ショパール: ミッレ ミリア2019 メゾン ショパール、1,000-mile カーラリーのスタートラインに再び立つ

 From : Chopard (ショパール )


ミッレ ミリア2019
メゾン ショパール、1,000-mile カーラリーのスタートラインに再び立つ

2019年、今年もショパールが、ミッレ ミリアに戻ってきました。メゾンは、この伝説のカーラリーのヒストリックパートナーおよびオフィシャルタイムキーパーとして31年目を迎えました。5月15日~18日にかけて開催されたこのレースには、メゾンの共同社長であり、熱狂的なクラシックカー愛好家であるカール-フリードリッヒ・ショイフレが、メルセデス・ベンツ 300SL “ガルウィング”でレースに参戦。ショイフレファミリーが抱くカーレースへの情熱を引き継ぐ娘のキャロライン-マリーが、初のレーシングパートナーを務めました。熱烈なモータースポーツファンであるアメリカの俳優スコット・イーストウッドも、チームショパールから参戦し、フランスのレーシングドライバーであるロマン・デュマとパートナーを組み、ポルシェ 550 スパイダーで出場しました。歴史的なカーラリーとの親密な関係を築いているショパールは、今年のミッレ ミリアで、ミッレ ミリア 2019 レース エディション、そしてミッレ ミリア GTS パワーコントロールの最新モデルに加え、イタリアのカロッツェリアであるザガートの創業100周年を祝うウォッチを披露しました。

1988年より、ショパールは伝説的カーラリー「ミッレ ミリア」のオフィシャルパートナーを務めてきました。メゾンとミッレ ミリアとのコラボレーションは、そのオーナーであるショイフレファミリーが、クラシックカーコレクターとしてのみならず、レース参戦者として抱き続けてきたヒストリックオートモービルへの長きにわたる情熱から生まれました。

ミッレ ミリア カーラリーは、1927年に初めて開催され、以来、世界で最も有名なヒストリックモーターイベントのひとつとして認められています。当初は、ローマを折り返し地点にしたブレシアの往復路で構成される1,618km(1,005マイル)のコースを駆けるオールアウトのカーレースとして始まりました。

1955年には、英国の著名なレーシングドライバーであるスターリング・モス卿が、10時間7分48秒、平均時速97.96マイルという驚異的なタイムでレースを制覇しました。この記録は、今日でも破られていません。

1957年にオリジナルのレース形式が姿を消した後、1977年、ミッレ ミリアは1927年から1957年に製造されたレースカーによるタイム&リライアビリティのトライアルレースとして復活しました。ルートはオリジナルのレースとほぼ同じ、イタリアの中央部を縦断するブレシアとローマの往復路を辿ります。

ショイフレファミリーの一大イベント
2019年開催のミッレ ミリアでは、37カ国から430台のヒストリックカーが、ブレシアの街中にあるヴェネツィア大通りの並木道に設置されたスタートランプに集結しました。今年も、ショパールの共同社長カール‐フリードリッヒ・ショイフレがレースに参戦。30回以上もの出場経験を持つ彼のレーシングパートナーを過去に務めてきたのは、妻のクリスティンや父のカール、そして彼の親友であり、ル・マン耐久レースにおいて6回の優勝経験を持つ伝説のドライバー、ジャッキー・イクスでした。そして今年、ショイフレの助手席には娘のキャロライン-マリーが、レーシングパートナーとして初めて座りました。4日間にわたる長く過酷なこのカーラリーに、ショイフレファミリーの長年のクラシックカーコレクションの中心を成す名車、鮮やかな“ストロベリーメタリックカラー”のメルセデス・ベンツ 300SL ガルウィングで、ショイフレ親子は立ち向かいました。










今回の出場に際し、カール-フリードリッヒ・ショイフレは、次のように語っています。「今年のミッレ ミリアでは、娘のキャロライン-マリーとともに参戦でき、とても楽しい時間が過ごせました。彼女は、父の代から受け継がれてきた私たちファミリーのクラシックカーへの情熱を抱いており、彼女自身、優秀で頼もしいドライバーでもあります。また今回は、ファミリー所有のメルセデス・ベンツ 300SLで参加できたことも、非常に嬉しく思っています。この愛車は、加速が良く、操作が快適で、高い信頼性を誇り、まさに旧知の友といえる一台です。ミッレ ミリアにおいて、オープンスポーツカーを操作することは決してたやすいことではないのですが、この車と私はお互いに、打てば響くコミュニケーションを取ることができるのです。」

パワフルなチーム、ショパール
今年のレースには、メゾンの友人であるクリント・イーストウッドの息子、スコット・イーストウッドが、チームショパールより参戦しました。フランスのポルシェドライバー、ロマン・デュマをレーシングパートナーに迎え、カーナンバー338で登録されたポルシェ 550A スパイダー RSで、ヴェネツィア大通りのスタートランプに並びました。この車は、ポルシェ博物館から借り受けたもので、1956年式の特別仕様車としてモータースポーツの歴史に名を残す名車です。







