SIHH 2018年新作 トラディショナル・トゥールビヨン、トラディショナル・コンプリートカレンダー
By : KITAMURA(a-ls)ヴァシュロン・コンスタンタン SIHH 2018年新作
トラディショナル・トゥールビヨン、トラディショナル・コンプリートカレンダー
トラディショナルからの新作である。
前回のレポートが書きかけで失礼しましたが、押さえておくべきポイントは以下の通りである。
◎トラディショナル・トゥールビヨン
・ヴァシュロン・コンスタンタン自社開発製造による初の自動巻きトゥールビヨン
・超薄型ムーブメント!
◎トラディショナル・コンプリートカレンダー
・高精度ムーンフェイズ付き!
◎ 両モデルともPTとRGの2種類展開。
・PTは数量限定の"コレクション・エクセレンス・プラチナ限定モデル”名を冠し、ケースからストラップの縫い糸に至るまでプラチナ950で製作。
・RGは18K(5N)ピンクゴールド製ケースとシルバーオパーリン仕上げの文字盤
(以下、文章はプレスリリースより引用)
ジュネーブに受け継がれる偉大な時計づくりの伝統を現代的なスタイリングで表現する「トラディショナル」コレクションは、トゥールビヨンとコンプリートカレンダーという機械式時計の天空に燦然と輝く2つの星を戴いて、コンプリケーションの分野を一段と充実させました。また前者に搭載されるヴァシュロン・コンスタンタンの新しいキャリバー2160は、自社開発製造による初の自動巻きトゥールビヨン・ムーブメントです。「トラディショナル」のこれら新作は、直径41mmのケースに18K(5N)ピンクゴールドを採用するモデルと合わせて、「コレクション・エクセレンス・プラチナ」の特別バージョンも展開します。
熟達した時計技術、真似のできないシックで優美なスタイル。新しい「トラディショナル・トゥールビヨン」と「トラディショナル・コンプリートカレンダー」は、段差をつけたラウンド型ケース、細身のベゼル、コインエッジの模様を刻んだケースバック、レイルウェイのミニッツトラック、ドーフィン型の針、“バトン・ド・ジュネーブ”型のアプライド・インデックスなど、「トラディショナル」の誇らしい血統を語るあらゆる特徴が備わっています。
それぞれのモデルを動かす自社製自動巻きムーブメントは、18K(5N)ピンクゴールドもしくはプラチナ950製ケースのケースバックから見ることができます。
トラディショナル・トゥールビヨン:ピンクゴールド製モデル- キャリバー2160
「トラディショナル・トゥールビヨン」は、ヴァシュロン・コンスタンタンの歴史に新たな1ページを記す画期的なモデルです。18K(5N)ピンクゴールドのケースに収められているのが、自社開発製造による初の自動巻きトゥールビヨン・ムーブメントだからです。このキャリバー2160は、ブランドのシンボルマークのマルタ十字を思わせるオープンワークが施されたトゥールビヨン・キャリッジのエレガントな姿に加えて、驚異的な薄さも特徴です。188個の部品から成り、約80時間のパワーリザーブが備わる超薄型ムーブメントの厚さは5.65mmしかありません。また、自動巻き機構に22Kゴールド製のペリフェラルローターを採用しているため、2.5Hz(毎時1万8000回振動)のロービートで比較的ゆっくり振動するメカニズムや最高級の伝統的な仕上げをサファイアクリスタルのケースバックから鑑賞できます。トゥールビヨン・キャリッジを支えるブリッジの面取りはすべて職人の手で行われ、部品1個を仕上げるのに12時間にも及ぶ手作業を要します。新しい「トラディショナル・トゥールビヨン」は、センターの時針と分針、6時位置に置かれたトゥールビヨンのキャリッジによるスモールセコンドの秒で時刻を表示し、シルバーオパーリン仕上げの文字盤にゴールド製のインデックスと2面のファセットを刻むドーフィン型針が優美な表情をつくりだしています。
キャリバー2160
トラディショナル・コンプリートカレンダー:ピンクゴールド製モデル- キャリバー2460 QCL
クラシカルな気品が宿る「トラディショナル」のこの新作は、ヴァシュロン・コンスタンタンによる完全自社開発製造の自動巻きムーブメント、キャリバー2460 QCLで作動する実用的で洗練された複雑機構が搭載されています。直径41mmの18K(5N)ピンクゴールド製ケースに収められ、サファイアクリスタルのケースバックからその姿を見ることができるキャリバー2460 QCLは、22Kゴールド製のローターを含む308個の部品で構成され、振動数4Hz(毎時2万8800回振動)で約40時間のパワーリザーブが備わり、文字盤センターの時針と分針を動かし、コンプリートカレンダー(日付、曜日、月)と高精度のムーンフェイズ表示(月相と月齢)を機能させます。また、ムーンフェイズの表示は、一般的な機構が3年毎に修正を要するのに対し、122年に一度で済むという並外れた正確さです。ゴールド製の針と、2面のファセットを刻む針を配したシルバーオパーリン仕上げの文字盤は、日付をブラックのセンター針で表示する一方で、曜日と月名の表示を文字盤の外周に配置する異例のレイアウトによって個性を際立たせています。
トラディショナル・トゥールビヨンとトラディショナル・コンプリートカレンダー:
コレクション・エクセレンス・プラチナ
ヴァシュロン・コンスタンタンは、「トラディショナル」の新作にハイライトを添える特別モデルとして「コレクション・エクセレンス・プラチナ」バージョンを2つ用意しました。
2006年以来「コレクション・エクセレンス・プラチナ」を通じて、最もシンプルなモデルから最も複雑なコンプリケーション・モデルまで、広範に及ぶ特別限定品をコレクターの方々に提供してきましたが、この名声を誇るコレクションのデザイン的な特徴は、ケースはもとより、4時と5時の間に“Pt950”のホールマークをシークレットシグネチャとして刻んだサンドブラスト仕上げの文字盤、フォールディングクラスプに至るまでプラチナ950が用いられ、ダークブルーのアリゲーターレザーストラップさえも、プラチナ950とシルクの糸で手縫いされている点です。
希少なプラチナによっていっそう魅力を高めた「トラディショナル・トゥールビヨン」は25本、「トラディショナル・コンプリートカレンダー」は100本が限定製作されます。
トラディショナル・トゥールビヨン
プラチナと18KPGの2素材展開、径41mm、厚さ10.4mm、自動巻き、自社初の超薄型自動巻きトゥールビヨン(ペリフェラルローター採用)
<税抜予価>時価 【SIHH現時点1860万円(プラチナ)、1480万円(18KPG)】
<入荷予定>2018年2月以降
トラディショナル・コンプリートカレンダー
プラチナと18KPGの2素材展開、径41mm、厚さ10.72mm、自動巻き
<税抜予価>760万円(プラチナ)、439万円(18KPG)
<入荷予定>2018年2月以降
MODELS :
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