LANG & HEYNE - ANTON

 By : NOBLE STYLING GALLERY
こちらも弊社Blogからの転載になります。

今回のBaselworldで公開された、LANG & HEYNEの新作 ANTON(アントン)をご紹介いたします。

LANG & HEYNEの時計は、常にちょっとした魔法です。プロダクト・ファミリーに最新作を導入することで、マジシャンであるドレスデンの卓越したマニュファクチャーは、再び大きな賞賛を浴びることになります。長年温めていたアイデアが、ついに2018年実現しました。それが、LANG & HEYNEのトゥールビヨンです。 


 

こと座型のケージが印象的な、フライング・トゥールビヨン

200年以上もの間、トゥールビヨンは、ウォッチメイキングの世界における極めて優れたパフォーマンスの象徴となってきました。20世紀前半に、ザクセンのウォッチメイキング・スクールにより表現されたダイアル側にセットされた「フライング」カルーセルが、成熟の域にまで高められたものです。LANG & HEYNEは、非常に繊細で、軽量でエレガントなケージを備えたトゥールビヨンの伝統に従いました。






では、実際に動いているところをご覧ください。

ANTONは、LANG & HEYNEの2番目のレクタンギュラー・シェイプの時計で、2017年に発表され成功を収めた、壮大なバー・ムーブメントを搭載した兄弟モデルGEORG(ゲオルク)の手法を踏襲しています。レクタンギュラー・シェイプのケースに、大型の開口部があるエナメル・ダイアルから、繊細なトゥールビヨン・ケージを見ることができます。LANG & HEYNEの新しいマスターピースのための二重戴冠式のように、2つのダイアモンドが、ロゴの左右にシャトン留めされています。


ザクセン王 ANTON

ANTON(1755年12月27日 ドレスデン生 1836年6月6日 ピルニッツ没)は、ザクセン選帝侯フリードリッヒ・クリスティアンの5番目の息子で、音楽と系譜学に情熱を燃やし、支配者になるつもりはまったくありませんでした。実際、彼は牧師になろうと思っていましたが、兄であるフレデリック・アウグストゥス1世の死去に伴い、老齢にもかかわらず王位を継承することになりました。 

ザクセンにおける1830年頃の革命期の困難な状況において、彼は慎重さ、寛容さ、そして理解することをもって、行動しました。こうして彼は人々から「The Kind」と呼ばれました。 


テクニカルデータ - キャリバー IX 

縦 x 横 : 34 mm x 26,5 mm 
厚さ : 5,5 mm 
振動数 : 18,000 A/h (2,5 Hz) 
パワーリザーブ : 約55時間 
石数 : 17個のルビーと2個のブリリアント・カット・ダイアモンド 
機能 : 時 / 分 / 「こと座」型のケージによる秒表示

テクニカルデータ - ANTON 


ケース
- 縦 x 横 : 40mm x 32mm(ラグを含まず)
- 厚さ : 9.4mm
- サファイア・クリスタル製のトップとボトム
- アリゲーター・ストラップ シャーク・レザーの裏地
- ピンバックルまたは、フォールディング・バックル
- 3気圧日常生活防水

ムーブメント
- 手巻き キャリバーIX 
- 約55時間のパワーリザーブ
- 時・分表示 「こと座」型のケージによる秒表示
- 大型のワンミニット フライング・トゥールビヨン(径 11.1mm)
- チラネジ付きテンプ 

ダイアル
- レクタンギュラー・シェイプ ツーピースのグランフー・エナメル 
- ブルーのアクセントのあるアールデコ調ダイアル

2つのバリエーション
- 18Kローズゴールド製ケース ローズゴールド製ランセット型の針 ブラウンのストラップ
- プラチナ950製ケース ブルースティール製ランセット型の針 ブラックのストラップ


最後にブースの様子です。






時計の状態をチェックするMarco Langさん




これは、ブースで出されていたアプフェルショーレという飲み物。りんごを使用したドイツでは、一般的な炭酸飲料だそうです。ANTONのトゥールビヨン・ケージの画像がプリントされていました。