ショパールのクアトロテクノロジー25周年を祝す「L.U.C クアトロ‐マーク IV」の誕生~ 9日間のパワーリザーブとクロノメーター認定の精度

 From : Chopard (ショパール )





9日間のパワーリザーブとクロノメーター認定の精度~ショパールクアトロテクノロジーの25周年を祝す新たな美を纏ったタイムピース「L.U.C クアトロ‐マーク IV」

2000年に発表された初代「L.U.C クアトロ」から四半世紀の時を経て、ショパール マニュファクチュールは、クアトロムーブメント誕生25周年を祝し、最新のL.U.Cのデザインコードを踏襲しながら再解釈が施された直径39mmの新作、2モデルを発表しました。
オートオルロジュリーの製造分野における大きな革新となったショパール独自のクアトロテクノロジーは、4つの香箱をふたつずつ積み重ね、全長1.885mのゼンマイを搭載した初の画期的なキャリバーであり、「L.U.C」コレクションに大きな評価をもたらしました。この唯一無二の機構によって、脱進機に一定のエネルギーが供給されるため、実に216時間(9日間)という驚異的なパワーリザーブを実現します。毎時28,800回振動するテンプによって規則正しく動作し、その精度はスイスクロノメーター(COSC)の認定によって保証されています。さらに、ジュネーブ・シールの認定がこの「L.U.C クアトロ‐マーク IV」の技術的、審美的洗練を証明します。




約2メートルにおよぶゼンマイを備え、卓越のパワーリザーブを実現
既存モデルと同様に、「L.U.C クアトロ」タイムピースの第4世代となる“マーク IV”も、独自のショパールクアトロテクノロジー(2組の積載式二重香箱を用いた革新的な機構)によって駆動します。4つの香箱を合わせると、そのゼンマイの長さは1.885mに達します。ショパールが独自に発表した2000年当時、この技術革新は時計製造史上初のことであり、この機構によって、216時間(9日間)という驚異的なパワーリザーブの実現を可能にしました。



ショパール共同社長カール‐フリードリッヒ・ショイフレは次のように述べています。「『L.U.C クアトロ』は、メゾン ショパールが数年にわたり高級時計製造の分野における精度、革新性、創造性を追求してきた成果であり、まさに技術的偉業なのです」。



クロノメーター認定の精度
ロングパワーリザーブに加え、4つの香箱から伝達されるエネルギーがより均一に分配されるため、クアトロムーブメントはより優れた精度を実現しています。振幅同様に時計が動作している限り、脱進機に送られるエネルギーはより一定化するため、COSC(スイス公式クロノメーター検定機関)が認定する高精度のクロノメーター性能を可能にしています。ヒゲゼンマイの先端がフィリップス曲線を描くことで、調速機構の振動を厳密に制御できます。数少ない真の高級時計製造マニュファクチュールだけが持つ技術的証なのです。



「L.U.C」コレクションの特徴である洗練を極めたデザインを踏襲し、ストップセコンド機能、ならびにヒゲゼンマイの有効長を慎重に調整できるようにすることでテンプの振動数、すなわち時計の歩度を細かく調整できるスワンネック緩急針を備えています。

独自のショパールクアトロテクノロジー:コレクションの歴史を彩る技術的偉業
ショパール マニュファクチュールが考案した二番目となるムーブメント「L.U.C 98.01-L」は、メゾンのウォッチコレクション開発において、中心的役割を果たしてきました。マニュファクチュール初のムーブメント「L.U.C 96.01-L」をベースとして開発されたこのキャリバーは、オリジナルの精緻な構造や洗練された設計を損なうことなく、パワーリザーブを延長させることを目的としていました。以来、この機構はあらゆる「L.U.C クアトロ」モデルに採用されるばかりではなく、「L.U.C クアトロ トゥールビヨン」、「L.U.C レギュレーター」、「L.U.C オール・イン・ワン」といった数々のコンプリケーションの開発にも応用されてきました。



直近のモデルではジャンピングアワーを搭載した「L.U.C クアトロ スピリット 25」で、8日間のパワーリザーブを実現しました。これは、同じウォッチカテゴリーでは未だ破られていない記録的ロングパワーリザーブです。

今回登場した新作「L.U.C クアトロ‐マーク IV」には、「L.U.C 98.01-L」ムーブメントのバリエーションである「L.U.C 98.09-L」が搭載されました。これまでのモデルとの違いは、パワーリザーブ表示をムーブメントのブリッジ上に移動させたことで、文字盤のレイアウトがよりシンプルで軽快な印象に仕上がっています。


