チャペックより「アンタークティックグリーン・メテオ」の発表~ 宇宙から手首へ
From : Czapek (チャペック)CZAPEK ANTARCTIQUE GREEN METEOR、チャペック、アンタークティックグリーン・メテオ- 宇宙から手首へ
アンタークティックが持つスポーティでシックな個性を生かしたクリエイティブなゲームを続けているチャペック社は、目を引くグリーンのメテオライト・ダイヤルを備えたニューモデルを発表しました。
4年前の発表以来、アンタークティックは現代のクラシックとして認識されるようになり、光の加減で変化して見える興味深いテクスチャーと独特のカラーを持った多くのダイヤル・バリエーションを備えています。チャペックではいつものことですが、グリーン・メテオライトの文字盤は、部分的にはコレクターからのリクエストに応えたものであり、その一方、創造性の「突然の閃き」でもあります。
「2021年にFratelloと提携して、アンタークティックビリジアン・グリーンを製作した後、多くのコレクターが自分たちのために別のグリーン・ダイヤルを作らないか? と尋ねてきていましたので、私たちの心の中には、新しいグリーン・ダイヤルということが心の中にありました」とチャペックのCEO、ザビエル・デ・ロックモーレルは述べました。隕石を使用することに決めたのは、こんな一目ぼれの瞬間があったからです。と続けました。「私はパートナーであるGTカドラン社を訪問し、メテオライトのディスクを私が身に着けているアンタークティックにかざしました。時計のスタイルにとってもマッチしていて、そこですぐに、これをスティールケースの色を引き立てるクールなグリーントーンで仕上げたらどうだろう、と思いました。」
非常に質感のある文字盤に対するチャペックの愛情を反映するかのように、メテオライトは深みのある3Dのように、時には、M.C.エッシャー(マウリッツ・コルネリス・エッシャー、世界でもっとも有名なグラフィック・アーティストのひとり)のグラフィックのような無限の深さを感じさせるように見えます。これは、鉄とニッケルの合金の結晶化構造によって作成されたウィドマンシュテッテン・パターンとして知られる幾何学的な線が光を捉えるために起こる目の錯覚です。
オクタヘドライト隕石の特徴であるこの結晶は、地球に衝突する前に、数百万年にわたる宇宙の旅の間に隕石が非常にゆっくりと冷却されて形成されました。この結晶構造のおかげで、時計の文字盤製作に使用されるスライスされた隕石ごとにパターンが異なるため、それぞれがユニークピースとなります。
この新作の文字盤には、約6億年前と考えられている先史時代にナミビアに落下したギベオン隕石から採取されたものが使用されています。模様の美しさを最大限に引き出すために、隕石の原石をスライスしたものを酸で洗浄し、磨く必要があります。線の角度は原材料が切断された平面によって決まります。アンタークティックグリーン・メテオでは、隕石の自然なグレー色が豊かな緑色のラッカーによって変化していきます。何層にも塗り重ねられ、完璧になるまで磨き、仕上げられているので、光の状況で色調が変化するように見えます。ファセットカットされたトラペゾイド形のインデックスとソード・シェイプの針といったシンプルな文字盤上の表示が、隕石の興味深い幾何学模様を最大限に表現しています。
隕石は、その美しさは別として、地球起源ではない、おそらく地球上で見つかった唯一の物質です。そして実際、地球が存在する前に起源した可能性があるという特別な魅力を持っています。それは時間の無限さと、私たちの時間測定の慣習の宇宙的な起源をさりげなく思い出させます。
アンタークティックには、自社開発の自動巻き、キャリバーSXH5が搭載されています。美しさと性能のバランスに特別な注意を払い、ムーブメントの構造は機能性だけではなく視覚的な調和と透明性も考慮して設計されました。
Watches & Wonders 2024で発表された、アンタークティックグリーン・メテオは100本の限定生産で、世界中の指定販売店、ジュネーブ、コラトゥリー通り18番地のチャペック・ブティック、およびczapek.comで予約注文が可能です。デリバリーは2025年第2四半期に開始される予定です。
【仕様】
アンタークティックグリーン・メテオ
Antarctique Green Meteor
[特長]
40.5mm ステンレススティール製ケース、ギベオン隕石のダイヤル
マイクロローターを備えた完全自社製キャリバーSXH5
100本の限定生産
FUNCTIONS:3針時・分表示センターセコンド
MOVEMENT:Czapek キャリバーSXH5(自動巻き3ハンズ)
・パワー・ワインディング・システム: リサイクルされたプラチナ製のマイクロローター
・シングルバレルのパワーリザーブ: 約60時間
・バレルのトルク: 8.8Nmm(ニュートン・ミリメーター)
・振動数: 28,800 VpH (4Hz)
・径: 30mm(13 ¼リーニュ)
・厚: 4.2 mm
・コンポーネント総数: 193
・石数: 28
・スイスレバー・エスケープメント: 4つのゴールド製慣性ウエイト(マスロット)を備えたフリースプラング・テンプ
・19世紀のポケットウォッチからのインスピレーションによる7つのスケルトン化されたブリッジ
FINISH:サンドブラスト仕上げブラックのブリッジ 手作業による面取りサイドはストレート・グレイン装飾
・手作業による6つのインワード・アングル
CASE:ステンレススティール
・サイズ: 40.5mm(径)10.6mm(厚)
・無反射加工がなされたグラスボックス型サファイア・クリスタル
・内側に無反射加工がなされたサファイア・クリスタル製のケースバック
・防水性: 120m
・ねじ込み式リューズ
DIAL:印象的なウィドマンシュテッテン構造で有名なギベオン隕石で作られたダイヤル
・グリーン・ラッカー、ポリッシュ仕上げ
BRACELET:リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット
・レザーまたは、ラバー・ストラップが付属
PRICE(税込予価):¥ 5,720,000
【関連 Web Site】
CZAPEK Geneve:
https://czapek.com/
Noble Styling:
http://noblestyling.com/
[Czapek & Cie]
チャペックは、19世紀のチェコ生まれのポーランド人ウォッチメーカー、フランソワ・チャペック(François Czapek)の精神を受け継いだ現代のウォッチ・メゾンです。183年にチャペックは、ワルシャワでの政治的混乱から逃れ、ジュネーブに亡命しました。そして1830年代に数々のビジネスを創業しました。1845年にCzapek & Cie.(チャペック時計会社)を設立したのち、彼はナポレオン3世の宮廷時計師となり、パリのヴァンドーム広場に最初期の時計ブティックを開きました。チャペックの名前は、2015年にメゾンの歴史とクラフトマンシップを再興しようとする時計愛好家のグループによって復活しました。1850年代のチャペック製ポケットウォッチからインスピレーションを得た、ファースト・コレクションである「ケ・デ・ベルク33bis」は、2016年のGPHG(ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ)でパブリック・プライズを受賞しました。2020年同社は、初の自社製ムーブメントを搭載したスポーツシックなコレクションである、アンタークティックを発表しました。現在、チャペックの時計は、独特なデザイン、高品質の職人技、限定生産で知られています。ジュネーブに本社を置き、ラ・ショードフォンに自社工房を構えるチャペックは、”etablissage”(エタブリサージュ- 水平分業)というコンセプトを現代的な方法で徹底的に守っています。
#wecollectrarepeople
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W&Wでは実機は拝見できたものの、ニュースが無かったグリーンメテオ、今回ニュースが配信。
チャペックのブースは満員御礼…
さまざまな文字盤に挑戦。
生き生きとしたザビエル・ロックモーレル。
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