ショパール 「アルパイン イーグル "SHIKKOKU”」発表イベント&実機レポート

 By : CC Fan

2023年4月22日追記:
今回日付なしを実現した方法について、ショパールに改めて確認したところ、「日付ディスクをはじめとした関連部品を省き、リュウズも一段引きに変更した枝番処理キャリバーを起こした」という回答が得られました。
ニュースでも少し触れていますが、改めて見直すと通常のアルパイン イーグルに搭載されているキャリバーは”Chopard 01.01-C”なのに対し、「SHIKKOKU」に搭載されているのは”Chopard 01.15-C”となっています(CはCOSC認証の意味の様です)。
8Hz(16振動/秒)のケイデンス 8HFに搭載されているのは”Chopard 01.12-C”でこちらも枝番で処理されていました。
日本限定に対するショパールの情熱が分かります。


先ほどニュースでお伝えした、ショパール アルパイン イーグルの日本限定「SHIKKOKU」文字盤。

ショパール共同社長カール‐フリードリッヒ・ショイフレ氏が来日し、アルパイン イーグルのこれまでの歩みを紹介、そして「SHIKKOKU」と新たなるアンバサダーとしてラグビー選手の稲垣啓太氏が加わることを発表しました。
ニュースの後半に掲載した公式リリースでイベントの様子は非常に明確に伝えられていますが、「ライブ感」という事で自分で撮った写真でレポートしたいと思います。



会場はオリンピックに合わせてリニューアルされた国立競技場…と言うものの、入場するとエレベーターで地下二階へ案内されます。
要所要所はライトアップされていますが、非常に暗く、ただ事ではない雰囲気が…



後から見るとまさに「漆黒」を体現した会場だった、と言うわけです。



メイン会場となった「ANDONホール」の名前の由来は照明器具の行燈がアクセントになっているからとのこと。



4年ぶりの来日となるショイフレ氏。
親子三代の共同作業によってアルパイン イーグルが生まれたエピソードや、ルーセントスティールやエシカルゴールドによって責任のあるラグジュアリーを推進していることを説明します。
アルパイン イーグルのローンチ後、一番反響が大きいのは日本市場だそうで、それに応える形で今回日本限定モデルが用意されました。



「SHIKKOKU(漆黒)」!
アルパイン イーグルの鷲の眼の虹彩を思わせるサンバースト文字盤を真っ黒に仕上げました。
針・インデックスもブラックアウトされ、そのシンプリシティを保持するため、日付窓もオミットされています。



個人的に好印象だったのはスペック紹介での一幕。
「漆黒の文字盤で通常のアルパイン イーグルよりも時刻が読みにくいかもしれませんが、精度は同じでCOSC認証を取得しています、精度にこだわる人も安心してください」とのこと。

実際に読めるか?後ほどの実機レポートで…



ニュースにも掲載したオフィシャルムービーが流れ…




稲垣選手が登場!
ショイフレ氏と固い握手を交わします。



黒が好きな色で、今回も黒で揃えたスーツスタイルの稲垣選手。
「黒よりも深い黒」の「SHIKKOKU」はずっと着けていたくなる時計と答えます。



実機を拝見!
まずはケース内で比較的強い光が当たっている状態。
通常のアルパイン イーグルと比べて4時30分位置の日付窓がないため、より文字盤がすっきりしており、インデックスも黒でまとめられていることが分かります。



腕に載せた状態。
ルーセントスティールの輝きと漆黒の文字盤が良いコントラストになっている、と感じました。
稲垣選手がインタビューに答えていた時もベゼルが光を捉えてキラリと光ることがあり、印象的でしたが、写真には収められず…



漆黒ではあるものの、インデックスと時分針はクールグレーのスーパールミノバのコントラストで視認性は確保しようとした、と感じました。
また、ルミノバという事は暗所では蓄光によって発光するため、読み取りの補助になるでしょう。

秒針はポリッシュなので、なんとなくオーナーが「光の当て方」を習得すれば見えるようになりそう…?

また、ケース展示とタッチ&トライ用に複数台の動作する(ムーブメントまで入っている)「SHIKKOKU」が作られており、このモデルに対するショパールの意気込みを感じました。



アルパイン イーグルの別モデルも…
こうやって見ると日付窓の有無は「SHIKKOKU」の印象に効いていそうです。



国立競技場のトラック&フィールドにショパールロゴが!
オリンピックの時に話題になった、「椅子の色をランダムにして人が座っているように見せる」と言うデザインはこうやって見るとちゃんと効いているようにも見えますね…(実際には無人)。



隈研吾デザインの木製構造、スクリーンには稲垣選手が鷹を従える姿が。



フィールドで時計メディアの囲み取材に答えるショイフレ氏。



腕にはW&W2023で発表されたばかりの「アルパイン イーグル ケイデンス 8HF」

今回、非常に凝った演出で発表された「SHIKKOKU」と新アンバサダーの稲垣選手。
間違いなく注目を集めていくでしょう。



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