ジラール・ペルゴの 38mm ロレアートコッパー~光を自由自在に操る

 From : GIRARD-PERREGAUX (ジラール・ペルゴ )



ジラール・ペルゴの38mm ロレアートコッパー~光を自由自在に操る


ジラール・ペルゴは、魅力的な文字盤のミドルサイズのユニセックスモデル、ロレアート 38mm コッパーを発表いたします。「コッパー」と名づけられたこのモデルの文字盤は、複雑でダイナミックな外観を備え、照らされる光に応じて異なる色調を帯びます。230年以上の歴史と幅広い経験をもつジラール・ペルゴは、光を巧みに利用して時計ファンに喜ばれています。ロレアートは 1975年に最初にオリジナルバージョンを発売したときから時代を超えたデザインの代名詞ですが、この最新作も、新しいモデルではありながら、まぎれもないロレアートとなっています。




光に対する深い理解
ジラール・ペルゴの本拠地であるラ・ショー・ド・フォンは、ユネスコ世界遺産に登録された街でもあります。18世紀以来、時計の製造が盛んなこの街は道路が格子状に整えられ、それに沿って大きな窓のある高いビルが並んでいます。この街の建築は、時計職人が仕事のときに役立つ自然光を取り入れられるよう、意識して設計されています。230年以上にわたり、ジラール・ペルゴは、自然光の真価とそれが時計に及ぼすプラスの影響を、深く理解してきました。

ロレアート 38mm コッパーを発表したジラール・ペルゴは、光を自由自在に操れることを改めて示しています。文字盤は単なる平面ではなく、「クル・ド・パリ」の装飾を施しています。この伝統ある装飾は、多数のピラミッドのような構造で、ここに光が当たることで、小さな輝きと影ができます。文字盤の写真を見ただけでは、実際に手首に巻いたときにどう見えるのかは、十分には伝わりません。「コッパー」と名づけられていますが、実際には非常に複雑でダイナミックな特性をもち、明るい褐色のようなブラウンから、ピンクがかったゴールドまで、さまざまな色調に変化します。




38mm の新しい文字盤でありながら、まぎれもないロレアート
メタリックな印象を放つ魅力的な文字盤のロレアート 38mm コッパーは、ユニセックスなミドルサイズで、男性にも女性にも親しみやすいモデルです。時と分を示すバトン型の針とインデックスは、1975年に最初のモデルが発表されて以来、純粋さを求める人々に愛されており、時代を超えたロレアートのデザインを受け継いでいます。針とインデックスには蓄光塗料を塗布し、薄暗い場所での視認性を高めています。
ゴールド色のセンター秒針はコッパーの文字盤と調和し、メタリックでありながら温かみのあるこの時計の特徴を強めています。文字盤にあしらった GP のロゴも、ゴールド色で表現しています。また、ジラール・ペルゴのシングルブリッジのロゴを配し、1860年代以来のスリー・ゴールドブリッジ トゥールビヨン搭載の伝説的なムーブメントを連想させます。



ロレアート 38mm コッパーはまったく新しいモデルですが、その起源は明らかです。愛されている八角形ベゼルや、流麗にしなやかに手首に沿う一体型ブレスレットも特徴的な要素です。スティール製ケースに収められたロレアートは、多用途にお使いいただくことができ、スポーティ、カジュアル、フォーマルを問わず、あらゆるシーンに適しています。こうしたデザインへの一貫した取り組みにより、ファッションの変化に左右されない、時代を超えた外観となっています。


内面の美しさ
スリムなケースに収められた厚さわずか 10mm のロレアート 38mm コッパーは、自動巻ムーブメント、キャリバー GP03300 を搭載しています。シースルーのケースバックから眺めることができるこの自社製ムーブメントには、多くの洗練されたディテールを凝らし、極上の仕上がりというこのマニュファクチュールの評価を永遠のものにしています。面取り、鏡面仕上げ、サテン仕上げ、スパイラル仕上げ、サンレイ仕上げ、あるいは多様なエングレービングなどを施し、部品によっては 4 種類もの装飾を施しています。ブリッジには直線状のコート・ド・ジュネーブ、ピンクゴールドのローターには円弧状のコート・ド・ジュネーブ装飾を施しています。



デザインの模範例となったロレアート
1970年代は、デザインに関しては特別な時代で、時代を超えた美しさと注目すべき機能を備えた、創造性あふれるアイテムが多数登場しました。当時の優れたデザインは、非常に独創的な多くのウォッチスタイリングを見れば明らかなように、今なお先見の明に富んだデザインへのアプローチとして評価され続けています。実際、この時代には、いくつもの定評あるブランドが一体型ブレスレットのスティール製ケースに収められたウォッチを発表しました。しかし、この時代のデザインで、年月が経過しても視覚的な魅力を失っていないのは、ごく少数です。



ロレアートのデザインは、当初から多様なシェイプを組み合わせつつ、独特でありながら一貫したルックスです。どのロレアートも、四角いトノー型ケースの上に、丸いリングが乗り、さらにその上に八角形ベゼルが乗っています。すっきりとした幾何学的なラインをしているにもかかわらず、ロレアートのケースには落ちつきがあり、あたかも角を落とした川原の小石のように、不協和音がありません。時計全体に、ポリッシュ仕上げとサテン仕上げが上品な相互作用を生み出しています。どちらの仕上げとも、それぞれの境界が明確で、はっきりと区別されているので、最適な効果を発揮しています。また、ブレスレットが一体化され、人間工学に基づいてぴったりと手首を包み込むことで、快適な着用感を得られます。こうしたコントラストの効いた形状により、ロレアートの独特なシルエットが形づくられており、遠くからでも、すぐに見わけることができます。



