Salon de l'Horlogerie Cartier 2017 イベントレポート

 By : KAIROS
今回はカルティエのSalon de l'Horlogerie Cartier 2017にご招待いただき、そのイベントレポートをしたいと思います。

場所は都内某ホテルにて行われましたが、カルティエの魅力を十分に引き出し、世界観を見事に演出していました。まずはいただいた見取り図を添付いたします。


会場に入ると直ぐに今年SIHH2017で注目を集めたパンテール ドゥ カルティエ、右に行くとレディース、左に行くとメンズ、そして正面奥に行くとパンテール ドゥ カルティエをフィッティングできるスペースになっていました。


まず初めはパンテール ドゥ カルティエ。
中央の柱壁面とその周り壁面に各モデルがディスプレイされており、83年の単なる復刻というよりはリバース(re-birth)という印象を持ちました。過去に敬意を払い、現代に蘇ったデザイン。その美しさは、時計というよりジュエリーという言葉が似合うフェミニンさを表現しています。








種類は全17種類、サイズはSM(22㎜30㎜)とMM(27㎜x37㎜)、素材はSS、SY、YG、PG、WG。
一部写真を掲載しますが、イエローゴールドが新鮮に見えます。

  
価格もサイズSMの素材SSで¥442,000(予価税込)とかなり戦略的な価格。
ブレスレットもさすがジュエラーらしく、しなやかで腕に心地よいフィット感です。特に注目したのは、この価格に対してブレスレットの駒がネジ式!どうでも良い事ですが、やはり細かいところにも配慮がされており、高級感を演出していました。
今年のSIHH、Baselとトレンドに沿った戦略はさすがです。
6月発売予定という事ですが、今年の大きな目玉になるに事は間違いありません。


そして左の部屋へ移動します。そこはレディースエリア、とはいえジュエリーウォッチだけでなく、メティエダールも。
正面には今年のSIHHで発表された商品が!

 どちらも素晴らしい商品でした。マーケティングの方に細かく説明をして頂き、特に右側は良ーく見ないとわからない特殊なつくりだとわかりました。
 パンテール ロワイヤルは過去のジュエリー商品(1949年ウインザー公爵夫人に創作されたサファイヤのブローチ)からのインスピレーション。ジュエリーではサファイヤの上にパンテールがいるデザインでしたが、こちらは時計の上にパンテールがいます。
 時計から広がるサークルが凝っています。WGとダイヤモンドをセットしたサークルがレースのような繊細さを演出していますが、実はその間に厚いサファイアクリスタルが嵌め込まれています。強度を保ちながら、ジュエリーを邪魔しないようにひっそりと光を放つ。まさに完全に芸術を意識した作品。
ダイヤモンドセッティングの組合せも見事で、ブラックラッカーで色付けされたパンテールに恐ろしいほど立体感を与えています。

そしてさらに奥へ進むと芸術作品が・・・
  
 





そしてジュエリーウォッチやハイジュエリー、ジュエリーコンプリケーションウォッチ


  




そして左のメンズエリアへ。
ここはグランドコンプリケーションや注目のDRIVE de Cartier が展示されておりました。

DRIVE de Cartier に関しましては、昨年7月に代官山で行われたイベント会場のように、DRIVE de Cartier の世界観を演出した趣向を凝らしたつくりになっていました。
商品についてはこちらをご覧ください。




コンプリケーション。



色々と商品があったのですが、お目当てはロトンド ドゥ カルティエ ミニッツリピーター ミステリアス ダブルトゥールビヨン。
が、会場にはありませんでした・・・残念。
という事でロトンド ドゥ カルティエ ミステリアス ダブル トゥールビヨンを。懐中時計もあったのですが、こちらしか写真を撮りませんでした。下の商品を見ていただくとわかるのですが、6時位置にトゥールビヨンがあります。そしてキャリッジがサファイヤクリスタルの中心を宙に浮いているように回っています。不思議だ・・・あれだけ重いものをどうやって?まさにミステリー!





そしてもう1つ見たかったロトンド ドゥ カルティエ ミステリアスアワー スケルトン・・・
と興奮し、見とれていて写真を・・・取り忘れてしまいました・・・す、すみません。という事でリリースより

“目に見えないもの”
今から1世紀以上前の1912年に、最初のミステリークロックとともの登場したカルティエのコンプリケーション、ミステリー機構
“目に見えるもの”
1930年代に登場して以来、カルティエの長い伝統を受け継ぐスケルトン。

スケルトンとミステリアスムーブメントというカルティエのオートオルロジュリーを象徴するふたつのシグネチャーが、初めて一つのウォッチの中で融合しました。

見事です。大変感動する作品でした。
細かい事は書きませんが、これは歴史的、芸術的、技術的に大変価値のある一本です。

まだまだ商品を紹介しきれていませんが、今年の新作はどれをとっても素晴らしい!
是非、店頭へ足を運んで、カルティエの歴史、芸術、技術を堪能してみてください。

カルティエ ジャパン株式会社
コミュニケーション部、マーケティング部の皆様、ありがとうございました。


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