2022年について私的に思うブログ~それから2023年 WATCH MEDIA ONLINEの予定とか展望

 By : KITAMURA(a-ls)


2022年もあと数時間で終わろうとしているので、今年をちょっと振り返ってみようかとも思ったのだが、時計に関しては何かあまり愉しい記憶は浮かばない、ごめんなさい。

その理由の第一はコロナかなぁ。
コロナの影響で2020年・2021年とWatches&Wondersに行けなかったし、WATCH MEDIA ONLINEの特長のひとつでもあったオフ会の開催も自粛していたけれど、そんな中でも最初の2年には『コロナさえ終息すれば解決する』という終点のイメージがあった。
でもこの2022年は、『行動規制はないけれ感染者は史上最高』とか、『重症化は減ってきたが、亡くなられる方は過去最高数』とか、コロナ禍が収まったのか収まってないのか、その終点イメージががブレてきた。しかも行く予定であったWatches&Wondersの直前になんと戦争が始まって、これまた断念。
そんなこんなで、自分らがコロナ禍出口の外側にいるのか内側にいるのかもよくわからないまま、半隠居のリモート生活のままでモヤモヤと一年が過ぎた感じだ

●画像は本文とは関係ありません。


そして時計についても、これまたモヤモヤしてる。
もともと時計ブログを始めた大きな理由のひとつは、時計趣味の楽しさを伝えて同好の人たちをどんどん増していければいいなぁというのがあった。それから十数年、確かに愛好家の方々はあの頃に比べたら大いに増えたと思うが、その結果として目につくようになったのが、品薄やら転売、二次マーケットの高騰、時計オークションの青天井、売り惜しみとか抱き合わせ販売、時計投資etc…、なんかこういう状況は思ってたのとはちと違う気がして、うーん…と気が沈んでしまったりもするのは、ま、これは老害の性なのかしらね。
個人的には今年3本ほどの時計を買ったけれど、できればSNS含めあまり紹介しないでというお達しがあったりで、ブランドがネットという発信力を持った今、広告をいただいて宣伝をする商業誌のような積極的な営業をしていないWATCH MEDIA ONLINEのようなメディアの立ち位置は、ちょっとモヤついている(笑)。



で、来年だが、さすがにもうそうろそろ動き始めようと考えている。
Watches&Wondersはできる限り行く方向で、愛好家の方々との交流の機会も増やしていけたらと思っている。

そんな中で、現在ほぼ決まっているのは、4月17日からのスイス工房ツアーだ。

これは2019年のグラスヒュッテ・ツアーの続編で、本来は2020年開催の予定だった旅行なのだが、3年の延期を経て、ようやく実現できそうだ。
現時点では、ローマン・ゴティエ、ヴティライネン、ハルデマンといった工房を訪ねてご本人たちとの交流を図り、あとは時計博物館を廻ったりAPのホテルに泊まってみたりとか、いろいろ企画中。
詳細は年明けの発表となるが、予定定員は8名なので、もしご興味ある方は、コメントなり、私のツイッターにDMなりしていただければ詳細がわかり次第ご連絡します。

それからもう一つ、昔はブランドの後援を受けたオーナーズクラブをやっていたけれど、来年は、本当にプライベートなオーナーズクラブをひっそり立ち上げてみようかとも思っている。

とはいえ、約3年の半隠居生活と加齢による衰えもあり(笑)、行動力が非常に衰えているので、できればWATCH MEDIA ONLINEを手伝ってくれるような若い方とも出逢いたい。
時計に関するなにかを"言葉"で発信したいと感じている方がいらしたら、ぜひ連絡をいただければ幸いである。



時計自体についての感想を言うと、最近の時計はどれも非常に良く作られていて、この十数年の間に時計の"平均点"は格段にあがっている。
それはそれで素晴らしく大事なことなのだけれど、その中にも数%でいいから、なにかもっとブッ飛んだものも見てみたい気がしてる。
仕様や輪列図を見て「すごいけど、コレ、本当にうごくのかよぉ~」みたいなやつね(笑)。そういう無理ゲ―みたいな構造に挑むブランドたちの切磋琢磨が技術開発を進化させてきたという歴史も確かにあるので、常識とかマーケティングをはみ出した連中の姿を、もっともっと見てみたい気がするのである。



あとはなんだろう・・・

そうだなぁ、あとは「リヒャルト・ランゲ・ミニッツリピーター」の実機の音を聴くことかな(笑)。
今年は叶わなかったけど、これは来年の数少ないたのしみのひとつかなぁ。



それでは皆さま、どうぞ良き新年をお迎えください

KITAMURA(a-ls)