Czapek Cross if you dare Antarctique Passage de Drake

 From : Czapek (チャペック)

2020年12月11日追記:40本限定生産のモデル「ロアリング・フォーティーズ」のスースクリプション販売が、火曜日、中央ヨーロッパ時間午前11時にスタートし、翌日水曜日の午前中には「すべて予約済み」となったそうです。
日本販売分も確保済み、入荷されたらレポートします。

本年5月に発表したAntarctique Terre Adélie(アンタークティック テール・アデリー)コレクションの成功を受けて、Czapek社は、パンデミックの中にあっても会社を創造的かつダイナミックに運営しながら、独特のダイアル・モチーフを備え、大幅に改良されたニュー・ムーブメントを搭載した最新コレクションを発表しました。



Czapekのアンタークティックテール・アデリーの完売は皆を驚かせました。99本のスースクリプション販売は、5月26日にオープンし、6月12日までにすべて予約済となりました。これは当時世界の大多数が危機に陥っていたことを考えると、さらに驚くべき記録でした。これに加えて、Czapekが業界で最も若い時計ブランドのひとつであるという事実は、この販売の偉業をさらに印象的なものにしています。



Antarctique Passage de Drake(アンタークティック パサージュ・ドゥ・ドレーク)新しい「アンタークティックパサージュ・ドゥ・ドレーク」コレクションは、テール・アデリーのスポーツシックなケース・デザインと、不規則な台形型のモチーフが3Dでエングレーブされた表面が、影の遊びを作り出すダイアルを組み合わせています。「このユニークなダイアルのデザインは“Stairway to Eternity(永遠への階段)”と名付けられました。私たちは、他とは大きく異なるシグネチャーとなるべきダイアル・デザインを探究しており、当初はアンタークティックテール・アデリーにこのダイアルを採用する計画でしたが、完成させるまでには非常に長いプロセスが必要だったので、テール・アデリーには忘れ去られたテクニックを復活させたラメ仕上げのダイアルを使いました。」とCzapek社のCEO、Xavier de Roquemaurel(ザビエル・デ・ロックモーレル)は明かしました。「ある時、私たちのデザイナーが誤って台形のモチーフを50%拡大してしまったことがあったのです。それを見て、ようやく完璧なモチーフが見つかったと思いました。それはとても素晴らしく、まさに間違いから生まれた美しさです!」。すべてのCzapekのデザインは正式に登録されており、それは会社の方向性のあるアプローチを示したものです。


SXH5 –プロトタイプから完璧なものへ

5月にベース・ムーブメントが発表されて以来、Czapek社は自動巻きムーブメント、キャリバーSXH5を継続的に改良し、精度、パフォーマンス、美観を向上させてきました。これらのアップグレードは、99本の限定生産であるテール・アデリーコレクションとパサージュ・ドゥ・ドレークコレクションの両方に適用されます。動力源として設計されただけでなく、洗練された野心的な構築美を備えたムーブメントを製作することは、まさにチャレンジであったということができます。過去と現在、両方の側面から最善を尽くすために、すべてが非常に詳細に研究されました。それは、高級時計で見られるインワード・アングルのテクニックと最先端のレーザーによるエングレービングが融合したブリッジの信じられないほどの仕上げに見ることができます。



パワーアップ

最初のアップグレードは、当初は18Kゴールド製であったマイクロローターです。時計の計時は完全に機能しているにもかかわらず、巻き上げ力が不十分であることがすぐに明らかになりました。そのため、時計のデザイナーとケースメーカーは、ムーブメントに25%アップの力をもたらせるプラチナ製の少し大きいローターを試すことにしました。次のアップグレードでは、マイクロローターのボール・ベアリングが完全に変更されました。これらのアップグレードにより、輪列の伝達効率を90%に引き上げ、約60時間のパワーリザーブも実現することができました。



真実の瞬間

メインプレートが完全に平らではないことが判明したなど、ムーブメントがアセンブルされて初めて発見されるその他の課題が明らかになったために、3番目のパートナーがこれらを修正することになり、さらに優れたジャーマン・シルバー製のプレートを供給しました。ムーブメントの見栄えも再考されました。小さなブリッジのひとつの表面にブラック・ポリッシュ、さらに細心の注意を払っての6つのインワード・アングルを施しました。その結果このパーツの価格は10倍になってしまいましたが、そうしただけの価値がありました。「ベース・ムーブメントをゼロから製作することは、ブランドを立ち上げるよりも困難なことでした」とde Roquemaurelは笑顔で言います。「私たちは生産に投資し、最高品質のコンポーネントのみを使用し、最も精巧な仕上げを含め、全体的な結果が本当に特別なものになるようにする必要があることを知っていました。」


すべてのディテール

アンタークティックパサージュ・ドゥ・ドレークコレクションは、40.5mm径のステンレススティール製で、人間工学に基づいたブラッシュ仕上げのブレスレットを備えています。このブレスレットのブラッシュ仕上げのコマは、Czapekの「C」の形で高度にポリッシュされたリンクで接続されています。ブレスレットはクイックチェンジ・システムを備えているため、時計のオーナーは、ダイアルと同じ台形のパターンで装飾されたラバー・ストラップに素早く簡単に取り換えることができます。


Passage de Drake -ドレーク海峡

イギリスの探検家、Francis Drake(フランシス・ドレーク)卿にちなんで名づけられたドレーク海峡は、ホーン岬(南米大陸最南端)と、南極のサウス・シェトランド諸島の間の大西洋と太平洋を結んでいます。嵐の海と氷は、ここをナビゲートするのにもっとも挑戦的な場所のひとつにします。船乗りたちは、悪いことと恐ろしいことの間のどれかを経験することになるので、その準備を、と言います。

