YOSUKE SEKIGUCHI「プリムヴェール」2026年モデルはシャンルベ技法のローマンとアラビアインデックス~ブランド5周年モデルも予告

 By : CC Fan

Watches & Wondersシーズンに合わせてル・ロックル在住の関口陽介氏のアトリエにお邪魔し、2026年の新作についてのお話を伺いましたのでレポートします。



年ごとにイヤーモデルとして新しい表現を提案するプリムヴェール、2026年モデルは2025年に好評だったシャンルベ技法で作られたローマンインデックスと深紅のエナメルを組み合わせた「ガーネット」のホワイトゴールドケース、そして同様の技法でアラビアインデックスとブラックエナメルを組み合わせたイエローゴールドケースの二種類です。

2025年のローズゴールドケースの「ガーネット」は2025年限定でしたが、今回のホワイトゴールドケースは年度限定とはしないそうです、ただし関口氏がの徹底したこだわりで「すべて自分」のため、年間に生産できる量はトータルで10本程度になるだろうとのこと。



2025年のローズゴールドと、シャンルベ技法で金属が露出しているインデックス自体は無彩色のシルバーカラーで、同じ仕様とのことですが、ケースの色を反射して表情を変わるため印象がまた違います。
名前にもなっている天然石の「ガーネット」を思わせる深紅の文字盤です。



同様の技法でアラビアインデックスにも挑戦した新しい文字盤。



一見するとフラットなため印刷のように見えますが、エナメルの表面張力と金属光沢でシャンルベ技法によるものだ、と分かります。
しかし、それを声高らかに宣言するようなデザインではなく、あくまで古典に忠実です。

基本に忠実なローマンに対し、アラビアインデックスは古いフォントをアレンジしたという「ユニーク」のものです。



直線で構成されたローマ数字と違い、曲線的なアラビア数字は5分毎の「重なり」が分かり辛い、と考え数字の頭に小さな補助点を打つ心遣いも。
曲線的なインデックスに隙間なくシャンルベ技法でエナメルを充てんするのは大変そう…



今まではローマンインデックスのものだけだったので、アラビアインデックスは初めての挑戦です。



ムーブメントの仕上げは細部がどう、とかではなく全体から感じられる「凄味」みたいなものとしか言えないです…



デザインの元となったというアンティーク文字盤と、
数字の端が「くるん」としています。
元々は描き文字でしたが、シャンルベ技法で実現というのは素晴らしい。



「頑丈」さのために厚みも…



2025年モデルの中でも頭一つ飛び抜けていた、と感じたシャンルベ技法のインテックス文字盤、2026年はさらに新しい表現を見せてくれました。



素晴らしい!

YOSUKE SEKIGUCHI
Le Locle
Primevère2026
Ref.39WG-GAWG
Ref.39YG-BKPAWG


2026年新作以外の情報も合わせて…

2008年からル・ロックルを拠点に活動してきた関口氏、つながりの深いル・ロックルのYouTubeでインタビューが公開されました。



機械翻訳ですが、「私の街、私の故郷」「もう自分は日本人ではないし、かといって完全にスイス人でもない。ここではただの自分なんだ」というのが示唆的ですね…

今年のイヤーモデルとは別にYOSUKE SEKIGUCHIブランドの5周年として、エナメラーのバスチャンさん(ランディ・ブルー)とコラボしたエナメルミニアチュール文字盤の記念モデルが進行中だそう。



検討中のデザイン、イニシャルのYSと花を意匠化したロゴをプリムヴェールの名前の元であるサクラソウで表現しています。



いただいたお土産に蝋で押されたロゴ。



今回は2日構成で…



グランドセイコーKodoのコンスタントフォーストゥールビヨンを手掛けた川内谷さんがアトリエを訪問、こちらは後ほど別記事で…