テクニカルウォッチメーカーショー2020は ”キャンセルまたは秋に延期”。さらにジュネーブ州が集会の人数を100人に制限~ローカルコミュニティでの感染を抑制する狙い

 By : CC Fan


少し前にお伝えしたB2B展示会テクニカルウォッチメーカーショー、の続報です。

やはりというかなんというか、新型コロナウィルス(COVID-19)の影響を考慮し、(元)バーゼル期間での開催はあきらめることになったようです。

プレスリリースがフランス語しかないので、以下、Google翻訳による抄訳を。


「新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大を考慮し、テクニカルウォッチメーカーショー委員会は、衛生規則を遵守し、出展者と訪問者の安全を維持する目的で、ラショードフォンで4月28日から5月2日まで開催される予定だった2020年エディションを放棄することを決定しました。

 一方で、組織委員会は秋までこのエディションを延期する可能性に取り組んでいます。」

既にコンタクト済みでしたが、展示会自体がなくなってしまいました…
はてさて、どうしたものか。

そしてもう一件、海外特派員(仮)からの情報で、ジュネーブ州が100人以上の集会を禁止する決定を行ったとのことです。

La Liberèが報じた情報によると、ジュネーブ州がスイス連邦評議会が定めた1000人以上の集会を禁止する命令に加え、ジュネーブ州内での集会を100人までに制限する(ただし、映画館やショーなどでは1席ずつ開けることで人の間隔を1.8m以上に保つことによって適用されない)こと、そして参加者100~1000人のイベントを行いたい場合、州と医師に相談し充分な予防策がとられているか確認し、不十分と判断された場合は取りやめの命令が下ることもあるとされています。

この規制の強化は、現在コロナウィルスが外から持ち込まれるフェイズは終わり、すでにローカルコミュニティでの感染が支配的であり、人が集まることによる感染拡大、およびそのパニックによる医療崩壊を防ぐための狙いがあるようです。

同時に経済への悪影響も認識されており、様々な経済支援策、教育・労働の連続性を保つための政策が行われる…とされています。

さて、これで気になるのは小規模の分散型なので連邦評議会の命令には当たらない、としていたジュネーブウォッチデイズへの影響です。
報道によれば適切な予防策を取れば大丈夫なようですが、分散型ですべての会場に適切な用意はできるのでしょうか…?

続報があり次第フォーローしていきますが、スイスではまだまだ予断を許さない状況が続きそうです。