オーデマ ピゲが ブラックセラミックの新限定モデル 「ロイヤル オーク オートマティック34ミリ」を発表~キャロリーナ・ブッチとのコラボ

 By : KITAMURA(a-ls)


相変わらず入手の難しい状態が続いているロイヤル オークではあるが、新たな限定新作の情報が届いたので、ニュースとしてお知らせする。フロステッドゴールド技法の"生みの親"であり、そのファッショナブルな感性が人気のキャロリーナ・ブッチ・コラボレーションからのニュー・リリースであるが、彼女とのコラボ・モデルは、ロイヤル オークを取り巻く状況がまだこんなにシビアではなかった2018年発表のコラボから、なかなかに入手のハードルの高いモデルだったと記憶しているので(参考→ https://watch-media-online.com/news/1736/ )、しかも今回は人気素材ブラック セラミックのモデルなので、より一層の厳しさを織り込みズミでご覧ください。ちなみに、これもロイヤル オーク50周年記念モデルの一環としての発表ではあるが、50thローターは非搭載のようだ。



では、以下、プレスリリースより。


ブラックセラミックの新限定モデル ロイヤル オーク オートマティック34ミリ キャロリーナ・ブッチとコラボ


オーデマ ピゲは、新たな限定モデル、ブラックセラミックのロイヤル オーク オートマティック34ミリを発売します。このタイムピースはマニュファクチュールとキャロリーナ・ブッチの最新のコラボの成果です。ロイヤル オーク50周年を記念し、イタリア出身のジュエリーデザイナー、キャロリーナ・ブッチはユニークなマルチカラーのミラー効果に輝くダイヤルをデザインしました。これはアイコンのタペストリーデザインへのトリビュートです。エレガントで思いがけない趣向のデザインが生まれました。この限定モデルは、オーデマ ピゲ ブティックまたはAPハウスのみで発売されます。

カロリーナ・ブッチはこの新しいロイヤル オーク オートマティック 34ミリモデルのダイヤルをデザインするにあたり、都市の風景にインスパイアされたマルチカラーを駆使して、アイコンのタペストリーに新たな解釈を与えました。©オーデマ ピゲ提供


繊細で思いがけないデザイン
オーデマ ピゲとの3度目のコラボにあたりキャロリーナ・ブッチは、フロステッドゴールドとして知られる鍛金加工を今回は使わず、オールブラックのセラミックダイヤルを意表を衝くアイデアで包みました。



常に新たなチャレンジに挑む彼女は、今回コントラストに焦点をあてました。ダイヤルは黒に見えますが、よく見るとマルチカラーが散りばめられ、光の反射によってきらめくタペストリーのイフェクトを思わせます。これはマイクロストラクチャリングにより得られたごく小さな四角形を、真鍮のダイヤルの上のサファイアプレートに化学的にエッチングする手法から得られたイフェクトで、虹のようなカラーが光に反射してきらめきます。



サファイアプレートの裏側には特別に開発されたゴールド蒸着が施され、光がダイヤルから反射します。虹のようにきらめく様子はダイヤル一枚ごとに違い、それぞれのピースが一品限りのものになっています。 この限定モデルはパッケージボックスもキャロリーナ・ブッチがデザインしました。



このアニバーサリーの機会に、ジュエリーデザイナーのキャロリーナ・ブッチは1972年のオリジナルへのトリビュートとして、タペストリーパターンの質感をごく微小なスケールでよみがえらせ新たな効果を生み出しました。



「思いがけない所に見える虹…
例えば道に油が溜まっていてその表面に虹色が見えるような。
このダイヤルは完璧なブラック、全ての色を飲み込む黒いキャンバスに
虹の七色が現れるというものです」

キャロリーナ・ブッチ(ジュエリーデザイナー)


素材のコントラスト
ブラックセラミックのケースとブレスレットに、六角形のピンクゴールドのネジ。ベゼルを固定すると同時にエレガントなカラーコントラストをアピールします。ケースとブレスレットの部品は全て、マニュファクチュールのシグネチャーであるサテン仕上げとポリッシュ面取りを組み合わせ、光の反射を最大限に生かしています。



ブレスレットはやや修正し、ビジュアル効果が高まるよう手直ししました。リンクをスタッズに固定するピンはブレスレット側面からは見えなくなり、スタッズの内部に固定されました。



チタンとサファイアのケースバックには“Limited Edition Carolina Bucci”とエングレービングされ、時、分、デイト表示のキャリバー5800を見ることができます。エレガントなマイクロビーズブラスト仕上げ、ポリッシュとサテン仕上げが、ネジ、アワーマーカー、針、22KTピンクゴールドの回転錘に施されています。



ダイヤルにはAPの頭文字の代わりに長い手書きスタイルのシグネチャーが輝きます。サファイアプレートにエングレービングしホワイトラッカーで埋めた仕上げで、キャロリーナ・ブッチのデザインしたユニークなダイヤルにマッチさせています。



