パズルRPG パズル&ドラゴンズ10周年を記念し、チャペック アンタークティックとコラボレーションした「ミルモデル」が登場!

 By : CC Fan

ガンホー・オンライン・エンターテイメントが提供しているスマートフォン向けパズルRPG パズル&ドラゴンズ(パズドラ)の10周年を記念し、チャペックとの異色のコラボレーションを実現したアンタークティック 「ミルモデル」。



極秘裏に進められていたこのプロジェクト、チャペックを数多く取り上げてきたWMOでもこのコラボレーションは寝耳に水の驚き、さっそく取材を申し込み、プロジェクトを推進したガンホーの山本大介プロデューサーにお話を伺いました。



山本大介プロデューサー

現在もプロジェクトは進行中、まだまだ未定の部分も多いようですが、まずはどのような経緯でコラボレーションに至ったかをお伝えします。

元から時計が好きだった山本氏、色々な時計をコレクションしてきた中で、チャペックのアンタークティックは初めて、「実機を見ずにオーダーした」時計だったそうですが、高い完成度に非常に満足したそうです。


山本氏のアンタークティック

コロナ禍で外出が減り、より時計にのめり込み、情報収集を行っていると、自身が手掛けるパズル&ドラゴンズの誕生とチャペックの再興が奇しくも2012年スタートの「同い歳」であることに気が付き、迫っている2022年の「10周年」にコラボレーションを行えないか…という野望を抱き、購入した販売店にほとんど「ダメ元」で相談したところ代理店のノーブルスタイリングを紹介され、このコラボに懸ける情熱を伝えました。その熱意がスイス本国のチャペックに伝わり、プロジェクトがスタートしました。

パズル&ドラゴンズには時計をモチーフにしたキャラクターが多数登場していますが、その中で「遊刻の時龍契士・ミル」というキャラクターをモチーフにすることを決め、チャペックのデザインチームと意見を交換。「無幻の時龍契士・ミル」にデザインされているローマ数字のⅫを左右反転したような特徴的な文字を文字盤に採用することが決定しました。
単なるカラーバリエーションではなく、「パズドラ」の世界観を文字盤内に取り込んでいます。


同じ「ミル」でも光と闇の属性があり、その両方をモチーフに検討を進めていったそうです。





闇属性をベースに作られた初期案。






光属性をベースに作られた初期案。

ガンホーチームからの提案に対し、チャペックチームからも「逆提案」を行うなど活発な意見交換を行いながら数多のデザインを競い合わせて検討が進みました。
プロジェクトの目標である「パズドラ10周年記念」で発表するという締め切りが決まっていたため、タイトなスケジュールでの進行でしたが、チャペックチームのフットワークの速さ、ノーブルスタイリングの山口氏が得意とするきめ細かいサポートにより、数多のディテールの組み合わせとパネトンカラーマネージメント(色標準)によるリモートでの検討が進みました。
時計好きであっても、「自分がどのようなものを作りたいか」になると勝手がまた違う、という点も山口氏がフォローしてお互いの意向を上手く擦り合わせていきました。


組み合わせ検討の一例

候補を出してはその組み合わせを検討する、という地道な作業を繰り返し、文字盤はアンタークティックのStairway to Eternity(永遠への階段)をベースにすることが決まり、さらに話し合いながらダイヤルの詳細な色(パントン)・秒針のディテール、”Mille Model”のロゴ、日付ディスクの色…と詰められていき、最終的に闇属性ミルのブラック文字盤を10本製作することが決定し、10周年の生放送で発表されました。



山本氏としては光属性ミルのグリーン文字盤も甲乙つけがたいそうです。



「異色」のコラボで驚きをもって迎えられましたが、山本氏の熱意が形になった素晴らしいコラボレーションだと思います。

現在、更に検討が進み、いよいよプロトタイプの生産に入りつつあるというアンタークティック ミルモデル。
WMOでは、これからも続報をフォローアップしていきます!

【関連 Web Site】

パズル&ドラゴンズ(パズドラ)公式サイト
https://pad.gungho.jp/

CZAPEK Geneve
https://czapek.com/

Noble Styling
http://noblestyling.com/