ジュネーブ・シール:優れたクラフツマンシップの証
技術的、そして審美的にも比類ない洗練を体現する「L.U.C クアトロ‐マーク IV」は、ショパールが培ってきた最高水準のクラフツマンシップの結晶といえるでしょう。用途によって異なる数百もの特注工具を使い、ラフカットされた部品の一つひとつは手作業で再加工され、バリが取り除かれた後、伝統的な技法に則って、職人の手で装飾が施されます。たとえブリッジの下に配置されて見えない場所であってもその装飾が省かれることはありません。各パーツは、面取り、サテン仕上げ、ポリッシング、サーキュラーグレイン仕上げ、コート・ド・ジュネーブといった装飾が施され、個別検査を経た後に、アトリエで手作業にて組み立てられます。ショパールが長年にわたって忠実に守り続ける権威あるジュネーブ・シールは、高度な職人技術と細部への配慮による品質によって証明されるものです。この認証はジュネーブ州が制定した法律に基づき、独立機関によって認定されています。構造、外観、精度を含め、ケースとムーブメントに対し、他に類を見ない高度な基準が定められています。

よりスリムに刷新を遂げたケース
この新作タイムピースは、「L.U.C」コレクション最新のデザインコードに従って刷新されたケースにより、従来のモデルから一新した雰囲気を醸し出します。直径39mm、厚さ10.4mmというサイズは、あらゆる手首にもしっくりと馴染みます。18Kエシカルローズゴールド製のケースは、ポリッシュ仕上げのドーム型ベゼルよりも底面が狭い、水盤のようなフォルムにデザインされています。

19世紀、ルイ‐ユリス・ショパールの創造性豊かなヘリテージに連なる懐中時計に発想を得たクラフツマンシップを反映し、この特徴的な輪郭は、印象深く洗練された美しさを醸し出しています。

新しいケースは、側面にバーティカルサテン仕上げが施され、エレガントなだけでなく操作性にも優れた、縦溝が刻まれたリューズを備えています。緩やかなドーム型のサファイアクリスタルは、ベゼルの曲線と完璧に溶け込み、完成されたバランスの良いフォルムを実現しています。ラグはケースに溶接される前に独立して製造され、完璧に美しい仕上がりが保証されていることも、優れたクラフツマンシップの証です。デザインを一新した「L.U.C クアトロ‐マーク IV」は、まさに時計愛好家のために作られたタイムレスな逸品であり、これからのコレクションのデザインに新たな道をひらきます。


技術的洗練を秘めたピュアな文字盤
2つの新作のうちのひとつ、18Kエシカルローズゴールド製「L.U.C クアトロ - マーク IV」は、粒子状のテクスチャーとガルバニック加工による鮮やかなディープブルーカラーを合わせた真鍮製文字盤を特徴としています。ローズゴールド製のインデックスと針(スモールセコンドと日付針を含む)が際立つ文字盤のデザインは、明瞭な表示と視認性を高め、洗練を極めています。



従来、12時位置に配されていた伝統的なパワーリザーブ表示は、ムーブメント側に移され、時計のケースバック越しに眺めることができます。この微細な調整によって、調和のとれた外観と直感的なレイアウトを背景に、メカニカルなエレガンスを秘めたピュアなセンスがより強調されます。




エクセレンスへの舞台となるプラチナ
新作タイムピースのもうひとつはプラチナ製です。他に類を見ないほど希少価値が高く、かつ魅力的な金属であり、その希少性はゴールドの30倍にも及びます。比類ない純粋さは、850/1000、900/1000、950/1000の法定純度を示す刻印によって記され、それぞれ85%、90%、95%の純度であることを示しています。プラチナは時計製造やジュエリーに使用される最も純度が高い金属と言えるでしょう。ゴールドと比較すると40~60%も高密度であり、腐食や摩耗に極めて強く、世代を超えて受け継がれる優れた耐久性を兼ね備えています。その傑出した特性ゆえ、プラチナの加工には特別な技術と特殊工具を使用する必要があります。一方で、プラチナの高い展延性は、複雑な技術形状を持つ小型オブジェの製造に最適であり、医療や先進工学といった分野において広く使用されています。また、低アレルギー性で、時を経ても変わらぬ輝きを放つという事実から、日常的な着用にも最適と言えるでしょう。



ショパールでは、最高純度の950/1000(Pt 950)のみを使用しています。この高貴な素材は、メゾンのコレクションの他の時計製造にも採用されています。1997年以来、「L.U.C 1860」タイムピースは幾度となくこの貴金属で製作され、その後もコレクションの他のモデルにも用いられてきました。プラチナほど傑出した素材には、丁寧に手作業で作られた作品に見られるような独自のマークが求められます。今後ショパールでは、プラチナ製のタイムピースには、その識別のため、ラグの間に手彫りのミツバチのシンボルを使用します。19世紀のルイ‐ユリス・ショパール以来、ミツバチはマニュファクチュールの象徴のひとつとされてきました。勤勉で誠実、謙虚なミツバチは、協調的な努力により全体を結束させる要であり、アトリエが掲げ続ける価値観を完璧に体現しています。


