ジラール・ペルゴ新作「ミニッツリピーター フライング ブリッジ」を発表~チャイム機能付き時計の美的コードを再定義

 From : GIRARD-PERREGAUX (ジラール・ペルゴ )



ミニッツリピーター フライング ブリッジ


◆GP4800の発表からわずか 6 ヶ月以内に、マニュファクチュールは自社内で完全に開発・製造を行った第 3 の最高級の新型キャリバー、GP9530 を発表します。
◆その機械構造はジラール・ペルゴにより、共鳴を高めるとともに、チャイム機能付き時計の美的コードを再定義するように設計されています。
◆30 m の防水を実現させたスライドピースを組み合わせた独自のマイクロローターもそのうちのひとつです。
◆装飾と組立に 440 時間以上を費やした、475 個の部品で構成されるキャリバーには、組立を担当した熟練時計職人のイニシャルが刻印されています。



ジラール・ペルゴは、昨年10月にGP4800のムーブメントを発表し て、半年足らずの間に 3 つ目のベンチマークとなるキャリバー GP9530 を発表します。これは、オート オルロジュリー(高級時計製造)に対するジラール・ペルゴのダイナミックなアプローチを鮮明に示しています。



自社で一貫して設計、開発、組立が行われたこのキャリバーは、1820 年代からブランドを象徴する複雑機構であるミニッツリピーターにオマージュを捧げるムーブメントです。ミニッツリピーター、トゥールビヨン、新しい自動巻き機構を組み合わせた、475 個の部品で構成されるオープンワークのキャリバー。この組立と装飾には、440 時間近くを要します。



ジラール・ペルゴのチャイム機能を搭載した時計の分野における専門技術を新たに表現したキャリバー GP9530 は、18 世紀後半から培われた専門的な知識と21 世紀のエンジニアリングの融合から生まれました。ミニッツリピーター フライング ブリッジは、アヴァンギャルドなオート オルロジュリーのビジョンを具現化し、ジラール・ペルゴのミニッツリピーターの歴史に新たな時代をもたらします。

音の純度や広がり、共鳴を高めるための一連の技術的・審美的な選択を通じて音響体験を高めるために開発されたこの新しいキャリバーは、デザインと機能を融合させ、完璧なシンメトリー構造の中で各部品の美しさを際立たせています。

 最高の透明度を保つために巧みなオープンワークが施されたキャリバー GP9530 は、1800 年代半ばからブランドを象徴するスリー・ブリッジの構造をモダンに演出しており、この現代的なバージョンでは、ムーブメントの後部に 3 つ目のブリッジが配され、歴史的な美学が再解釈されています。アロー型のブリッジの両端が表現しているのは、未来をしっかりと見据えるマニュファクチュールの DNA です。




複雑なキャリバー設計のエキスパートであるジラール・ペルゴの熟練した時計職人達は、直径 43.55 mm、厚さ10.75 mm のムーブメントに 2 つのグランド・コンプリケーションと、マイクロローターを装備した新しい自動巻き機構を組み合わせるという技術的偉業を成し遂げました。




ジラール・ペルゴの DNA に深くとどまる チャイム機能搭載時計
時間を「聴く」ということは古くからの習慣です。18 世紀末、懐中時計の裏側に取り付けられ、時刻や 15 分ごとを知らせるためのベルは、ムーブメントに巻き付けられたゴングとハンマーから成る新しい装置に置き換えられました。この原理は、現在のミニッツリピーターの基盤となっています。

当時の発明がもたらす可能性を探究することに好奇心を持っていた先駆的な時計職人、ジャン=フランソワ・ボット(1772-1837)は、早い段階から、要求に応じて時刻や 15 分を繰り返し鳴らすチャイム機構の開発に取り組みました。早熟で才能に恵まれたジュネーブのこの若き時計職人は、エングレービング、宝飾技術、金細工の修業も積んでいました。

機械工学に情熱を注ぎ、心底芸術家でもあった彼は、オートマトンの探求に興味をいだき、時計製造、宝飾、芸術工芸を巧みに融合させて、オルゴール、歌う鳥、その他の素晴らしい作品を生み出して世界中の裕福な顧客を魅了しました。ボットはその時代の最も有名な時計職人の一人であっただけでなく、先見性のある企業家でもありました。当時、時計の様々なパーツを別々の職人が担当するエタブリサージュ(組立)方式で外注するのが一般的でしたが、彼は時計製造のすべての仕事を 1 つ屋根の下に集めて、設計から組立、装飾に至るまで、全製造工程を管理することを選択し、統合型マニュファクチュールというコンセプトを生み出しました。

