グルーベル フォルセイ 2019新作イベント at ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ神戸 レポート

 By : CC Fan
昨日の"フレンズ"ディナーの興奮も冷めやらぬ中、取り扱いを行っているカミネさんのホームグラウンドである神戸に移動、旧居留地のラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ神戸で行われた新作イベントに参加させていただきましたのでレポートします。

旧居留地の外国人住宅をそのまま使用したホームレストランでアットホームな雰囲気で行われました。

ディナーに先駆け、グルーベル フォルセイの傑作たちがお出迎え。



左からコンテンポラリーテンプのダイヤモンドバージョン、ディファレンシャルイクアリティー、GMTアース、コンテンポラリーテンプ、QP イクェーション。
上下逆ですね…



これだけが勢ぞろいすることはなかなかないでしょう…
コンテンポラリーテンプはカミネさんがNo.7をオーダー済みで入荷は2019年6月とのこと。



シグニチャー1とダブルトゥールビヨン30°テクニック。

マエストーゾで時を確認していると声をかけられ、以前のイベントの様子をゲストブログに投稿してくださったAtarassyさんとお会いできました。
"もしかして?と思ってマエストーゾで分かった"とのことで、しばしお話を…
同じくゲストブログを投稿してくださるharuさんとも初めてお会いできました。



めったに見られない傑作に皆さん興味津々。



2階に移動しディナーが開始されます。
我々は"プレス席"でしたが、対面は尊敬するジャーナリスト氏、緊張しました。

ステファンと上根社長から挨拶が行われディナーがスタート、今年グルーベル フォルセイは創立15周年を迎える節目の年だそうで、おめでたいです。



昨日と異なり食べながら時計を見るのは流石に行われず、ディナーに集中。
途中から、ジャーナリストの篠田氏とステファンのトークショーが行われ、"理解しづらい"魅力が説明されました。

料理の写真を…



カワハギのマリネと、スイス伝統料理のラクレット。



フォアグラとイチゴの組み合わせ。



フランス料理では珍しいソーセージ。
バーゼルの前夜祭だ!とグルーベルサイドが盛り上がっていました。



サーモンとワカメのソース。



神戸牛 シンタマのロティ。



篠田氏とステファンによるトークショー。
いかに理想に対して妥協なく作品が作られているかということを丁寧に説明していきます。



デザート、丹波ヨーグルトソルベと桜。



タルトショコラ。

さて、ディナーも終わり、もう一度1階へ戻って作品を拝見しながら歓談…というスケジュールでしたが、その前にトークショーが終わったステファンに近づきます。



いつものやつを。

昨日のデテントに加え、今回は高振動を持ってきました。
ケースの色が違うね!とのこと。



食い入るように観察するステファン。
精度を追求し、丁寧で妥協のない作品づくり、機構部分への徹底的な仕上げと高精度への追求という点ではシンパシーを感じるのではないでしょうか。
デテントと違いスイスレバーの高振動は"証拠"こと歩度測定器の測定結果レシートも披露し、"これは我々の時計と同じく極限の精度を追求している"というお褒めの言葉をいただきました。



こちらも撮影の栄誉です。
時計師のデイビッドによろしく!



というわけ?でディナーは終了。



作品を好きなだけ堪能できる時間がスタート。



個人的に最も"グルーベルフォルセイらしい"と感じる永久カレンダーQP イクェーション、一切のエクスキューズ(言い訳)がなく、本当に使える永久カレンダーです。
日付・曜日・月・うるう年表示・西暦(裏面)がすべて連動し、リュウズの前後操作で"今日"にあわせれば設定終了という素晴らしき使い勝手。
永久カレンダーは一度止めると設定がめんどくさく、日付だけ合わせて使いまた止めてしまう…という問題に対し、これであれば日付を合わせればそれで設定完了です。

写真の状態はかなり意地悪く、切り替えの途中で止めた状態。
数字は10の桁と1の桁をそれぞれ別のディスクで表示するいわゆるビッグデイトになっています。



コンスタントフォースによるステップ運針を行う、ディファレンシャルイクアリティー。
香箱にブランド名を記載する、地板そのものが文字盤を兼ねるなどコンテンポラリーテンプと同じデザインコードが盛り込まれています。



最もシンプルなシグニチャー1。
他のグルーベル フォルセイの作品とは異なったデザインコードですが、細部の仕上げはもちろん一切の妥協がありません。



GMT アース、まるで地球が時計の中に浮いているような表現がベゼルレスのサファイアクリスタル風防によってさらに強調されます。

一つのプッシャーでセカンドタイムゾーンの設定(押すたびに1時間動く)、ホームタイムの修正(押しっぱなしの状態で、リュウズを操作するとホームタイムだけが動く)を兼ねます。
さらに、一度ホームタイムとワールドタイムを同期させれば、あとはすべて連動して動きます。



もちろんどれも素晴らしい、"アトリエ"を訪れ、何度も話を聞いて"相対的には"適切な価格とは思います。



"ステファンが腕につけてるよ"と言って貸してもらったアートピース エディション イストリーク。
鮮烈なブルーが映えます…



話は尽きず…ドアクローズは21:00の予定でしたが、気がつけば22:00!
流石に一旦中締めという形で上根社長の挨拶でイベントは終了。

考えてみれば、今週はもう一回(バーゼルで)会う訳で、再会を約束し別れます。
そして、"イベントシフト"でこの記事を書いたので寝ます…

関連 Web Site

グルーベル フォルセイ
http://www.greubelforsey.com/en/

カミネ旧居留地店
http://kamine.co.jp/shop/maison/