CZAPEK Only Watch 2021 クロノードとコラボレーションした文字盤オープンワークスプリットセコンドクロノグラフ アンタークティック・ラトラパント "サンライズ"

 By : CC Fan



Only Watch2021出品作品


2年に1回のOnly Watchオークション、前回2019年では控えめなエスティメートを大幅に超えたチャペックからはアンタークティックのスプリットセコンドクロノグラフが出展されました。


過去2回の参加は多数のブランド同様「既存モデルのユニークなバージョン違い」という形でしたが、今回はFPジュルヌなどが行っている「新作ムーブメントのお披露目を兼ねる」というよりアグレッシブな体勢での参加になります。

初作ながら強烈なインパクトを残したSXH1、サスペンドトゥールビヨンのSXH2を手掛けたジャン=フランソワ・モジョン率いるクロノード(Chronode)社と再びタッグを組んで完成させたダイヤル側オープンワーククロノグラフムーブメントSXH6を搭載。



2019年のバーゼルで、ジャン=フランソワ・モジョンと。
「縁の下の力持ち」として手堅い設計の高信頼ムーブメント/モジュールを各ブランドに提供しています。



スプリットセコンドクロノグラフ機構は文字盤側に配置され、「オープンありき」で見せることを前提とした対照的なデザインを持ちます。
12時位置にクロノグラフのスタート・ストップを制御するためのコラムホイールを配置し、9時位置の水平クラッチと3時位置のリセットハンマーを制御しています。
6時位置にはスプリットセコンドのスプリット・復帰を制御するコラムホイールとペンチを配置、対称的なペンチがスプリットセコンド車のブレーキを挟み込みます。

ケ・デ・ベルク(QUAI DES BERGUES)同様、ナポレオン三世の懐中時計N.3430に範を取った低い位置のサブダイヤルを設けていることが分かります。


スプリットセコンドはアイソレーターなどがない古典のシンプルなもの。
ペンチがブレーキ車を挟むことでスプリット針が停止し瞬間の時刻を記録、ペンチが解放するとバネの力でハートカムをレバーが押し、再びクロノグラフ針に追いつくというもの。

気になるのは「サテライト・ミニッツ・トレイン」と書かれている秒輪列、何か新しい試みが行われているのかもしれません。
この機構についてはより詳細が分かりましたら追ってお伝えしようと思います。



チャペックのCを象ったリンクを持つブレスレット。

公式のリリースも引用します。


Czapek Antarctique Rattrapante “Sunrise”  hoping for a new dawn

チャペックアンタークティック・ラトラパント“サンライズ”新しい夜明けを願って


Czapek(チャペック)は、今年のOnly Watchオークションの公式カラーを採用したユニークピースで3度目の参加。このイベントをサポートします。



モナコ公、アルベール2世の後援の下、デュシェンヌ型筋ジストロフィー協会(Association Monégasque contre les Myopathies)により隔年で開催されるOnly Watchは、デュシェンヌ型筋ジストロフィーの研究に貢献する世界有数のチャリティー・オークションです。2005年以来、8回にわたるイベントでは、7,000万ユーロ以上の基金が集められました。

2019年のフォーブル・ド・クラコヴィ(Faubourg de Cracovie)クロノグラフのユニークピース「Courage Every Second(いつも勇気を)」が、エスティメートの3倍以上の価格で落札されるという成功を収めた後、チャペックは、この価値あるイベントをサポートする別の傑出した作品の製作に着手しました。

今年、ジュネーブを拠点とするブランドは、前衛的で、真に魅惑的なユニークピース、アンタークティック・ラトラパント”サンライズ”を出品します。

同社の最新モデルである、モノプッシャーのスプリット・セコンド・クロノグラフは、このチャリティー・イベントで初めて発表されます。その鮮やかな色彩をそなえた外観は、2021 Only Watchの公式カラーからのインスピレーションであり、病気に侵された患者とその家族に新しい希望、つまりその名前が示す新しいサンライズ(日の出)を生み出すことを目的とした共同作業の成果です。



コラボレーション、オープン性、創造的思考は、チャペックの創造的プロセスの中心となるものです。アンタークティック・ラトラパント“サンライズ”は、明るいOnly Watch 2021の公式カラー(イエロー、オレンジ、レッド)と、チャペックのアンタークティック・コレクション最新の機械式イノベーションである、ユニークなオープンワークのダイアルとスプリット・セコンド機構を組み合わせています。「このユニークなモデルのアイデアは、ステップバイステップで実現しました。」チャペックのCEOであるXavier de Roquemaurel(ザビエル・デ・ロックモーレル)は回想します。「チャペック主導で開始されたプロジェクトであるメカニズムの概念は、私たちのムーブメント製造におけるパートナーであるクロノード(Chronode)社との長きにわたり実り多いコラボレーションによるものです。そして美的なコンセプトは、友人でパートナーであり、CVD “NanoDeCo”テクノロジーのエキスパートである、ラ・ショードフォンのポジティブ・コーティング(Positive Coating)社とアイデアを交換しながら、形となりました。そして何かクレイジーなものというヴィジョンのもと、全体のデザイン構成がスタートしました。」