常に進化を続けるコラボ
キャロリーナ・ブッチは1976年にジャクリーヌ・ディミエがデザインした初のレディースロイヤル オーク40周年記念の2016に、初めてオーデマ ピゲと提携しました。イタリア出身のデザイナー、キャロリーナ・ブッチはこの際に、ジェラルド・ジェンタのデザインにより生まれたウォッチを再解釈することとなりました。マニュファクチュールの時計師たちとともに、キャロリーナ・ブッチはフィレンツェに伝わる鍛金技法をフロステッドゴールドとして、ロイヤル オークの複雑なアーキテクチャーにアダプトさせることに成功しました。

この技法はゴールドの表面にダイヤモンドチップのツールで微細なへこみをつけるもので、ダイヤモンドダストがきらめくような仕上がりとなります。モデルは当初37ミリの15454と33ミリの67652で、ホワイトゴールドまたはピンクゴールドのバージョンがあり、ジャクリーヌ・ディミエの同席のもと、国際的なイベントで発表されました。オーデマ ピゲとキャロリーナ・ブッチとのコラボはこのようにして始まりました。2016年依頼、フロステッドゴールドの仕上げは多くのウォッチコレクションに採用され、異なるサイズがあり、またコンプリケーションにも使われていいます。

2018年、キャロリーナ・ブッチはユニークなダイヤルを組み合わせたフロステッドイエローゴールドのオーデマ ピゲ300本限定モデルをデザインしました。モデルのトレードマークでもある タペストリー にキャロリーナ・ブッチが選んだのはミラーダイヤル。穏やかな日、周囲の風景を映し出すような湖面を思わせるフラットなダイヤルです。一見シンプルに見えるミラーダイヤルですが、マニュファクチュールのクラフツマンたちは多くの技術的挑戦を重ねて完璧な効果を求めました。
2020年、キャロリーナ・ブッチはマニュファクチュールとのその前のプロジェクトにインスパイアされたK.I.S.S.ゴールドブレスレットコレクションをデザイン。サイズは2種類あり、いくつかのカラーが揃いネックレスともマッチさせています。このクリエーションは機械式ウォッチのスプリングのデザインコードを再解釈したもので、オートオルロジュリーとハイジュエリーとを結ぶものとなりました。
今回キャロリーナ・ブッチはロイヤル オーク50周年記念のトリビュートとして新たなダイヤルをデザインしました。


ブラックセラミックときらめくマルチカラーのコントラストを強調し、思いがけない光の反射がさざめく美しいダイヤルです。



ロイヤル オーク オートマティック34ミリは、その虹のカラーでウォッチ愛好家の皆様を驚かせるだけでなく、深みのある控えめで繊細なスタイルで魅了することでしょう。



[キャロリーナ・ブッチ]
キャロリーナ・ブッチはフィレンツェ出身の四代目のジュエリーデザイナーです。その上品なジュエリーは伝統的なクラフツマンシップを体現しながらデザインされています。フィレンツェの金細工地区にある家族のアトリエで全てを製造しています。人生の出来事に彩られたその作品は、一人の女性の人生の思い出のアルバムのようでもあります。 — carolinabucci.com/



【仕様】
ロイヤル オーク オートマティック キャロリーナ・ブッチ限定モデル / 34 ミリ
77350CE.OO.1266CE.02

ムーブメント:自動巻きキャリバー 5800
外径 :23.9ミリ(10 ½リーニュ)
厚さ :4.0ミリ
石数 :29
部品数 :186
パワーリザーブ :約50時間
振動数 :4 Hz (28,800振動/時)
機能:時、分、センターセコンド、デイト。
ケース:ブラックセラミックケース、18Kピンクゴールドスクリュー、反射防止加工サファイアガラスとチタンサファイア ケースバック、5気圧防水。
ケース厚:8.8ミリ

ダイヤル:レインボーカラーのサファイアダイヤル、ミラーポリッシュ効果、ロイヤル オークタペストリーモチーフを思わせるレーザーエッチング、蓄光処理を施したピンクゴールドのアプライドアワーマーカーとロイヤルオーク針。

ブレスレット:ブラックセラミック ブレスレット、チタンAPフォールディングバックル。
価格:¥6,270,000(税込)
発売中



“Born in Le Brassus, raised around the world.”
⟪ル・ブラッシュの自然が生み出し、人とともに生きていく⟫



[オーデマ ピゲ]
オーデマ ピゲは、今なお創業者一族(オーデマ家、ピゲ家)によって経営される最も歴史ある高級時計ブランドです。1875年以来ル・ブラッシュを拠点に、型破りなトレンドを生み出そうと新たなスキルや技術の開発、そして職人技の向上を続ける才能ある職人たちを、何世代にもわたり育んできました。スイス・ジュラ山脈に抱かれたジュウ渓谷で、マニュファクチュールが受け継いできた職人技と先進的なスピリットが込められた、デザインや技術の粋を極めた数々の厳選されたマスターピースが制作されています。感性という言語を通して、世界中の時計愛好家と情熱や職人技を共有するオーデマ ピゲは、創造的な実践を行うさまざまな異分野と豊かな交流を楽しみ、素晴らしいコミュニティを築いてきました。ル・ブラッシュの自然が生み出し、人とともに生きていく。Born in Le Brassus, raised around the world. — www.audemarspiguet.com
© Audemars Piguet 2022