ブレゲがフリーズ・アートフェアとのパートナーシップを継続

 From : BREGUET (ブレゲ )




ブレゲがフリーズ・アートフェアとのパートナーシップを継続


高級ウォッチマニュファクチュールのブレゲとコンテンポラリーアートフェア、フリーズとのパートナーシップ発表から1年を迎えます。この度、ブレゲはこのコラボレーションを継続し、フリーズのブースにてキュレーターによる一連のプレゼンテーションを行います。5月17日~21日にマンハッタンのギャラリー、ザ・シェッドで開催された今年初のフリーズ・ニューヨークでは、「時間」という全体的なテーマを探求しているインディペンデント・キュレーター、ソミ・シムによるコラボレーション プロジェクトの第一弾を披露。本プロジェクトは1年をかけて、ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、ソウルで開催されるフリーズのアートフェアで展開されます。



「フリーズとのパートナーシップの実現は自然な流れでした。時計製造とは、芸術のひとつだからです。ブースを訪れる方々は、それを目の当たりにされるでしょう。ブースではブレゲの時計職人が自社製のムーブメントを紹介し、ギヨシェ彫りの芸術的な技も披露されます。アブラアン-ルイ・ブレゲは卓越した時計職人のみならず、デザイナーであり、芸術家でもあったことがお分かりいただけると思います。彼のつくり出したピュアなネオクラシック様式は、現在もブレゲのDNAの一部を成しています」と、ブレゲ CEO、リオネル・ア・マルカは述べています。

ブースでは時計製造の世界を深く体験できるとともに、キュレーター、ソミ・シムとの新たなコラボレーションによるプレゼンテーションをご覧いただけます。




芸術作品
ブレゲは1年を通じてアーティストとのコラボレーション「カルト・ブランシュ」を実施しており、アートフェアの各シーズンでその新たなチャプターが披露されます。初年度には、アルゼンチン出身で英国を拠点とするアーティスト、パブロ・ブロンシュテインが独創的なウォールペーパーを制作し、ブレゲのブースを変身させました。この作品には、その歴史を通じて芸術、デザイン、工芸、テクノロジーとの関わりを探求してきたブレゲの世界とヘリテージに対するブロンシュテインの解釈が表現されています。



パートナーシップの2年目となる今年、フリーズとブレゲは新たなアプローチを取り入れ、キュレーター、ソミ・シムにブレゲのブースで披露される4つの展示のキュレーションを依頼しました。
ソウルとパリを拠点とするインディペンデント・キュレーターのシムは、歴史、アーバニズム、デザイン、コンテンポラリーアートを題材とするキュレーションを手掛けています。ブレゲのマニュファクチュールとミュージアムを訪れたソミ・シムは、職人たちのサヴォワフェールと緻密さに感銘を受け、その「時」の解釈を形にする複雑な技術にインスピレーションを得ました。1年にわたるプロジェクトの第一弾として、フリーズ・ニューヨークのプレゼンテーションは「Orbital Time」と題されました。



著名なアーティスト・コレクティブであるラクス・メディア・コレクティブが特別に制作したインスタレーションをはじめ、世界的アーティストによる作品が、画一的な時の概念に対し、新たな視点を提起します。時計製造という芸術とブレゲの技術革新を振り返り、時計学を探求のランドスケープとして捉えたプレゼンテーションをぜひご覧ください。




[ソミ・シム バイオグラフィー]
ソウルとパリを拠点とするインディペンデント・キュレーター、研究者、著作家。アーバニズム、建築、デザイン、コンテンポラリーアートの分野を横断的に探究するキュレーションを行っています。エキシビション、アーバン・インターベンション、評論、出版、コレクティブとしての活動を組み合わせる実験的な方法論が特徴。その表現活動は、建築、アーバニズム、人間性の概念におけるネオリベラルな都市変革とアートの関わりを浮かび上がらせています。

これまでに手掛けたキュレーションプロジェクトおよびエキシビションに、「Do You Miss the Future?」(ヒョンデモータースタジオ釜山、2021年)、「Real-Real City」(アルコ・アートセンター、ソウル、2019年)、2018 Public Art Project:「Ring Ring Belt」(敦義門博物館村、ソウル、2018年)、「Against Architecture」(SeMAストレージ、ソウル、2018年)、「Order/Disorder」(Post Territory Ujeongguk、ソウル、2017年)、「Micro City Lab」(複数会場、ソウル、2016年)、「Mobile Home Project」(ソンウォン・アートセンター、ソウル、2014年)。また、韓国の京畿文化財団による移動型パブリックアートプロジェクト「2018 Public Art Project」のアーティスティック・ディレクターを務めました。キュレーターとしての活動が評価され、2021年若手芸術家賞(韓国文化体育観光部、2021年)、ヒョンデ・ブルー・プライズ・デザイン 2021(現代自動車)、イ・ドンソク・キュレートリアル・アワード 2018を受賞。文化理論誌『Culture/Science』の創刊編集委員。ジュリアン・コワニエと共に、都市を題材とするリサーチコレクティブ「Re-tracing Buro」としても活動しています。近年の著作に、『Curating the Pandemic』、『Drifting Nearby: transition of the public in a post-pandemic city』。
Copyright : Samy Sidali


時計製造という芸術
ブレゲは、その創始者アブラアン-ルイ・ブレゲのアヴァンギャルドな精神を守り、世界の時計製造の最前線を走り続けてきました。それは、トゥールビヨンや「スースクリプション ウォッチ」を考案した革新性、あるいは時計製造にギヨシェ彫りを取り入れたことやブレゲ針の芸術性にも表れています。さらに多くのアーティストがブランドの顧客となり、中にはブレゲが作品のインスピレーションとなったこともありました。画家のハンス・エルニは自身の作品『Philosophy of the Measurement of Time(時を測る哲学)』の中央にブレゲの創始者アブラアン-ルイ・ブレゲを据えました。



以来ブレゲはあらゆる形態のアートを称賛しています。エングレービング、アングラージュ、エナメル加工およびギヨシェ彫りを筆頭に、スイスのジュウ渓谷にあるブレゲ・マニュファクチュールの現場で長きにわたって受け継がれる伝統の職人技にアートが息づいているのです。
ザ・シェッド8階にて公開されるブレゲのブースでは、時の多様な概念を提起するソミのキュレーションと、ブレゲによるハンドクラフトのタイムピースで構成される独創的な没入型の体験をお楽しみいただけます。これは、熟練の職人がマニュファクチュールで長い時間と情熱をかけてつくり上げたウォッチをご覧いただける機会となります。アーティスティックなビジョンとファインウォッチメイキングの芸術を融合した空間をぜひお楽しみください。



フリーズについて フリーズはモダン&コンテンポラリーアートの研究者、愛好家、コレクター、そして一般の人々のためのプラットフォームとして、世界のアートシーンをけん引しています。3つのマガジン(『frieze』『Frieze Masters Magazine』『Frieze Week』)を刊行し、5つの国際的アートフェア(フリーズ・ロンドン、フリーズ・マスターズ、フリーズ・ニューヨーク、フリーズ・ロサンゼルス、フリーズ・ソウル)を開催。2021年10月には、ロンドン・メイフェアの中心部に、世界各国のギャラリーを取り上げるハブとして、「No.9 Cork Street」をオープンしました。フリーズはIMG ネットワークの一端を担っています。



【お問い合わせ】
ブレゲ ブティック銀座
東京都中央区銀座7-9-18 ニコラス・G・ハイエックセンター 3階
TEL 03-6254-7211