L.U.Cコレクション:傑出したウォッチメイキング
1997年、「L.U.C 96.01-L」ムーブメントを搭載した初のタイムピース「L.U.C 1860」を発表したショパール マニュファクチュールは、以来、「L.U.C」コレクションを通じて、主要な時計複雑機構をすべて網羅し、卓越した技術を蓄積してきました。フルリエとジュネーブの間で、ショパール マニュファクチュールは、すべてのタイムピースの構想から開発、製造、組立、装飾、認証までを手がけています。時計製造の伝統に対するカール‐フリードリッヒ・ショイフレの熱意ある姿勢により、マニュファクチュールは数々の芸術的技巧や技術を継承し、ハイレベルな仕上げを維持しているのです。


仕様
L.U.C クアトロ‐マーク IV

Ref. 161954-5001
(18Kエシカルローズゴールド製)
価格:5,797,000円(税込)

[ケース]
18Kエシカルローズゴールド
外径 39.00 mm
厚さ 10.40 mm
防水性 30 m
L.U.Cロゴが刻まれた18Kエシカルローズゴールド製リューズ 6.00 mm
バーティカルサテン仕上げの水盤型ミドルケース
ポリッシュ仕上げのベゼルとケースバック
シースルーバック
反射防止加工のサファイアクリスタル

[ムーブメント]
機械式手動巻き L.U.C 98.09-L
部品数 215
外径 28.60 mm
厚さ 3.75 mm
石数 38
振動数 毎時 28,800回(4Hz)
パワーリザーブ 約216時間(9日間)
4つの香箱を積載する
独自のショパールクアトロテクノロジー 1.885mのゼンマイ
ブリッジにコート・ド・ジュネーブ装飾
スワンネック緩急針
フィリップス外端曲線を描くヒゲゼンマイ
COSC(スイス公式クロノメーター検定局)認定
« Poinçon de Genève »(ジュネーブ・シール)品質証明

[文字盤と針]
ガルバニック加工によるディープブルーカラー、フロスティッドテクスチャーの真鍮製文字盤
ホワイトの転写
18Kエシカルローズゴールド製クサビ型インデックス
18Kエシカルローズゴールド製ドーフィンフュゼ型時針、分針
18Kエシカルローズゴールド製バトン型スモールセコンド針、日付針

[機能と表示]
中央に時・分表示
6時位置にスモールセコンド
6時分位置に日付
ブリッジサイドにパワーリザーブ表示
ストップセコンド機能

[ストラップとバックル]
トーン・オン・トーンのステッチを施した手縫いのブルーアリゲーター、またはベージュのステッチを施したブラウンカーフスキン
18Kエシカルローズゴールド製ピンバックル



Ref. 161954-9001
(プラチナ950製)
価格:7,227,000円(税込)

[ケース]
プラチナ950
外径 39.00 mm
厚さ 10.40 mm
防水性 30 m
L.U.Cロゴが刻まれたプラチナ950製リューズ 6.00 mm
バーティカルサテン仕上げの水盤型ミドルケース
ラグの間に手彫りのミツバチ
ポリッシュ仕上げのベゼルとケースバック
シースルーバック
反射防止加工のサファイアクリスタル

[ムーブメント]
機械式手動巻き L.U.C 98.09-L
部品数 215
外径 28.60 mm
厚さ 3.75 mm
石数 38
振動数 毎時 28,800回(4Hz)
パワーリザーブ 約216時間(9日間)
4つの香箱を積載する
独自のショパールクアトロテクノロジー 1.885mのゼンマイ
ブリッジにコート・ド・ジュネーブ装飾
スワンネック緩急針
フィリップス外端曲線を描くヒゲゼンマイ
COSC(スイス公式クロノメーター検定局)認定
« Poinçon de Genève »(ジュネーブ・シール)品質証明

[文字盤と針]
PVD加工によるスカイブルーカラー、フロスティッドテクスチャーの真鍮製文字盤
アンスラサイトカラーの転写
18Kエシカルホワイトゴールド製クサビ型インデックス
18Kエシカルホワイトゴールド製ドーフィンフュゼ型時針、分針
18Kエシカルホワイトゴールド製バトン型スモールセコンド針、日付針

[機能と表示]
中央に時・分表示
6時位置にスモールセコンド
6時分位置に日付
ブリッジサイドにパワーリザーブ表示
ストップセコンド機能

[ストラップとバックル]
トーン・オン・トーンのステッチを施したインターチェンジャブルのブラウンアリゲーター、およびトーン・オン・トーンのステッチを施したグレーグレインカーフスキン
プラチナ製ピンバックル



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Watches & Wondersにて実機を拝見しました



今年のトレンドの一つである「小径化」をクアトロでも取り入れ、ついに40mmを切った39mmケースで登場。
厚みも10.40mmと抑えています。



圧倒的なパワーを備えた4個(クアトロ)の香箱を使用し、9日間パワーリザーブを実現しています。
9日というのは、一週間(7日)+2日の「充分な」余裕で「曜日を決めてフル巻きすればよい」という人間の生活サイクルに根ざした実用性と考えています。



新しい表現のダイヤルもプラチナのケースと調和しています。