もうすぐXmas!!!

 By : @kikuchi

いよいよXmasウイーク、編集部内にあるラジオからも頻繁にクリスマスソングが流れるなど、世の中はクリスマスモード真っ只中といった感じですよね。1月売りを抱えている編集部は、年末進行でそれどころではないのですが…。

今年はちょうど25日が日曜日で23、24日を含めて3連休の人も多いため、小売店はさぞかし期待していることでしょう。

そういえば、何年か前にも天皇誕生日の23日が日曜日だったため、24日(月)が振替となり3連休になった年がありました。そのときの3日間だけで、なんと年間売上の約2割(うる覚えなので違っているかも…)を売り上げたということを、カジュアルウオッチの専門店を全国展開しているある会社の方が言っていて驚いたことを思い出しました。近ごろ、何かと暗い話題が多い小売業界。ぜひ、今年もそうなってほしいと願うばかりです。なにせ、モノが売れないと、我々の雑誌にも影響がでるのですから。。。

そんなクリスマスも近いことですし、今回はかわいらしい時計を取り上げてみました。


●写真:水橋嵩行(パワーウオッチ7月号・No.88)

ドイツ、ユンハンス社のマックス・ビル バイ ユンハンスの2016年新作でございます。ミニマルなデザインにパステルカラーの文字盤がよく似合う。とてもオシャレじゃないですか。

さて、マックス・ビルといえば、ドイツ・バウハウス最後の巨匠として知られる世界的に著名な建築家&プロダクトデザイナーです。この時計はユンハンス社からの依頼でマックス・ビルがデザインを手がけ、1962年にリリースされたものなのです。同社はそれを1997年に復刻し忠実に再現。大ベストセラーになったという代物ですね。



●(上)マックス・ビル (下)マックス・ビルが描いた1960年当時の時計のスケッチ/写真:ユーロパッション

 文字盤の色は別としても、基本デザインは、
いま見てもまったく古さを感じさせないところに驚きませんか。
機能主義デザインを唱え、時代の変遷に左右されることのないデザインを目指していたバウハウスのデザイン思想を、恐らくは腕時計というプロダクトで具現化した唯一の作品と言えるかもしれません。


●マックス・ビルが学んだバウハウス・デッサウの校舎。これは私が2015年6月に取材に行ったときの写真。完成したのは1926年12月、いまからちょうど90年も前に建てられた建物とは思えないほど、とても斬新かつモダンで屋内の作りも実に機能的。次回はプライベートでぜひ訪れたいと思っているのであります/写真:神戸シュン(ドイツ腕時計 No.3)


 (右)Max Bill by Junghans Hand Wind
Ref.027 3601 00
ケース径:34mm
ケース素材:ステンレススチール
ムーヴメント:手巻き J805.1(ETA2801-2ベース、17 石、28,800 振動/時)
防水性:防汗
風防:ドーム型プレキシガラス
税抜価格:¥110,000 

(左)Max Bill by Junghans Lady
Ref.047 4659 00
ケース径:32.7mm
ケース素材:ステンレススチール
ムーヴメント:クオーツ(J643.29)
防水性:防汗
風防:ドーム型プレキシガラス
税抜価格:¥84,000 

 <問い合わせ>
ユーロパッション ☎03−5295−0411
http://www.europassion.co.jp/junghans/