ルイ・エラール とオリヴィエ・モセの コラボレーション「エクセレンス レギュレーター 」を発表~ブラック オン ブラックに統一された世界限定178本のモデル

 From : Louis Erard (ルイ・エラール )




エクセレンス レギュレーター ルイ・エラール X オリヴィエ・モセ


ルイ・エラールは、高級時計製造の伝統を現代アートの世界にもたらし、スイスの抽象芸術の歴史的かつ反逆的な人物であるオリヴィエ・モセとの新しいコラボレーションを発売いたします。キラキラと輝くスパークリングインレイ ダイヤルとブラック オン ブラックに統一されたこのモデルは、世界限定178 本です。





EASY TIMER
高級なスイス機械式時計を製造するルイ・エラール。
ジェスチャー、オブジェ、アティテュードといった要素を持つ60 年代の抽象芸術の象徴的な存在である現代アーティスト、オリヴィエ・モセ。この二つの世界の出会いは、ルイ・エラールの本拠地、スイスのフランシュ=モンターニュと、オリヴィエ・モセの活動拠点であるアリゾナ州でした。
ケース、ストラップ、ハンズの全てがブラックで統一されたこの作品には、ブランドロゴやインデックス全てを削ぎ落とし、まさに抽象的なオブジェアートです。唯一の対比する要素はキラキラとシルバーに光るダイヤルです。3本のハンズは棒状で、時間、分、秒、すべてが同じ長さと幅で、同じ丸い先端を持っています。ただひとつのディテールがあります:方向を示す穴のサイズ。これは、読み取り感覚を完全に失わないようにするための最小限の参照です。


表示:2時10 分10 秒


腕時計の中に表現されたアブストラクト(抽象)オブジェ。精度や視認性が求められるウォッチメイキングにおいて本作品はこの時計は挑戦的で反逆的な芸術作品です。究極のミニマリズムがアーティスティックに表現されたレギュレーターは、幾何学的な再解釈により、中央に分針、上部に時針、下部に秒針が整然と配置されます。
オリヴィエ・モセの持つアーティスティックコードは、デザインのエレメンツを最小限に抑え、フラットな色調を持つことで、これら全てがこの限定時計に表現されています。



ストリートカルチャーを愛するオリヴィエ・モセの作品の別の側面は、モーターバイクや車などで使用されるメタリックなエレメントで、彼の芸術作品において重要な位置を占めています。この時計でもメタリックなペイントと黒くてキラキラした文字盤により、自動車のボディの外観と感触を想起させます。



このコラボレーションはルイ・エラールのCEO であり、オリヴィエ・モセと同様にコンテンポラリーアートに精通するマニュエル・エムシュによって発案されました。オリヴィエ・モセは、1966 年12 月にダニエル・ビュラン、オリヴィエ・モセ、ミシェル・パルメンティエ、ニエル・トロニによってパリで設立されたB.M.P.T というアートグループの中心的なメンバーです。オリヴィエ・モセは以前にオブジェ(物体のアート)をデザインしたことはありませんでしたし、特に時計をデザインすることはありませんでした。しかし、マニュエル・エムシュがこのプロジェクトを提案したとき、ヌーシャテル州の時計産業の中心地、ヴァル・ド・ルズで育ったオリヴィエは面白がり、感慨深さを感じて引き込まれました。



モータバイクを愛するオリヴィエ・モセは、スマートフォン全盛の今日における機械式腕時計の意味を熟考しながらデザイン制作に励みました。この時計は彼の答えを表現しています。腕時計は高級な付属品であり、芸術品である、と。そして、それはまさに映画『イージーライダー』のシーンを思い出させます。バイクを買ってまさに立ち去ろうとしているとき、主演俳優のピーター・フォンダが時計を外して投げ捨てる場面です。
抽象芸術作品としての本作の178 個の時計のそれぞれには、「アート作品 - 着用しないでください」と書かれた赤いタグが付いています。



