「グランドセイコー Kodo (鼓動)」~ 光と影との二部作コンセプトがここに完結

 From : Grand Seiko (グランドセイコー)



機械式腕時計の可能性を究める「グランドセイコー Kodo (鼓動)」~光と影のコンセプトが完結



セイコーウオッチ株式会社は、<グランドセイコー>より、安定した高精度を実現する世界で唯一の複雑機構を搭載した「グランドセイコーマスターピースコレクション Kodo コンスタントフォース・トゥールビヨンSLGT005」を、12月6日(金)から発売いたします。希望小売価格は49,500,000円(税込)、全世界で20本の数量限定です。




安定した高精度を生み出す、世界で唯一の複雑機構
2022年、グランドセイコーはブランド初の機械式複雑時計を生み出しました。その腕時計は、独創的な機構が生み出す音色と表情から、心臓の鼓動を意味する「Kodo」と名付けられ、グランドセイコーの新たな領域を切り開くとともに、その年のジュネーブ時計グランプリにおいて、卓越した精度を備えた時計に贈られる「クロノメトリー」賞を受賞し、時計史に新たな1ページを刻みました。

本作に搭載されるキャリバー9ST1は、二つの複雑機構「コンスタントフォース」[※1]と「トゥールビヨン」[※2]を世界で初めて同軸に一体化して組み合わせることで、100を越える部品からなる二つの機構が効率的に機能して、新次元の安定した高精度を生み出します。


≪特徴≫

「光と影」、前作のKodoと対を成す独創的なデザイン
ムーブメントを「宵闇」のような艶やかな黒一色で仕上げた前作のKodoに対して、本作は、夜明け前の闇に淡い光が差す「薄明」のような、静やかなシルバー色に仕上げています。



積層された340を超えるパーツを同じ色彩に仕上げ、光が透過するための十分な空間を作ることで、パーツの細部に至るまで光のグラデーションが生まれ、時とともに変わり行く夜明け前の空のような美しい情景が広がります。なお、プラチナ950とブリリアントハードチタンの異素材を組み合わせた外装にも空間を設けており、内装から外装に至るまで、光が透過することで生まれる視覚効果を一貫させています。



さらに、前作で随所に使われていたルビーに替えて、ムーブメントの仕上げと共鳴するかのようなブルーサファイアを使用しました。



また、ストラップには、前作に続き、「なめし」と漆塗りの技法を融合させた日本古来の「姫路 黒桟革(くろざんがわ)」を採用。天然素材でなめされた革に白漆を塗り重ねることで、独特の風合いを帯びた色に仕上げました。経年変化によって、その色合いは徐々に白さを増していきます。さらに、付け替え用として、チャコールグレーのクロコダイルストラップが付属します。




複雑機構が生み出す独創的な音色
本作に搭載されるキャリバー9ST1では、てんぷが毎秒8振動しながら、内側のトゥールビヨンキャリッジが滑らかに回転し、外側のコンスタントフォースキャリッジは、その回転に追従して1秒に1回の間隔で回転するので、まるでコンスタントフォースがトゥールビヨンを追いかけているかのような動きが現れます。



また、てんぷから生まれる1秒間に8回の刻音と、コンスタントフォースが刻む1秒間に一回のリズムにより、音楽でいう16ビートを奏でます。高精度を追求する中でたどり着いた複雑機構が、独創的な動きと音を併せ持つ、世界に類を見ない腕時計となります。


アトリエ銀座で誕生


本作は、創業の地である銀座の工房「アトリエ銀座」に所属する最高の機械式時計職人と設計者、デザイナーたちにより誕生しました。このアトリエでは創業者服部金太郎の「良品は必ず需要者の愛顧を得る」という強い信念を引き継ぎ、比類ない時計作りを目指します。



本作のムーブメントには、「アトリエ銀座」で生み出されたことの証として、そのロゴマークが刻印されています。


[※1]コンスタントフォース:動力ぜんまいの巻き上げ量(ぜんまいのトルクの大小)にかかわらず、機械式時計の精度を司る「てんぷ」に、一定したエネルギーを届ける機構。
[※2]トゥールビヨン:「てんぷ」と周辺の部品を一定の速度で回転させることで、重力によって生じる精度誤差を取り消す機構。




【仕様】
<グランドセイコー>
Masterpiece Collection Kodo コンスタントフォース・トゥールビヨ
品番SLGT005
希望小売価格(税込)49,500,000円




ケース:プラチナ950、ブリリアントハードチタン
ストラップ/中留姫路:黒桟革・プラチナ950 ※付け替え用のクロコダイルストラップつき
ガラス:ボックスサファイアガラス(内面無反射コーティング)
防水性能:日常生活用強化防水(10気圧)
ケースサイズ:[外径]43.8mm(りゅうず含まず)/[厚さ]12.9mm
販売数量世界限定:20本
発売予定日:12月6日(金)(グランドセイコーブティック)

[その他仕様]
https://www.grand-seiko.com/jp-ja/collections/slgt005

[ムーブメント仕様]
メカニカルムーブメント キャリバー9ST1
巻上方式: 手巻
ムーブメントサイズ: [外径]35.0mm /[厚さ]7.98mm
時間精度 平均日差 5~-3秒(静的精度)※携帯時の精度目安は 5~-1秒
パワーリザーブ :約72時間(コンスタントフォース機構の作動時間は約50時間)
石数: 44石
振動数: 28,800振動/時(8振動/秒)
付加機能: コンスタントフォース、トゥールビヨン、パワーリザーブ表示機能

<グランドセイコー>の公式Webサイトアドレス
https://www.grand-seiko.com




【お問い合わせ】
セイコーウオッチ(株)お客様相談室(グランドセイコー)
0120-302-617(通話料無料)



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Kodoも実機を拝見、開発者の川内谷氏にもお話を伺いました。



Kodoの2022年モデルでは、川内谷氏自らが組み立ても行っていた部分もあったそうですが、現在は「後継者」を育成中とのこと。その後は開発に戻り、新たなるコンプリケーションを作りたいと考えているとのことでした。



ブルーサファイア穴石で印象をガラッと変えた新しいKodo。
「ブルー」という言葉から受ける印書よりも色が淡く、モノトーンな印象です。

「光と影」というコンセプトはKodoの開発当初から決まっていたいたものの、ブルーサファイアの開発に時間がかかったために先に通常のルビーを使用した「影」のほうが先にリリースされたようです。

ただ、外側のトゥールビヨンケージに設けられた「秒針」の役割を担うルビーについては視認性を考慮してルビーのままにすることを選択したそうです。



プラチナとチタンを使用したコンビネーションケースは同じ仕様を踏襲しています。



ボックス形状のサファイア風防で、立体的なムーブメント構造を堪能できます。



ありがとうございました!