギョーシェ
・ブルースティールのアワーマーカ、スーパールミノーバ
・ブルースティールの針、スーパールミノーバ
・ロジウムプレイトのアワーマーカーと針(オプション)
BRACELET:リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット
・独自の「イージーリリース」システム マイクロアジャストメント機構
・ラバー・ストラップが付属レザー・ストラップは別売




アンタークティック・トゥールビヨン グレイシャーブルー
税込予価:¥14,300,000.
[特徴]40.5mm ステンレススティール製ケース。手作業による‘Singularité’(シンギュラリテ)ギョーシェが施されたダイヤル。フライング・トゥールビヨンを備えた自社製ムーブメントキャリバー9


FUNCTIONS:時・分表示フライング・トゥールビヨン
MOVEMENT:「キャリバー9」(トゥールビヨンを搭載した自社製自動巻)
・径 : 32.4mm
・ローターからダイヤルまでの高さ : 3.79mm
・ローターからセンターブリッジまでの高さ : 7mm
・コンポーネント総数 : 191
・石数 : 20
・スイス レバー・エスケープメント : 4つのゴールド製慣性ウエイト(マスロット)を備えたフリースプラング・テンプ
・振動数 : 21,600 VpH(3Hz)
・手作業によるエングレーブが施された5Nゴールド製ローター
・パワーリザーブ : 約72時間
・FINISH:サンドブラスト仕上げ ブラックのブリッジ手作業による面取り
・手作業による6つのインワード・アングル
CASE:ステンレススティール製
・サイズ : 40.5mm(径)11.5mm(厚)
・トップとボトムは、内側に無反射加工がなされたグラスボックス型サファイア・クリスタル
・防水性 : 50m
DIAL:401「シークレット・アロイ」製
・PVD加工によるグレイシャーブルーの色合い
・表面に手作業による登録済み「シンギュラリテ」ギョーシェ
・ブルースティールのアワーマーカ、スーパールミノーバ
・ブルースティールの針、スーパールミノーバ
・ロジウムプレイトのアワーマーカーと針(オプション)
BRACELET:リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット
・独自の「イージーリリース」システム マイクロアジャストメント機構
・ラバー・ストラップが付属レザー・ストラップは別売





アンタークティック・トゥールビヨン フォトン・スフィア
税込予価:¥14,300,000.
[特徴]40.5mm ステンレススティール製ケース。手作業による‘Singularité’(シンギュラリテ)ギョーシェが施されたダイヤル。フライング・トゥールビヨンを備えた自社製ムーブメントキャリバー9


FUNCTIONS:時・分表示フライング・トゥールビヨン
MOVEMENT:「キャリバー9」(トゥールビヨンを搭載した自社製自動巻)
・径 : 32.4mm
・ローターからダイヤルまでの高さ : 3.79mm
・ローターからセンターブリッジまでの高さ : 7mm
・コンポーネント総数 : 191
・石数 : 20
・スイス レバー・エスケープメント : 4つのゴールド製慣性ウエイト(マスロット)を備えたフリースプラング・テンプ
・振動数 : 21,600 VpH(3Hz)
・手作業によるエングレーブが施された5Nゴールド製ローター
・パワーリザーブ : 約72時間
・FINISH:サンドブラスト仕上げ ブラックのブリッジ 手作業による面取り
・手作業による6つのインワード・アングル
CASE:ステンレススティール製
・サイズ : 40.5mm(径)11.5mm(厚)
・トップとボトムは、内側に無反射加工がなされたグラスボックス型サファイア・クリスタル
・防水性 : 50m
DIAL:401「シークレット・アロイ」製
・PVD加工による5Nゴールドの色合い
・表面に手作業による登録済み「シンギュラリテ」ギョーシェ
・ブルースティールのアワーマーカ、スーパールミノーバ
・ブルースティールの針、スーパールミノーバ
・ロジウムプレイトのアワーマーカーと針(オプション)
BRACELET:リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット
・独自の「イージーリリース」システム マイクロアジャストメント機構
・ラバー・ストラップが付属レザー・ストラップは別売






【お問い合わせ】
株式会社 ノーブルスタイリング
〒153-8580
東京都目黒区三田1-4-1 ウェスティンホテル東京 1F
電話番号:03-6277-1604
FAX:03-6277-1689
メールアドレス:info@noblestyling.com




【Czapek & Cie]
チャペックは、19世紀のチェコ生まれのポーランド人ウォッチメーカー、フランソワ・チャペック(François Czapek)の精神を受け継いだ現代のウォッチ・メゾンです。183年にチャペックは、ワルシャワでの政治的混乱から逃れ、ジュネーブに亡命しました。そして1830年代に数々のビジネスを創業しました。1845年にCzapek & Cie.(チャペック時計会社)を設立したのち、彼はナポレオン3世の宮廷時計師となり、パリのヴァンドーム広場に最初期の時計ブティックを開きました。
チャペックの名前は、2015年にメゾンの歴史とクラフトマンシップを再興しようとする時計愛好家のグループによって復活しました。1850年代のチャペック製ポケットウォッチからインスピレーションを得た、ファースト・コレクションである「ケ・デ・ベルク33bis」は、2016年のGPHG(ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ)でパブリック・プライズを受賞しました。2020年同社は、初の自社製ムーブメントを搭載したスポーツシックなコレクションである、アンタークティックを発表しました。現在、チャペックの時計は、独特なデザイン、高品質の職人技、限定生産で知られています。ジュネーブに本社を置き、ラ・ショードフォンに自社工房を構えるチャペックは、”etablissage”(エタブリサージュ -水平分業)というコンセプトを現代的な方法で徹底的に守っています。
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