Place Vendôme Dark Matters

 From : Czapek (チャペック)

2020年8月、Czapek & Cie.は、トゥールビヨンとGMT機能をあわせ持ったPlace Vendôme DarkMatter(プラス・ヴァンドームダークマター)を発表します。これは、ブランドの最上級コレクションの「もっともロックな」バージョンです。チタニウム製のPlace Vendôme“Ombres”(プラス・ヴァンドームオンブル)にインスパイアされた、ADLCコーティングを施したチタニウム製ケースと、PVDコーティングされたダークなブリッジが特徴です。このモデルは10本の限定生産です。



家族の中には、物事に反抗したいという厄介者がいるものです。Place Vendôme(プラス・ヴァンドーム)は、Czapekの3つのプロダクト・ファミリーの中で、最も洗練され、かつ複雑機構を備えたコレクションです。2017年に限定生産モデルとして発表された、プラチナ製とローズゴールド製の2つのモデルには、「サスペンド」トゥールビヨン、GMT機構、セカンドタイムゾーンでのナイトアンドデイ表示、そしてパワーリザーブ表示機構を備えた自社製のキャリバーが搭載されています。2

019年のバーゼルワールドにて、Czapekは、このコレクションに新たに2モデルを追加投入しました。バゲットカットのダイアモンドをセッティングした豪華な「Etincelles(エタンセル)」と、ブラック・エナメルのダイアルリングを備えたチタニウム製のスポーティなモデル「Ombres(オンブル)」です。本日、2020年の特別な高級時計のイベントであるGeneva Watch Days(ジュネーブ・ウォッチ・デイズ)にて、ジュネーブを本拠とするブランドは、プラス・ヴァンドーム・コレクションの「バッドボーイ」である「Dark Matter(ダークマター)」を発表します。




新たに誕生したこのモデルは、チタニウム製のトゥールビヨン「オンブル」に触発されただけではなく、Czapekのポートフォリオを構成する他の時計の要素も取り入れています。グレード5のチタニウム製、43.5mm径のケースには、Faubourg de Cracovie(フォーブル・ド・クラコヴィ)クロノグラフのCourage every second(カレッジ・エヴリ・セコンド–いつも勇気を)バージョンと同様、ブラックのADLCコーティングが施されています。このユニークピースは、2019年11月9日に開催されたOnly Watchチャリティー・イベントに寄贈され、Christiesによるオークションにて110,000スイスフランにて落札されました。



ダークマターの美しいブラックのブリッジは、Quai des Bergues(ケ・デ・ベルク)のブルーに加工されたゴールド製フルール・ド・リススタイルの針を製作したサプライヤーにてPVDコーティングされました。



CzapekのCEOである、Xavier de Roquemaurel(ザビエル・デ・ロックモーレル)は、「プラス・ヴァンドームのラインは、まず最も魅力的なバージョンからスタートし、そして今、もっとも“ロックな” バージョンをリリースします。と語ります。
そして「ローズゴールド製のモデルが完売したことは、このモデルに対する評価を証明していますが、Only Watchオークションでの成功は、コレクターが、最高の職人技で製作された、意外性のあるマテリアルのコンビネーションによるスポーティなモデルを熱望していることを示しました。」と続けました。

プラス・ヴァンドームダークマターは、10本の限定生産で、ブランドの公式販売店で入手できます。

Place Vendôme Dark Matter

チタニウム・ケースADLCコーティング

トゥールビヨン & GMT

ブラック・エナメル・ダイアル ホワイトゴールドの針

10本の限定生産


FUNCTIONS
-時・分表示(12時位置のダイアル)-ワンミニット・トゥールビヨン(8時位置)
-セカンドタイムゾーン(4時位置)4時位置のプッシュピースで設定針は反時計回り
-ナイトアンドデイ・インディケーション(6時位置): セカンドタイムゾーンと連動、反時計方向に進行
-パワーリザーブ表示(12時位置): 60時間のパワーリザーブを90度幅で表示。表示は反時計方向に進行。

MOVEMENT
-キャリバーSXH2 : Chronode社とCzapek社により開発された手巻きムーブメント
-パワーリザーブ: 約60時間シングルバレル
-振動数: 21,600 VpH(3Hz)
-径: 34.8mm(15 ½リーニュ)
-厚: 9.8 mm

FINISH
-フロント: アントラサイト、サンドブラスト仕上げのプレートPVDコーティングされたスティール製のブリッジ
-トゥールビヨン
-ケースバック: 面取りされたオープン・ラチェット PVDコーティングされたブリッジ手作業による最終仕上げ

DIAL
-「ブラック・エナメル」ダイアルリング
-ポリッシュ仕上げのブリッジ
-サンドブラスト仕上げのプレート
-12のみアラビアン・インデックス

HANDS
-ホワイトゴールド製アローシェイプの針
-スーパールミノーバ

BRACELET
-アリゲーター・ストラップ チタニウム製のピンバックル

CASE
-グレード5のチタニウム製ADLCコーティング
-ケース径: 43.5 mm
-両面に無反射加工がなされたドーム型サファイア・クリスタル
-両面に無反射加工がなされたサファイア・クリスタル製のケースバック
-防水性: 5気圧防水(5 atm)

PRICE
-¥16,800,000.-(税別予価)



Czapek & Cie.社について

François Czapek(フランソワ・チャペック)は、チェコ生まれのポーランド人ウォッチメーカーで、ポーランド暴動に参戦した後、1832年、ジュネーブに逃れました。まもなく彼は自身のアトリエを開き、それから間もない1839年、同郷のAntoine Norbert de Patek(アントワーヌ・ノルベール・ド・パテック)とのパートナーシップを結び、彼をウォッチメイキングの世界に誘いこみました。そのパートナーシップが終了する1845年、彼はCzapek & Cie.(チャペック時計会社)を立ち上げ大きな成功を収めました。そして彼は、ナポレオン3世のお抱え時計師となり、パリのヴァンドーム広場にウォッチメイキングの歴史における最初期のブティックを開きました。また時計関連の書籍も著しましたが、残念ながら、その第2巻が発刊される前に亡くなってしまいました。

Czapek & Cie.は2015年に優れたコレクションとともに復活し、その代表モデルは2016年11月、ジュネーブにて開催されたGrand Prix de l’Horlogerie(ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ)のパブリック・プライズを受賞しました。このコレクションは、1850年代のCzapekの作品からインスピレーションを受けています。美しいエナメル・ダイアルと7日間のパワーリザーブを持つ自社製ムーブメントが特徴のこのコレクションは、クラフトマンシップとデザイン、限定性が融合したものです。セカンド・コレクションは、サスペンド・トゥールビヨンとセカンドタイムゾーン機能が搭載されたモデルで、その1年後の2017年に発表されました。そして、Czapek社にとって初めてのクロノグラフ・モデルFaubourgde Cracovie(フォーブル・ド・クラコヴィ)が2018年のBaselworldで公開されました。同社は、スイスのジュネーブに本社を構えています。

【関連 Web Site】

CZAPEK Geneve
https://czapek.com/

Noble Styling
http://noblestyling.com/