ウォルター・ランゲ記念碑の除幕式開催~グラスヒュッテ近代時計産業誕生175周年祝賀事業の一環として

 By : KITAMURA(a-ls)


先日、A.ランゲ&ゾーネは創業175周年記念として上海で3つの限定モデルを発表したが、ランゲの175周年ということはすなわち、ドイツの貧しい田舎町にすぎなかったグラスヒュッテに近代的時計産業が誕生してからも175周年ということであって、このアニヴァーサリー・イヤーに、グラスヒュッテの街をあげて、いくつかの祝賀行事が催行されている。




その一環として、2020年9月18日、グラスヒュッテの聖ヴォルフガング教会の前に作られたウォルター・ランゲの記念碑の除幕式が執り行われた。

実は当初この除幕式は、先日の175周年記念モデル発表と同時に行われる予定であったらしいのだが、忌々しいコロナ禍のために予定が変わり、イベントは分離され小規模で行うことになった次第である。

このウォルター・ランゲ記念碑は、グラスヒュッテの時計産業誕生175周年を記念して行われた祝賀行事のひとつであり、1990年のドイツ統一後、グラスヒュッテに精密時計製造を復活させたウォルター・ランゲ氏に敬意を表したものである。

氏の象は柔和な表情で、生前いつもそうであったように、笑顔とともに握手の手を差し伸べている。


●除幕の瞬間



●グラスヒュッテのマーカス・ドレスラー町長のスピーチ


●挨拶するA.ランゲ&ゾーネのシュミットCEO


●ランゲの"6代目"ベンジャミン・ランゲ氏のスピーチ


以下、A.ランゲ&ゾーネが公開した動画。




動画では、ウォルター氏の同志だったクノーテ元CEOや、ジョアンナ・ランゲさんなど、新型コロナ・ウイルス感染拡大以来会うことが叶わなくなった懐かしい方々の笑顔に出逢えたのが、なにかとても嬉しかった。
I wish I was there.....