ラング&ハイネのマルコ・ラング氏、新作Georg(ゲオルグ)を携えて来日!

 By : a-ls

これまでの12年間、名古屋のTANAKAさんが日本総合代理店としてラング&ハイネの普及に努めてこられましたが、この度その輸入代理元をNoble Stylingさんに引き継がれることが決まり、先日その最終的な打ち合わせのためドレスデンから来日したマルコ・ラングを交え、恵比寿のウェスティン・ホテル内にある同社ギャラリーにて小宴が催された。
正式な取扱開始の発表と商品の入荷は今秋となるそうだが、これはわが陣営(=ドイツ時計)久々の慶事(笑)、今年の新作「ゲオルグ」も見られるということで、勇んで出かけた次第である。


●とても気さくなマルコ・ラング氏、手にしているのが新作「ゲオルグ」。
 
これにより、都内でもラング&ハイネの素晴らしく美しい時計が常時観られることになるので、首都圏のドイツ時計ファンには朗報に違いない。

ラング&ハイネは、2001年にマルコ・ラングとミルコ・ハイネによりドレスデンで創設された独立系ブランド。
少人数の工房ながら部品の95%を自社で作り上げるという、ドイツ時計の伝統に基づいた丁寧な時計作りを続け、創立以来の16年間で、コンスタントフォース機構を備えたキャリバーVを含む8個もの自社ムーブメントを開発するなど、高い開発力と古典的意匠を持つジャーマン・ウォッチとして、世界各国で高い評価を受けている。



●ラング ハイネ開発キャリバーとモデル一覧

今年のバーゼルで発表された新作「ゲオルグ」は、その8つ目となる角型のキャリバー8を搭載したレクタンギュラー・ウォッチで、ラウンド型の占有率が高いドイツ時計に鮮烈な存在感を示した。


●持参された「ゲオルグ」はプロトタイプで実際には設定のないSSケース。裏の景色は絶品!


ランゲ&ゾーネ以前の古典的なドイツ製ムーブメントの特徴である異なる高さを持つブリッジ、マルコ氏いわく、「3D感を重視した」という裏面の美しさにはドイツ時計のプライドをひしひしと感じる。







そもそもこのラング家は先祖代々の時計師の家系で、マルコさんで6代目になる。その父ロルフ・ラングはグラスヒュッテ時計学校で教師を務めた経歴もあり、ラング&ハイネはまさにドイツの機械式時計のDNAそのものを継承しているといってもいいだろう。


ゲオルグのケースヴァリエーションはWG、RG、PTの3種類。

手巻き
ケース径:40 mm x 32 mm、9,4 mm厚
防水:3気圧
パワーリザーブ:55時間
文字盤:ホワイト・エナメル


この「ゲオルグ」のほかにも、当日のノーブル・スタイリングの店内会場には、往年の名品が触り放題!
●コンスタントフォースの「コンラート」!

●太陽の入射角をも表示する究極のカレンダーウォッチ「モリッツ」

●ルイ針のブルースティールなんて見たことある!?

●モデル名はすべてザクセン王国の歴代君主にちなんで命名されており、ザクセン物作りの気高い矜持を感じさせる。


マルコさんはともかく気さくな人柄で、常に笑顔を絶やさず、しかも時計の話を分かりやすい英語で延々と楽しく話してくれる素敵な方だった。

ちなみに、共同でブランドを起ち上げた片方のハイネさんは、かなり早い段階で離脱し、たしかノモスへ移ってしまわれたのだが、マルコさんはブランド名からその名前を外すこともなく、”みんな友達”という姿勢でいらっしゃるくらい、寛容な方でもあるのだ。

この"ドレスデンはみんな友達"体制の実例をもうひとつ。
マルコさんと一緒に来日されていた、ラング&ハイネ工房のマーケティング担当の女性、イヴ・クドケさん。名刺交換して、
「ん? クドケって・・・。あの時計工房のクドケと何か関係があるのですか?」と訊ねたら、なんとイヴさんの旦那さんがクドケの創設者ステファン・クドケさんとのこと。この辺のブランドは親交が深く、あるときマルコさんから、「うちのマーケティングやってくれない?」と声を掛けられたのだそうだ。仲が良いとはいえ、ブランドとして守らなければならない互いの企業秘密などもあり「それはちょっと大変よ」とイヴさんは楽しそうに微笑んでいた。

マルコ・ラング氏は最近、ドイツの時計ブランドSinnがケースメーカのSUGと組み、徹底的にドイツにこだわるモデルとして発表した「Sinn 6200.Meisterbund.1」に採用されたことでも話題になったムーヴメント供給会社UWD(Uhren-Werke-Dresden)社 にも技術協力するなど、ドイツ時計の古典と現代とをつなぐ“架け橋”的な存在感も強めている。

ドイツ時計好きだけでなく、時計仕上げの工芸的な美観を愛する方など、多くの方に手に取って見てもらいたいブランドであるので、その意味で、ラング&ハイネが東京で観られることになるのは、ドイツ時計における今年の大事件&大歓迎なのである。





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