ペキニエから3つの話題、フレンチウォッチフェア、ロワイヤル パリ トリコロールカレンダー、ロワイヤル トゥールビヨン

 By : CC Fan

先日、ニュースでも紹介したペキニエとイエマのコラボレーションによって実現した『Made in France Watch Fair』、初日にお伺いさせていただいたのでレポートと新作情報をお伝えします。



会場にはフランスの象徴、トリコロールカラーがあしらわれ、各ブランドの人気作が並びます。

今月末には、「近代国際スポーツの祭典」がパリで行われることもあり、フランスに対する注目も集まっているそうです。
これを記念し、特徴的な3ディスクカレンダーにトリコロールカラーをあしらった「トリコロールカレンダー」が33本製作されるそうです。



控えめな、「クワイエット ラグジュアリー」を体現したさりげないカレンダーの表現、とのこと。
フランスを象徴するイメージのためか、カレンダーの曜日表示もフランス語になっています。



ケースバックには、フランスの象徴、エッフェル塔を意匠化した緻密なメタリックプリンティング、こちらも押し出しすぎずあくまでさりげない表現に抑えています。

公式のスペックを引用します。

ロワイヤル パリ トリコロールカレンダー
Ref,9007233 FT
1,650,000(税込)
日本入荷予定10本 7~9月に順次入荷予定
ケース径:41mm ケース厚:11.4mm
316Lステンレススティール/100m防水/シースルーバック/ネイビーブルーアリゲータ
ムーヴメント:EPM01(カリブルロワイヤル)シングルバレル・センターシャフト・ドライブによるパワーリザーブ約88時間 /両方向自動巻き/21,600振動/スモールセコンド/パワーリザーブ・インジケータ/フラット3ディスク・ジャンピングデイデイトカレンダー(トリコロール配色・曜日は仏バージョン)

そして、フェアでお披露目された「大物」、Watches & Wondersでも取材していたロワイヤル トゥールビヨンの実機も日本に初公開されました。



カリブル ロワイヤルのアーキテクチャ(大型シングルバレルによるセンターシャフトドライブ)を活かしたトゥールビヨンとしてマニュファクチュールキャリバーを制作しました。



トゥールビヨンケージを中心に広がる波紋は「無の世界から生まれた新たな生命が、周りに様々な影響を生み出すさま」 を表現しているそうです。



こちらはWatches & Wondersで撮影、トゥールビヨンは文字盤側に遮るものが無いフライングトゥールビヨンで、浮いているような表現を楽しむことができます。

フライングにしても「よく透けている」と感じるのではないでしょうか?

その秘密は…



ケースバックから見ると秘密の片鱗を伺うことができます。
通常のトゥールビヨンはトゥールビヨン軸に設けられた小さなピニオンに3番車(相当)が噛みあって回転させるため、3番車がトゥールビヨンに重なってしまい、開口を塞ぐ原因になります。
ロワイヤル トゥールビヨンでは、トゥールビヨンケージに切った歯を外周の小さな中間車から動かす幸三を採用することで、3番車との重なりを無くして開口を広げており、重なりが減ることによって厚みも減らすことができる構造になっています。



正面から見るとトゥールビヨンケージの向かって左上に中間車の石が見えますが、目立たなくすることで「まるで浮いているような」表現を実現しています。
トゥールビヨン軸を支えるブリッジも肉抜きすることで目立たなくしています。



立体的なトゥールビヨンケージと「波紋」。
ケース造形もロワイヤルを思わせる、ペキニエのデザインを踏襲しています。

限定24本、公式のスペックを引用します。

Ref,9035475


¥13,750,000(税込予価)
ケース径:44mm ケース厚:11.70mm
K18 RG(62.54g)/ 5気圧防水/シースルーバック
ムーヴメント:EPM04-カリブル ロワイヤル トゥールビヨン
(シングルバレル・センターシャフト・ドライブによるパワーリザーブ約88時間/手巻き/21,600振動)
60秒で1回転する「フライングトゥールビヨン・ケージ」はチタン製で重量軽減と精密さを併せ持ちます。



アティチュードはカラフルなバージョンも…

【お問い合わせ】
カリブルヴァンテアン株式会社
03-6206-2333
公式サイト https://calibre21.jp/
※ペキニエ特約店では、「#ペキニエ試着してみるキャンペーン」の開催に合わせて順次販売が開始されます。
詳細は、下記URL(カリブルヴァンテアン公式サイト内 NEWS)をご覧ください。
https://calibre21.jp/blog/article.html?page=41




【ペキニエ(PEQUIGNET)】

フランスのジュラ地方・モルトーに1973年エミール・ペキニエ氏が設立し創業50周年を迎えました。完全自社研究開発による「カリブル ロワイヤル(国際特許8件取得)」を2011年にデビューさせ「フレンチマニュファクチュール」を現代に蘇らせました。現在は自社ムーヴメント3種(EPM01,02,03)をラインナップし、独創的な技術とフレンチタッチの融合により「唯一無二」な存在となっている”フランス無形文化財企業”の認定を授かるメイド・イン・フランスの時計専門メーカーです。