日本橋三越本店 「ウォッチギャラリー」リフレッシュオープン&三越ワールドウォッチフェア プレビュー・レポート

 By : CC Fan

本日(8月21日)、「ウォッチギャラリー」として、29年ぶりのリフレッシュオープンを果たす日本橋三越本店の時計サロン。
そのお披露目とオープンと同時開催される三越ワールドウォッチフェアのプレビューに参加させていたいたので、レポートします。



”ギャラリー”の名前の通り、アート作品のように自由に鑑賞できるオープンな空間を実現、”販売”の要素が強かった対面式の陳列から改められています。
また、数年前の三越ワールドウォッチフェアから取り組んできた独立時計師をよりフィーチャーしたスペース「Cal.BAR(キャリバー)」を中央に設けるなど、個人的にも興味深い取り組みが行われています。

単一ブランドのブティックにない利点として、包括的な知識を持つカテゴリースペシャリストを配置、ブランドの垣根を超え、様々な提案が行えるそうです。



Cal.BARの裏手には独立系の”つくり手”の写真が飾られ、”作り手の顔の見える作品”という独立系の特徴を表しています。



日本橋三越店長の牧野伸喜氏よりご挨拶。
三越の伝統のおもてなしの心をもとに新たなるサービス・価値を提供したいと述べられました。



特選営業部 部長 城所知亨氏からも、ご挨拶と三越全体の取り組みについて。



時計マーチャンダイザーの渡辺健司氏より、ウォッチギャラリーというコンセプトについての詳細な説明があり、以前にもまして独立系に力を入れていく方針が語られた。
冒頭に述べたように、ギャラリーの名前に込められた意味は単なる販売だけではなく、時計にまつわる歴史・文化・技術を伝える場としての意味もあるとのこと。
また、今回の三越ワールドウォッチフェアにあわせ、フランクミュラーのスーパーコンプリケーション、エテルニタスメガ4(3億円オーバー)が来日していると伝えられました。



Cal.BARはその名の通り、バーのようなデザイン。
カウンターに座りながら、ゆっくりと時計を楽しめます。



ラング&ハイネ(Lang&Heyne)とアトリエ・ド・クロノメトリー(Atelier de Chronometrie:AdC)を並べて…



ウルバン・ヤーゲンセンのゴールド文字盤。
世界限定50本。



ムーブメントはレバータイプ。



この文字盤!



ユニークな点として、大手ブランドのブティックはブティック内をそのブランドの世界観で統一しながら、ギャラリー全体でも統一した世界観を表現していること。
左がジャガー・ルクルト、右がランゲ&ゾーネの展示ケース、このように什器は統一され、ギャラリーの世界観を崩さないようにしています。



パネライ。



Independent Watchmakers



統一した世界観で展示される各ブランド。





なるほど…



エテルニタス・メガ4、337,000,000円。
グラン・ソヌリを含む36個の機能を搭載とのこと。



ブレゲにはNo.5の懐中時計が展示。
クオーターリピーターを備えた古典の復刻。

取り急ぎ、画像中心の速報ですが、ワールド・ウォッチ・フェア期間中はイベントも盛りだくさん(公式サイトにてスケジュールが確認できます)なので、随時、ニュースをアップデイトしていきます。




第22回三越ワールドウォッチフェア 時の邂逅
8月21日[水]~9月3日[火]:日本橋三越本店 本館6階 ウォッチギャラリー
8月21日[水]~26日[月]:日本橋三越本店 本館7階 催物会場 ※最終日は午後6時終了