1975年の発表当時、最初のウォッチは「クォーツクロノメーター」と呼ばれていました。しかし、イタリアでは、このモデルはすぐに目の肥えた人々の間で「資格を有するもの/卒業(イタリア語でロレアート)」として知られるようになりました。この愛情のこもった名前は、この受賞モデルの成功と並外れた精度を認める役割を果たしました。ついに、ジラール・ペルゴ自身がこの名前を採用することになったのです。これは偶然の一致ですが、ケースの上に乗った八角形ベゼルは、まるで受賞者の頭に乗せられる月桂冠のようです。
歳月の移り変わりとともに、ロレアートのデザインには若干の変化が加えられましたが、1975年のオリジナルモデルの本質は変わっていません。2017年、ジラール・ペルゴは第 5世代ロレアートを発表しました。このデザインが新しいロレアート 38mm コッパーに採用しています。

1970年代には、カリスマ的な魅力を備えた建物、自動車、家具などがいくつかつくられました。これらは、今後も完成されたデザインの時代を超えた模範例であり続けるでしょう。社内でデザインされたロレアートも、こうした模範例の一つだと見なすことができるはずです。


スイスのノウハウ
1791年の創業以来、一貫してジラール・ペルゴの文化の中核をなしてきたのは、革新です。1970年代、このスイスのブランドは、クォーツ時計という前例のない精度を保証する未来の技術の先駆者となりました。実際、クォーツ時計の 32,768 Hz という振動数を確立したのはジラール・ペルゴであり、これが世界水準として採用されたのでした。

1975年の最初のロレアートに搭載したのが、COSC 認証取得の自社製クォーツムーブメント、キャリバー 705 だったのは、避けられないことだったのかもしれません。この時期、伝統的なスイスの時計業界の多くは、電池で動くクォーツ時計への対応不足から、衰退の一途をたどっていたからです。
多くの顧客にとってクォーツ時計は魅力を失っていませんが、同時に、ジラール・ペルゴは 230年以上にわたって自社製機械式ムーブメントをつくり続けてきました。これほどの歴史をもつブランドは、ほんの一握りしか存在しません。機械式時計が復活し始めると、1995年、ジラール・ペルゴは自社製自動巻ムーブメントを搭載したロレアート 8010 を発表しました。現在、ロレアートの 34mm モデルにはクォーツムーブメントを搭載し、38mm、42mm、44mm モデルには自社製機械式ムーブメントを搭載しています。

81005 コッパーは、ロレアートの永久的なコレクションで唯一の 38mm モデルとなります。2022年12月に発売、世界中のすべてのジラール・ペルゴ正規代理店で数量限定で販売の予定です。



【技術仕様】
ロレアート 38mm コッパー
リファレンス:81005-11-3154-1CM
希望小売価格:11,500 英国ポンド/14,200 スイスフラン/14,900 米国ドル/15,000 ユーロ

[ケース]
素材:スティール、ポリッシュ/サテン仕上げ
直径:38.00 mm
厚さ:10 mm
風防:無反射加工サファイアクリスタル
ケースバック:サファイアクリスタル
防水性:100 m(10 ATM)

[文字盤]
「クル・ド・パリ」装飾を施したサンレイ仕上げのコッパー文字盤
蓄光塗料(白)を塗布したロジウムメッキのバトン型インデックス
ゴールドメッキの GP のロゴ
針:蓄光塗料(白い光)を塗布したロジウムメッキのバトン型の時針と分針、ゴールドメッキのセンター秒針

[ムーブメント]
リファレンス:GP03300-2034
18K ピンクゴールド製ローターを備えた自動巻ムーブメント
直径:25.95 mm (111/2’’)
厚さ:3.36 mm
振動数:28,800 振動/時(4Hz)
部品数:218
石数:27
パワーリザーブ:約 46 時間
機能:時、分、センターセコンド、日付

[ブレスレット]
素材:スティール、ポリッシュ/サテン仕上げ

税込価格:¥1,870,000



【オフィシャルサイト】
https://www.girard-perregaux.com/jp_jp/ 



[ジラール・ペルゴ]
1791年創業のジラール・ペルゴは、今なお活動を続けている高級時計マニュファクチュールとしては最古の部類に属し、目の肥えた人々から高い評価を得ています。ジラール・ペルゴの歴史を彩る比類ない作品の数々は、美しさと機能性を巧みに融合しています。例えば、羨望の的となっている 1975 年生まれのロレアートや、ブリッジを単なる技術的な要素から時計に不可欠な一部に変えることで「見えないもの」を見えるようにした時計界初の伝説の「スリー・ゴールドブリッジ トゥールビヨン」などです。時計の革新の先導者としてのジラール・ペルゴの地位は、何百という取得済みの特許や、数々の賞を受賞した歴史によって裏づけられています。ジラール・ペルゴは、必要な時計の全技法を習得し、無視しえない正統派の雰囲気を時計に与えることで、2 世紀以上にわたってマニュファクチュールとしての地位を守ってきた、数少ない時計メーカーの一つです。ジラール・ペルゴは伝統を尊重しながらも、たえず未来を見据えており、新技術と最先端素材を採用しながら、定番の形に新風を吹き込んでいます。
2022年現在、ジラール・ペルゴと姉妹メゾンのユリス・ナルダンは、高級時計マニュファクチュールの独立したグループを創設しました。