また、ケースにはアーティストによって署名された2 つの交換可能なストラップが付属しています。時計製造の常識や規範を変えるのは、芸術的なコラボレーションを通じて、世界中のコレクターや現代アート愛好者を楽しませたい、という願いからです。



この「エクセレンスレギュレーター ルイ・エラール x オリヴィエ・モセ」を通じて、ルイ・エラールは、本物のアートとともにこの旅を続けていきます。今後もアーティスト、職人、独立した時計職人を巻き込んだ他のコラボレーションが予定されています。




オリヴィエ・モセ(OLIVIER MOSSET)について
オリヴィエ・モセは1944 年にベルンで生まれ、1960 年代初頭にアートの世界に入りました。彼はジャン・ティンゲリーの助手として働き、その後ダニエル・スポエリのもとで活動しました。1963 年にパリに到着し、アートの意味とアーティストの役割を問い直し、絵画を始めました。最初は小さなフォーマットに "A" の文字を描いていました。その後、彼の象徴的なモチーフの中には、白い背景に黒い円が含まれており、これを彼は1966年から1974 年の間に200 回描いていました。これは彼が絵画においてゼロ度に到達する手段でした。



1966 年12 月には、ダニエル・ビュラン、ミシェル・パルメンティエ、ニエル・トロニとともにパリでB.M.P.T グループを設立しました。グループは1967 年12 月に解散しましたが、オリヴィエ・モセのアートは根本的なものであり、ジャン・ボードリヤールによれば「見るものが何も残っていない」ようなモノクロームに至りました。彼は1977 年にパリを離れてニューヨークに移住し、反文化に触れながらコラボレーションを増やしました。現在、オリヴィエ・モセはアリゾナ州ツーソンに住み、制作活動を行っています。




【仕様】
 エクセレンス レギュレーター ルイ・エラール X オリヴィエ・モセ
品番: LE85237NN62BVA24
限定数: 世界限定178 本
価格: ¥ 825,000(税込:予価)
発売: 2024 年2 月予定

ムーブメント:SW266-1 キャリバー(レギュレーター自動巻)
・31 石
・振動数 28,800 VpH
・約38 時間パワーリザーブ
・精微な装飾のオープンワークローターにルイ エラールのブランドシンボルロゴ
機能: 時分秒表示 - 12 時位置に時表示、中央レギュレーター分表示、6時位置に秒表示
ケース: サンドブラスト ステンレススチール ブラックPVD
・径42mm
・ドーム型両面無反射処理加工サファイヤクリスタル
・ブラックトランスペアレントケースバック
・5 気圧防水
・モミの木モチーフのクラウン
・ケースバックに “Olivier Mosset X Louis Erard Limited Edition 1 of 178” のエングレービング
ダイヤル(42mm):シルバーグリッター装飾のシャイニーブラック ラッカー ダイヤル
ハンズ: サテン仕上げブラックPVD 加工の時、分、秒針
ストラップ: 2 本
・ブラックトーン
・Baranil(仔牛の高級なめし皮)ストラップ
・ブラックPVD ピンバックル
・クイックストラップチェンジシステム(1 本には、Olivier Mosset の手書きサイン入り)




【お問い合わせ】
大沢商会
TEL: 03-3527-2682



[LOUIS ERARD]
時計製造の聖地であるジュラ山脈に拠点を置くルイ エラール(Louis Erard)は、1929 年にルイ・エラール氏
により設立され、スイスの機械式技術と伝統を大切に体現するブランドです。ルイ・エラールは、ラグジュアリ
ー、永遠性、そしてエレガンスを融合した機械式時計コレクションを展開し、象徴的なレギュレーターで知られ
ています。今日、マニュエル・エムシュのリーダーシップのもと、ブランドの歴史や時計製造の伝統を継承、尊重し、現代的に再解釈しながら進化しています。メティエダール(伝統工芸)をモダンに昇華し、また、様々な分野とのコラボレーションやノウハウの交流を通じて表現の領域を広げています。ルイ・エラールは、大衆向けのブランドとは異なる、コレクタブルな道を歩み続けており、高級時計製造にインスパイアを受けながら、独自のポジションを築いていきます。