北斗七星輪列なんですね

 By : @kikuchi
2013年から3年(3回)にわたって刊行してきたMOOK「ドイツ腕時計」を今年はお休みしました。
理由は単純で、ネタが尽きた!わけではありません。これはというテーマが思いつかなかったというのが正直なところです。 来年は出したいなぁ〜、と思っておりますが・・・。

そんなわけで、いまこんなものを作っております(笑)
「ゼロからわかるドイツ腕時計」
これは、11/30売りのパワーウオッチ1月号が15周年記念号のため、その別冊付録として制作しているもので、MOOK「ドイツ腕時計」のダイジェスト版として、B5版、52ページの小冊子に仕上げます。 この小冊子、1月号は本誌も200ページ超えのため編集部は手が回らず、実はわたくしめがせこせこと作っているのでございます(^-^;。

●表紙は、ほぼこんな感じ

そんななかで「へぇ〜」と感心したドイツ時計を見つけました。
以前、SNSでもちらっと触れましたが、ドイツ・グラスヒュッテの時計メーカー、ヴェンペ(輸入元はシェルマン)のクロノメーターヴェルケのトノーモデルです。

クラシカルで素敵なお顔じゃありませんか。しかも価格は税込73万4400円。
自社ムーヴでこの価格はなんとも良心的ですよね。

でも、私が感心したのは表というよりは裏側なんです。
シースルーバックから見られるこの光景。ゴールドシャトン式のビス留めの並びを見て何か思い浮かびませんか。 そうなんです。ひしゃくのカタチになっているのがわかりません? 北斗七星輪列と言っているそうですよ。
なんかロマンチックじゃないですか! 思わず感心してしまいました。

このCW1というムーヴメントは、ツインバレルで80時間パワーリザーブ。開発にあたっては同じくグラスヒュッテの時計メーカー、ノモスが技術協力したようです。残念なことに、このCW1はすでに製造を終了してしまったとのこと。もうシェルマンさんにある在庫分で終わりだそうでございます。

http://www.shellman-online.jp/products/list.php?category_id=502