ペキニエ 「フレンチマニュファクチュール再興10周年」を記念したオリジナルムーヴメント第3弾を搭載した「アティチュード」実機レポート 三越WWFで先行受注会を実施

 By : CC Fan
今月18日から開催されている時計の祭典、第24回三越ワールドウォッチフェア。

以前にレポートした「リュー ロワイヤル ヴェール」を出展しているペキニエ(PEQUIGNET)から「フレンチマニュファクチュール再興10周年」を記念し、開発された全く新しい新規ムーヴメント カリブル イニシャル(Calibre Initial:EPM03)を搭載した新たなるピース アティテュード(ATTITUDE)発表され、先行受注会が開催されることが決定しました。

先行して実機を拝見させていただいたので実機レポートをお送りします。



先行するリュー ロワイヤルのEPM01,EPM02のスモールセコンドとは異なり、センターセコンドを採用したEPM03。

フレンチマニュファクチュール再興の旗揚げとして野心的な試みのセンターシャフトドライブやフラットな3ディスクカレンダーを採用したEPM01,EPM02は技術的にも素晴らしく、時計史に燦然と輝くフランスの栄光に新たなるページを刻むことを目指していましたが、理想主義的で生産数をむやみに増やすこともできず、初めから3ディスクカレンダーやムーンフェイズを組み込んだ設計にしたため、それ以上の拡張がそこまではできなかったという事情があったそうです。
EPM03ではマニュファクチュールですべての部品を社内設計・社内検品し、高い品質を保つという方針はそのまま、より量産しやすく「ベースムーブメント」として拡張しやすいスタンダードなムーブメントとして投入、より幅広いラインナップをマニュファクチュールムーブメント化することでより知ってもらいたいという狙いがあるそうです。



新ムーブメントのスタートを記念するアティテュード(ATTITUDE:態度、心構え、気持ち…)というモデル名で100本限定、18Kゴールドケースで登場。
風防はドーム状、光を当てたときの表情が独特です。
スイスとは「違う」と感じるフランスのエスプリを感じさせるペキニエのデザインコードが活かされています。



100本限定の限定ナンバーはなんとダイヤル上に手描きで記されています。
この個体はプロトタイプなので000です。

針も5Nゴールドをポリッシュ仕上げしたものでケースとの調和を図っています。



ムーブメントはセンターシャフトドライブで特徴的な大型の香箱こそないものの、8振動/秒で65時間のパワーリザーブと両方向自動巻きを備えています。
プレートには放射状のコリマソナージュ装飾(デコラシオン・エスカルゴ)が施さており、タングステン製で効率を上げた自動巻きローターにはフランスの象徴「Fleur-de-Lys」の紋章が記され、ローターの形もヴェルサイユ宮殿の庭園内の噴水をモチーフとしたものになっています。



光の当たり方で表情が変わります。



リュー ロワイヤルから比較し、ケースサイズが39mmと「アンダー40mm」になったのも、日本でよい印象を持って迎えられそうです。
ケース厚も9.2mmと使いやすいサイズです。



ベルトもケースのゴールドカラーに合わせたダークゴールドカラー、アイボリーの文字盤と全体的に調和を狙ったデザインで主張せず使えそうです。



既報のリュー ロワイヤル ヴェールと。



ムーブメントサイドも…
並べて見るとサイズが結構違いますね…





現在開催中の三越ワールドウォッチフェアにてペキニエも展示中。
受注会の概要を掲載します。

ペキニエ新作「アティチュード先行受注会」

日時:2021年8月29日(日) 14時~16時
場所:日本橋三越本店 本館6階 ウォッチギャラリー cal.BAR(キャリバー)
 
イベントに関する問合せ:03-6241-3311(大代表)

入荷は2021年12月、納品は順次、の予定となります。




【お問い合わせ】

カリブルヴァンテアン株式会社
03-6206-2333
www.calibre21.jp