アンタークティック・ラトラパント“サンライズ”は、2020年に発表されたチャペックのスポーツシック・コレクションである「アンタークティック」をベースとしています。クロノード社と共同で開発されたチャペック独自のスプリット・セコンド・モジュールは、「グランド・コンプリケーション」の世界に参入し、次世代のラインを生み出します。特許取得済みのサテライト・ミニット・ホイールの輪列と特許出願中のスプリット・セコンドのメカニズムを備えた、ブランド初のオープンワークダイアルとスプリット・セコンド機構を備えたこのモデルは、ウォッチメイキングにおける新しい夜明けと言えるものです。CVDコーティングされたオレンジのスプリット・セコンドのメインプレート、フュメ・コーティングを施したサファイアガラスのミニットリングとサブダイアル、ダイアルリングの12時から2時の間に見えるチャペックのシグネチャー「Courage every second(いつも勇気を)」の刻印が、このモデルをさらにユニークなものにしています。

「スタート、ストップ、そして追いつくというスプリットセコンドのメカニズムは、私たちのOnly WatchにおけるテーマであるCourage every secondを掲げてプロジェクトに取り組んだ、その時間の反映でもあります。」とXavierは続けます。「このユニークピースの名前、サンライズは、患者とその家族の生活がよりよくなるために、デュシェンヌ型筋ジストロフィーの研究における新たな夜明けへの私たちの希望を象徴しています。」

アンタークティック・ラトラパント“サンライズ”は、2021年11月6日土曜日に開催される第9回Only Watchにて、オークションにかけられます。

 

【仕様】
アンタークティック・ラトラパント“サンライズ”
Antarctique Rattrapante Sunrise

特許取得済みのサテライト・ミニット・ホイールの輪列と、特許出願中のスプリット・セコンド・メカニズムを備えた、ブランド初のオープンワークダイアル。スプリット・セコンド・クロノグラフ

[MOVEMENT]
-Chronode(クロノード)社と共同で開発された、チャペック社独自の最新キャリバーSHX6
-2つのコラム・ホイール
-水平クラッチクロノグラフ
-特許取得済みのサテライト・ミニット・トレイン
-特許出願中のスプリット・セコンド・クランプを備えたモノプッシャーのスプリット・セコンド・クロノグラフ・モジュール
-100%リサイクルされた5Nローズゴールド製のローターを備えたハイパワー・ムーブメント

[DIAL]
-ダイアル側にオープンワークのスプリット・セコンド・クロノグラフ機構
-CVDコーティングされたオレンジのスプリット・セコンドメインプレート
-フュメ・コーティングを施したサファイアガラスのミニットリングとサブダイアル

[CASE]
-ステンレススティール
-サイズ: 42.5mm(径)10.5mm(厚)
-(ボックス型アッパーガラスを含むと、厚さは15.3mm)

[BRACELET]
-リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット独自の「イージー・リリース」システム

ESTIMATE:CHF 60,000.~90,000.


【関連 Web Site】

CZAPEK Geneve
https://czapek.com/

Noble Styling
http://noblestyling.com/



[Czapek & Cie.社]
François Czapek(フランソワ・チャペック)は、チェコ生まれのポーランド人ウォッチメーカーで、ポーランド暴動に参戦した後、1832年、ジュネーブに逃れました。まもなく彼は自身のアトリエを開き、それから間もない1839年、同郷のAntoine Norbert de Patek(アントワーヌ・ノルベール・ド・パテック)とのパートナーシップを結び、彼をウォッチメイキングの世界に誘いこみました。そのパートナーシップが終了する1845年、彼はCzapek & Cie.(チャペック時計会社)を立ち上げ大きな成功を収めました。そして彼は、ナポレオン3世のお抱え時計師となり、パリのヴァンドーム広場にウォッチメイキングの歴史における最初期のブティックを開きました。また時計関連の書籍も著しましたが、残念ながら、その第2巻が発刊される前に亡くなってしまいました。
Czapek & Cie.は2015年に優れたコレクションとともに復活し、その代表モデルは2016年11月、ジュネーブにて開催されたGrand Prix de l’Horlogerie(ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ)のパブリック・プライズを受賞しました。このコレクションは、1850年代のCzapekの作品からインスピレーションを受けています。美しいエナメル・ダイアルと7日間のパワーリザーブを持つ自社製ムーブメントが特徴のこのコレクションは、クラフトマンシップとデザイン、限定性が融合したものです。セカンド・コレクションは、サスペンド・トゥールビヨンとセカンドタイムゾーン機能が搭載されたモデルで、その1年後の2017年に発表されました。そして、Czapek社にとって初めてのクロノグラフ・モデルFaubourg de Cracovie(フォーブル・ド・クラコヴィ)が2018年のBaselworldで公開されました。同社は、スイスのジュネーブに本社を構えています。
#wecollectrarepeople