マニュファクチュール ジラール・ペルゴは、このヘリテージを受け継ぎ、そしてその理念に忠実に時計製造を行ってきました。ミニッツリピーターや異なる音色を組み合わせたチャイム(カテドラル、カリヨン)の開発を通じて、自社の作品を絶えず完成・洗練し続けたのです。19 世紀にコンスタン・ジラールとその息子コンスタン・ジラール = ガレがこの分野で達成した高度な熟練は、アラーム時計、グランドソヌリ、ミニッツリピーターとクロノグラフやムーンフェイズ表示付き永久カレンダーといった複雑機構を組み合わせた数多くのタイムピースを生み出しました。

1996年、ジラール・ペルゴは、ミニッツリピーターとトゥールビヨンを初めて組み合わせて腕時計に搭載しました。これはブランド創設以来の DNA の一部でもある文字通りのグランド・コンプリケーション(超複雑機構)です。小型化された 20 世紀のミニッツリピーターは、防水仕様のケースに収められた腕時計として装着できるようになりましたが、その小型化により、音響面での新たな開発が必要になりました。



カリヨンの 4 つの音(G、D、E および C)によるメロディを再現するウェストミンスター チャイムを装備したオペラ Iおよび II コレクションには、優れたムーブメントマニュファクチュールのみが持つ専門知識とノウハウが求められます。非常に複雑なムーブメントについては、部品を損傷させることなく、何度も組み立て、テスト、調整、再組み立てを行う必要があります。


2世紀以上にわたり、ジラール・ペルゴはこの時計の複雑機構を、技術面と美学面の両方から磨き上げ、現代の時代へと昇華させてきました。
どのタイムピースも、何世紀にもわたるヘリテージと現代のエンジニアリングの出会いを表現しているのです。


音響に特化した技術革新の凝縮された組み合わせ

キャリバー GP9530 の開発の中心にあるのは音響性能です。このキャリバーはチャイム機構、トゥールビヨン、マイクロローター巻き上げ機構をオープンワークのムーブメント内に組み合わせた時計製造構造の傑作と言えます。
完璧にクリアで鮮明な音を追求する中で、マニュファクチュールにおけるチャイム機能搭載時計の歴史に新たな段階を刻む開発となり、あらゆる技術的な選択は、チャイム機構の最終的な品質を最適化することを目的として行われました。



その開発は不要なノイズを排除しながら、純粋な音、効果的な振動伝播、最適なケース音響を実現するという決意によって導かれました。
地板とブリッジは、ムーブメント全体に振動が伝わりやすい、軽量で剛性の高い素材のチタンで作られています。この振動がムーブメントからミニッツリピーター フライング ブリッジのローズゴールドケースに伝わるよう、地板自体はケースに固定され、ケースの両側にはドーム型のサファイアガラスが配され、ダイヤル側でゴングを打つハンマーが奏でる透明感のあるメロディを増幅させます。



キャリバー GP9530 の開発の中心にある音響性能
音の純度を損なうようなノイズや干渉を避けるため、ゴングとゴングスタッドは単一の金属片から作られており、遠心力による打撃調整装置がムーブメントの背面に移動されています。最終的に、新しい自動巻き機構のホワイトゴールド製マイクロローターは、完全な静寂の中で振動します。


キャリバーの透かし彫りはデザイン的にも機能的にも優れた選択です。ムーブメントの繊細な内部構造が見えると同時にその軽やかな構造により、最適な共鳴が得られます。音はケース内で反響するため、ほとんど妨げられません。
ケースには、新しいモノブロックのミドルケースにシームレスに統合された革新的なアロー型のスライドピース機構が装備されています。この技術革新により、信頼性が向上し、 防水30 メートルを実現しています。


伝統と現代が出会うとき
卓越したムーブメント製造で知られるマニュファクチュールのジラール・ペルゴは、19 世紀以来、デザインの分野でもその地位を確かなものとしてきました。革命的で今ではアイコニックな「ラ・エスメラルダ」とその「スリー・ゴールドブリッジ」は、1800 年代半ばに機能的な要素を明らかにし、強調することで、紛れもない独自の視覚的特徴を生み出しました。それ以来、ムーブメントの構想とその美学は、形と機能が切り離せないまとまりのある全体を形成してきました。各部品の装飾を司るバランス、対称性、洗練性は、ジラール・ペルゴの歴史を通じて受け継がれてきた伝統の一部です。

様式化された 3 つのピンクゴールド製フライングブリッジ(3 つ目はムーブメントの裏側に配置)は、チャイム機構とトゥールビヨンが宙に浮いているように見える、非常にエレガントで軽やかな構造を支えています。ケースバックにも同じバランスの要求が課されており、新しい自動巻き機構が香箱と呼応して完璧な対称性を確保しています。