#WeCollectRarePeople -私たちはレアな人々を集結させます。

これらの時計の創作は、技術的な冒険であるだけでなく、人間としての冒険でもあります。Czapek社はサプライヤーをパートナーとみなしています。ブランドはまた200人以上の株主に心から感謝をしています。株主がいなければ、冒険は始まりませんでした。そして最後に大事なことを言い忘れましたが、Czapekの時計を購入するということは、メインストリームと異なるものを選択したということであり、そうしていただいた時計愛好家の方々に感謝申し上げます。Czapek社はこの冒険のさまざまな過程で関わったレアな人々を集結させます。

Czapekのパサージュ・ドゥ・ドレークは、2020年12月8日に発表されます。このコレクションには、4つの異なるダイアル、アイス・ホワイト、ディープブルー、ブラック・インク、そしてグレーで40本の限定版「Roaring Forties –ロアリング・フォーティーズ」があります。この限定版は、40日間にわたるオンラインでのスースクリプション販売です。ロアリング・フォーティーズとは、南緯40度から50度にかけての海域の俗称です。このコレクションは、Czapekの公式販売店、ジュネーブ、コラトゥリー通り18番地のブティックにて販売されます。デリバリー開始は2021年3月の予定です。

このニュー・コレクションは、1日1本のみの生産に限定されており、オンラインでのオーダーの顧客は、時計の製造日を選択して予約することができます。さらに、センターセコンド針の色から、ケースバックへの刻印まで、いくつかのオプションを選択することができます。


アイス・ホワイト


ディープブルー


ブラック・インク


ロアリング・フォーティーズ


Antarctique Passage de Drake

アンタークティック パサージュ・ドゥ・ドレーク

ステンレススティール製ケース

「Stairway to Eternity–永遠への階段」と名付けられた特別なトラぺゾイド(台形)パターンがエングレーブされたフランケ・ダイアル

最新の完全自社製キャリバーSXH5

FUNCTIONS
-3針時・分表示センターセコンド
-日付表示(6時位置)

MOVEMENT
-Czapek キャリバーSXH5 : 自動巻き3ハンズ
-パワー・ワインディング・システム: リサイクルされたプラチナ製のマイクロローター
-シングルバレルのパワーリザーブ: 約56時間
-バレルのトルク: 8.8Nmm(ニュートン・ミリメーター)
-振動数: 28,800 VpH(4Hz)
-径: 30mm(13 ¼リーニュ)
-厚: 4.2 mm
-コンポーネント総数: 193
-石数: 28
-スイスレバー・エスケープメント: 4つのゴールド製慣性ウエイト(マスロット)を備えたフリースプラング・テンプ
-19世紀のポケットウォッチからのインスピレーションによる7つのスケルトン化されたブリッジ

FINISH
-サンドブラスト仕上げブラックのブリッジ 手作業による面取り サイドはストレート・グレイン装飾
-手作業による6つのインワード・アングル

CASE
-ステンレススティール
-ケース: 40.5mm(径)10.6mm(厚)
-無反射加工がなされたグラスボックス型サファイア・クリスタル
-内側に無反射加工がなされたサファイア・クリスタル製のケースバック
-防水性: 120m
-ねじ込み式リューズ

DIAL
-公式に登録済み「Stairway to Eternity」の紋様が刻印されたフランケ・ダイアル
-3つのダイアル(アイス・ホワイト、ディープブルー、ブラック・インク)
-ロアリング・フォーティーズ(グレー・ダイアル)は40本の限定生産
-スティール製、ソード・シェイプの針スーパールミノーバ

BRACELET
-リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット独自の「イージー・リリース」システム
-カーフレザーまたはラバー・ストラップが付属

PRICE
-¥2,500,000.-(税別予価)

Czapek & Cie.社について
François Czapek(フランソワ・チャペック)は、チェコ生まれのポーランド人ウォッチメーカーで、ポーランド暴動に参戦した後、1832年、ジュネーブに逃れました。まもなく彼は自身のアトリエを開き、それから間もない1839年、同郷のAntoine Norbert de Patek(アントワーヌ・ノルベール・ド・パテック)とのパートナーシップを結び、彼をウォッチメイキングの世界に誘いこみました。そのパートナーシップが終了する1845年、彼はCzapek & Cie.(チャペック時計会社)を立ち上げ大きな成功を収めました。そして彼は、ナポレオン3世のお抱え時計師となり、パリのヴァンドーム広場にウォッチメイキングの歴史における最初期のブティックを開きました。また時計関連の書籍も著しましたが、残念ながら、その第2巻が発刊される前に亡くなってしまいました。
Czapek & Cie.は2015年に優れたコレクションとともに復活し、その代表モデルは2016年11月、ジュネーブにて開催されたGrand Prix de l’Horlogerie(ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ)のパブリック・プライズを受賞しました。このコレクションは、1850年代のCzapekの作品からインスピレーションを受けています。美しいエナメル・ダイアルと7日間のパワーリザーブを持つ自社製ムーブメントが特徴のこのコレクションは、クラフトマンシップとデザイン、限定性が融合したものです。セカンド・コレクションは、サスペンド・トゥールビヨンとセカンドタイムゾーン機能が搭載されたモデルで、その1年後の2017年に発表されました。そして、Czapek社にとって初めてのクロノグラフ・モデルFaubourg de Cracovie(フォーブル・ド・クラコヴィ)が2018年のBaselworldで公開されました。同社は、スイスのジュネーブに本社を構えています。
#wecollectrarepeople


【関連 Web Site】

CZAPEK Geneve
https://czapek.com/

Noble Styling
http://noblestyling.com/