パルミジャーニ・フルリエ、pre-SIHHモデルの「トリック クロノメーター」を発表

 From : PARMIGIANI FLEURIER (パルミジャーニ・フルリエ )


トリック クロノメーター
スレートグレーのギョーシェダイヤル



2017年にパルミジャーニ・フルリエは、ミシェル・パルミジャーニが最初に設計した時計を新たなデザインで復刻したモデル「トリック クロノメーター」を発表しました。そして、2018 年12 月、この代表作が、松かさのらせん構造をイメージした装飾を施した、美しいダイヤルを湛えて登場します。
ギョーシェダイアル
「まず装飾に目を奪われるモデルですが、これは黄金比に基づいているためです。このダイヤルの中に、私たちの周りの自然の中に遍在する、フィボナッチスパイラルの調和を見てとれます。」

ミシェル・パルミジャーニは、新しいトリック クロノメーターの、手彫りのギョーシェ ダイヤルをこのように語っています。同心円を描く模様は、自然界に無数に見られる黄金比の例のひとつである、松かさの笠の配置を想起させます。
繰り返すパターンのギョーシェ装飾は、手作業で刻まれます。
これほどに細かな細工を均一に彫りあげることのできるマニュファクチュールは多くは存在しません。それぞれ12 時位置と6 時位置に配された、パルミジャーニ・フルリエのロゴとC O S C 認定証の「Chronomètre」の文字が均一の装飾から浮かび上がっています。
外周を周る細いミニッツトラックと均整のとれたアラビア数字、半透かし細工の槍型の針もすべてがギョーシェの美しさを引き立たせるために、控えめなデザインです。




ベゼルが特徴的なケース
トリックの特徴であるベゼルのローレット加工は手でつくられており、デザインの大きな魅力です。1997 年の誕生以来、すべてのトリックピースのベゼルは、ジュラ州ル・ヌワールモンにいるただひとりの熟練職人が手がけてきました。モルタージュ装飾の技法は特殊で、ローラーを使って流し込んだ金属の素材に、細かく均一な刻みをつけていきますが、同じ動作を適度な力と正確な腕をもって繰り返す必要があり、少しでも失敗すれば初めからやり直しです。
モルタージュ装飾はすべてに個性があり、その装飾がなされるトリックも同じようにひとつひとつが個性的です。
レッドゴールド製のケースには、COSC 認証を取得した自社製キャリバーPF441 が組み込まれ、時、分、秒、日付を計測します。ムーブメントのパーツにはスイス製オート・オルロジュリにふさわしい綿密な装飾が施されています。





《技術仕様》

トリック クロノメーター
(ref:PFC423-1600201-HA1241)

ムーブメント
PF441-COSC
巻き上げ :自動巻き
パワーリザーブ:55 時間
振動数 :4Hz ‒ 28,800 振動/時
サイズ :11 ½''' ‒ 直径 25.6 mm
厚さ :3.7mm
部品数 :192
石数 :29
香箱 :ツインバレル
装飾 :「コート・ド・ジュネーブ」、面取りされたブリッジ



機能
時、分
センターセコンド
日付表示


ケース
フォルム :3 パーツ構成のラウンド型
サイズ :直径40.8mm
厚さ :9.5mm
素材 :18K レッドゴールド
仕上げ :ポリッシュ仕上げ
リューズ :直径 6 mm
防水性 :30m
ガラス :反射防止加工されたサファイアクリスタル
ケースバック:サファイアクリスタル
ケースバックの刻印:
シリアルナンバーおよび「CHRONOMETRE」


ダイヤル
カラー :スレートグレー
インデックス:ローズゴールド(アプライド)
仕上げ :ライスグレイン模様のギョーシェ
針 :夜光付き槍型

ストラップ
素材 :アリゲーター
カラー :ハバナ
ブランド:エルメス社

バックル
タイプ:アルディヨンバックル
素材 :レッドゴールド

価格未定(2019 年1 月上旬確定予定)



【問い合わせ】
パルミジャーニ・フルリエ  03-5413-5745



パルミジャーニ・フルリエ
時計師であり修復師である創業者ミシェル・パルミジャーニの名を冠した時計メゾンは、1996 年にスイス、ヴァル・ド・トラヴェールのフルリエに誕生しました。時計製造のすべてに関わる会社が垂直統合されて以降、製造工程の隅々までが自社でコントロールされ、またグループに属さない独立性を大切にし、ユニークな創造の自由を可能にしています。パルミジャーニ・フルリエの個性は、20余年にわたって製品から製品へと受け継がれ、遥かな未来においても修復に値するタイムピースであることを理念としています。それは、ミシェル・パルミジャーニの人生、彼を支える有能な人々、そしてなにより、過去の作品から大胆に未来をつくり上げるマニュファクチュールとしての試みがひとつになった成果です。