その他にも、ミラノの有名なカロッツェリア、ザガートによる美しいハンドメイドのボディワークが施された15台以上ものレーシングカーが、ショパールのフラッグを掲げて参戦しました。

ショパールは、スクーデリア・スポーツ・ザガート・レーシングチームのオフィシャルスポンサーを務め、今年のザガートの創業100周年を記念して、100本のリミテッドエディションを制作しました。

観衆たちは、イタリア屈指の美しい街並みや風景を堪能できるミッレ ミリアの壮観なルート沿いに、ショイフレファミリーとスクーデリア・スポーツ・ザガートへ、惜しみない声援を送っていました。




五感を刺激するヒストリックカーの宴
ミッレ ミリアでは、極めて希少かつ貴重な最高級の往年のヒストリックカーが、その本分であるカーレースでしのぎを削ります。視覚、聴覚、嗅覚を刺激し、抗し難い魅力に満ちたレースの迫力が人々を心酔させ、時を巻き戻すかのように、かつて観衆が列をなして見守っていた往年のミッレ ミリアのコースにある懐かしき街や村を巡ります。
「時」こそが、ミッレ ミリアの最も重要なテーマであることは、いつの時代にも決して変わることはありません。エキゾーストパイプのクラック音と路面を唸らせるタイヤの軋み――レーシングカーのパワフルな世界と、メゾン ショパールが誇る精巧なウォッチメイキング技術との完璧な融合は、時によって生み出されたのです。

ガルダ湖畔の街シルミオーネを通過した後、ラリーは、文化と芸術の中心地であるマントヴァの街を抜けて、アドリア海のリゾート地チェルヴィアへと進みます。レース2日目には、ウルビーノやペルージャなどの古代都市を通り、折り返し地点のローマへと一路向かいました。



シエナでの充実した休憩
レース3日目には復路に入り、ゴールに向けて北上を続けました。息をのむほどに美しいヴィコ湖の風景を堪能しながら、パリオ競馬レースで有名なシエナのカンポ広場に入りました。ショパールは、この広場に「パドック」スタイルのホスピタリティ・エリアを設け、ランチと十分な休息が取れる設備を用意しました。シエナでの休憩の後、ドライバーたちは、レースの喧噪へと戻り、コース中最もロマンチックなルートであるフィレンツェの中心街を抜け、フータ、ラティコーザの峠道へと分け入り、ボローニャの街を目指しました。

レース最終日の4日目、フードとオートモービル文化の祭典「モーター・バレー・フェスティバル」が開催中のモデナの街を通り、パルマ、クレモナ、モンティキアーリを抜けて、ブレシアのゴール地点に到着しました。ヴェネツィア大通りでは伝統のパレードが開催されました。

今年のミッレミリア カーラリーを制覇したのは、アルファロメオ 6C 1500 SSに搭乗したジョヴァンニ・モチェリとダニエレ・ボネッティのチームで、74,752ポイントを獲得しました。第2位には、ブレシア出身のアンドレア・ヴェスコとアンドレアイ・グゥエリーニのコンビで、搭乗車は1929年式アルファロメオ 6C 1750 SS ザガート、獲得ポイントは73,611点でした。第3位には、スクーデリア・スポーツ・ザガートのチームメンバーが入賞。72,786ポイントを獲得した、ファン・トンコノジーとバルバラ・ルッフィーニのコンビで、1927年式ブガッティ タイプ 40でポディウムに登壇しました。


ミッレ ミリア 2019: ショパールの新作ウォッチ
ショパールでは毎年、「ミッレ ミリア」開催を記念したスペシャルウォッチを発表しています。ミッレ ミリア 2019 レース エディションは、グレー文字盤にコニャックカラーのカーフレザーストラップが装備されたスチール&ローズゴールド製モデルと、スチール製モデルの二種類で展開し、それぞれ250本と1,000本の限定エディションで発表されています。両モデル共に、直径44㎜ケースに、COSC認定の自動巻きムーブメントを搭載しています。








さらに今年は、カロッツェリア・ザガートの創業100周年、およびショパールのスクーデリア・ザガートのスポンサーシップを祝し、ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ ザガート 100周年 エディションを発表。また、COSC認定自動巻きムーブメントと60時間のパワーリザーブを備えたミッレ ミリア GTS パワーコントロールが、限定エディションとして披露されました。

ショパールは、トランスポーテーションパートナーとして、ミッレ ミリアのイベント全般にわたり多大なるサポートを提供してくださったポルシェに感謝の意を表します。


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編集注: しかしショイフレさんは忙しい人です。京都にいたと思ったら、カンヌに。そしてミッレミリア挑戦と、実に世界中を飛び回っていますね。