この傑出したタイムピースを製作した時計職人に敬意を表して、その職人の名のイニシャル を刻んだ小さなプレートが、完成した作品の上品なシグネチャーとしてスケルトン加工されたキャリバーにさりげなく組み込まれています。手作業で研磨された実に 1,340 もの面取り部分(295 個の内角を含む)により、光はキャリバー GP9530 のデザインの重要な要素となっています。



19 世紀からジラール・ペルゴが採用している竪琴型のトゥールビヨン ケージは、小さな針を備えたスモールセコンド ダイヤルとして機能します。ミニッツリピーターのハンマーとゼンマイ、巻き上げ機構のローター、チャイムを作動させる新しいスライドピースに採用されたスリー・ブリッジとそのアロー型の先端部に見られるように、このムーブメントは、マニュファクチュール内で世代から世代へと受け継がれてきた、今なお生きている伝統を具現化しています。




【仕様】
ミニッツリピーター フライング ブリッジ
リファレンス: 99840-52-2013-5CC
税込予価 :8,739万8,300円

ムーブメント:GP09530-2198(機械式自動巻き自社製ムーブメント)
・ホワイトゴールド製マイクロローター
・ムーブメントサイズ:径 43.55 mm (17’’’)/厚 10.75 mm
・振動数:21,600 振動/時 (3 Hz)部品数:475
・石数:47
・パワーリザーブ:約 60 時間
・機能:ミニッツリピーター、トゥールビヨン、時、分、トゥールビヨン上にスモールセコンド
ケース:ピンクゴールド
・ケースサイズ:直径 46.00 mm/厚 17.90 mm
・風防:ボックスタイプの無反射加工サファイアクリスタル
・ケースバック:ボックスタイプの無反射加工サファイアクリスタル
・防水性:30 m(3 気圧)
ダイヤル:ピンクゴールド製インナーベゼルリング
・青色発光蓄光塗料がコーティングされたアプライドアワーマーカー
・針:青色発光蓄光塗料がコーティングされたオープンワークの
・ピンクゴールド製針
ストラップ:ブラックラバー 、ファブリック仕上げ
・バックル:ピンクゴールド製トリプルフォールディングバックル




【お問い合せ】
ソーウインド ジャパン ジラール・ペルゴ
TEL: 03-5211-1791
https://www.girard-perregaux.com/jp_jp 




[ジラール・ペルゴ]
1791 年から続く、デザインのマニュファクチュール、そしてムーブメントのマニュファクチュール
ジラール・ペルゴは、30 を超えるキャリバーを擁し、 80 の特許を取得、さらに 230 年以上にわたる伝統を持つオートオルロジュリーの匠です。当初からパイオニアとして際立っていたブランドで、1791 年には近代的な統合型マニュファクチュールという初めてのコンセプトを導入し、後に続くメーカーにインスピレーションを与えました。ジラール・ペルゴの創始者やリーダーたちは、それぞれの時代で先見性と先進性を発揮し、名声を高めてきました。
この精神は、1867 年のスリー・ブリッジトゥールビヨン、1965 年の 36,000 vph というこれまでにない高振動、やがて世界標準となる 1971 年のクォーツ時計の振動数(32,768 Hz)といった数々の重要なマイルストーンにつながりました。また 2013 年には、コンスタント・エスケープメントがジュネーブ時計グランプリで「金の針賞」を受賞しています。これらの技術革新はいずれも、伝統に敬意を表しながらも限界を押し広げることに情熱を傾けるチームがもたらした成果です。
ジラール・ペルゴはデザインにも力を入れ、フォルム、構造、美しさのすべての重要な要素を自社で考案、開発、具現化してきました。中でも、1889 年のパリ万国博覧会で賞を獲得したスリー・ゴールドブリッジトゥールビヨンは、技術のみならずデザイン面においても非常に画期的でした。
この哲学を最も純粋な形で具現化したのがロレアートです。完全に自社でデザインされた 1975 年発売のロレアートは、ジラール・ペルゴのスタイルを象徴する大胆な左右対称の形状からインスピレーションを得ています。
とりわけ八角形のベゼルが特徴で、これは今なおロレアートのデザインの DNA を定義づける要素となっています。
ロレアートは、新しい複雑機構や自動巻きムーブメントを取り入れることで、独自の個性を保ちつつ、長年にわたって進化し続けてきました。
今日、ジラール・ペルゴは、高級時計製造に対する比類ないアプローチにより、世界中の時計愛好家やコレクターの尊敬を集め、賞賛を浴びています。洗練されたラグジュアリーと時代を超越する美学の代名詞として、長く受け継がれてきた揺るぎない伝統に忠実であり続けるマニュファクチュールです。